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碧の夢 -第一章・大樹の少年と竜の少女-

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碧の夢、第一章です。 クソ長い話が、やっと始まりました。
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竜を見た少年

海原は広く、偉大で広大だ。
水を泳げば魚や貝、たくさんの生命に触れられる。そこから食糧・調味料・飲料水から様々に用途のある材料まで、とにかく必要なものはほとんど揃う。

だから、彼は海から離れた事など無かった。

海の恵みがあれば、特別他に何か求めるものも無い。平凡ながらに満ち足りた生活に、少年は何の不満も疑問も抱かなかった。
ヒトの話には尾びれ背びれが付いて回る。そのこともよく知っていたから、噂

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序説

曰くーー。

何処にも存在しないエネルギーなど無く、どれも等しく何処にでも存在しているとの事。

火・水・土・風・光、闇でさえ同じ。

存在する理由を問わず存在する意味だけを認め、その複雑怪奇に絡み込んだ糸を解く事さえ叶えば、全ては等しく在る事が出来る。

数多の力に、数多には寄らぬ力を。

廻る星の如く生命は巡り、繋がり続ける世界。

存在の意味を理解した賢者は、時も場所も構わず全ての力を統べる

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