「どうしたらいいと思う?」
先日、年下の女の子に悩みを相談された。
「どうしてこんなこと言われないといけないのか?」と
涙していた子に、
こうした方がいいよと私はアドバイスした。
でも、
その子には響いてる感じもなく。
周りにいた他の人はその子に、
気にしなくていい。
気にするのは時間がもったいないよと
言ってた。
表情は曇ったままで、
気をつかってなのか笑顔の女の子。
どうしたらよかったのか・・・
数日考えて、以前読んだ本の言葉を思い出した。
「一つの意見として尊重されることで、
自分という存在が認められていると感じます。
存在を認められている安心感が、
主体性を生み、
行動し表現する自信に繋がるのです。
そして、
自分を大切にする心、自尊心を育みます。」
(SMARTゴール/著:ボーク重子)
私はあの時、
『どうしたらいいと思う?』と
聞いてあげれば良かったなと気づいた。
悩んでいることに対して
自分がどう思い、
どう解決に向かったらいいと思うのか、
相談した相手にどんなことを聞いてみたいと思っていたのか。
悩みを相談された時、
私は「解決してあげなくちゃ」と
思ってしまっていた。
だから、「こうしたらいいよ」と
さっとアドバイスをした。
でも、違うよね。
逆の立場だったら、
私が相談をしている立場だったら
ただ話を聞いて欲しかっただけかもしれないし、
自分が考えていることを質問して聞いて欲しかった
かもしれない。
まだまだだな・・・と思いながら、
また次に同じようなことがあった時、
まず最初に「どうしたらいいと思う?」と
聞くようにしようと思う。