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引っ越しって、健康的な状態じゃないから。

引っ越し作業って、ちっとも健康的な状態じゃない。
精神的にも肉体的にもボロボロになる。

だから、転勤前後に心や体が悲鳴を上げるのはちっとも弱いことじゃないし、むしろそうなって当然なのでしっかり休まないといけないんだよ、本当は。

健康の定義

WHO(世界保健機関)では「健康」をこう定義しています。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

転勤での引っ越しって「肉体的」「精神的」「社会的」に満たされた状態じゃないよね、って思うんです。

まず、引っ越しが肉体的に疲れるってことはたやすく想像できるよね。

あちこち事務手続きにかけまわり、家を探しに移動を繰り返し、夜遅くまで荷造りに追われる。

で、もちろん精神的なゆとりがあるわけもない。

常にタスクに追われ、新しい環境への不安や期待、別れの辛さ...もういろんな感情でいっぱいいっぱい。

ここまでで、すでになんだか悲惨な状況。

さて、残るは「社会的」に満たされるという部分。

マズロー(心理学者)の5段階欲求でいうところの「社会的欲求」にあてはめて考えると、家族や仲間、組織などに所属して安心感を得られているのが社会的に満たされているという状態。

転勤で単身赴任するなら家族と引き離されることになるし、家族帯同するのだって今まで築いてきた友達や仲間、職場とのつながりが断たれることになる。

健康の定義をフルで満たしていない状態なんだ。

「望んでいない引っ越し」という追い打ち

この引っ越しがね、自分で決めたわくわくするものなら全然いいの。

理想の土地に建てた自分の家に引っ越す!とかね。

でも転勤なんだもん。引っ越し自体が望んだものじゃないってところがもう辛いよね。

時期も、場所も、自分で決めたわけじゃないんだもの。

意識的に休養をとって、そして自分を褒めよう!

こんだけ健康から離れた状態なんだから、引っ越しでちょっとでも辛く感じたら意識的に休もう!

転勤での引っ越しなんて短い期間でやり遂げなきゃいけないってのはわかってるけどさ。

「自分は今、とても健康じゃない状態なんだ」って自覚するだけでも少しは違うと思うの。

そして、「自分、よくやってるよ!」って自分を褒めよう!

実際、よくやってるんだもん。

この春わが家も辞令が出るのか出ないのかまだわからないけど、次の引越しでは「休養と褒め」を積極的にやっていきたいと思います。

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れみふく | 書く元転妻
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