【グラスゴー】ROCK聖地巡礼の空振りからの奇跡!TRAVISと出会う旅
US Rockも好きですが、UK Rockも大好物😋
どうも、Sachiです。
UK Rockの中でも、イギリス北部スコットランドもまた、良バンドの宝庫です。
というわけで、今回わたくし行ってきました!
スコットランドのグラスゴーへ!
今回の日程は、7月12日(金)から7月15日(月)までの3泊4日。
昨年から続くマイブーム、弾丸旅行です。
ガーッと行ってガーッと回ってガーッと帰ってくる!
このシステムにもだいぶ慣れてきました笑。
ただ今回は意外にも、行きたい場所、体験したいことを予め考えてから出発しました。
noteを始めてフリーライターにもなった今、ネタを集められるだけ集めようと思いまして。
だけどやっぱり、旅というのは何が起こるかわかりませんね。
今回も結局、バッタバタに終わった珍道中でした…。
それではいってみましょー!
スコットランド出身のバンド
私が好きなバンドの中にも、スコットランド出身のバンドが結構います。
まず、The View!
いの一番にThe View出してくるあたり、ほんとすみません笑。(いやだれにw)
前回のVampire Weekendの記事書いた後ぐらいから、我が家ではThe View月間が始まってまして…。
なんならこれを書いている今も聞いてたりします。
スコットランド行こう!と決めたのは、The View月間だったからなのか。
スコットランド行こう!って決めたから、The View月間になったのか…。
卵が先か鶏が先か、みたいな笑。
そんなThe ViewはDundee(ダンディー)出身。
スコットランドのエジンバラよりもう少し北にある街の出身です。
グラスゴーには全然かすりません笑。
The Viewは今年6月におこなわれていた、Liam GallagherのDEFINITELY MAYBE 30 YEARS UK/Dublin Tourに、サポートアクトとして帯同していました。
◇ ◇ ◇
グラスゴーじゃないけど、スコットランド出身のもう1つのバンドといえば、ゲーム「FIFA 21」のサウンドトラックに起用された新進気鋭の若きインディーズバンドThe Snuts。
彼らはWest Lothian(ウエスト・ロージアン)という街の出身です。
こちらもグラスゴーにはかすりもしません笑。
The Snutsは、昨夏のSUMMER SONIC 2023の初来日の後、今年2月にリリースした3rdアルバム『Millennials』を引っさげ、5月に初の単独来日公演を果たしています。
◇ ◇ ◇
お待たせしました。
続いてグラスゴー出身のバンドがこちら!
まとめて一気にどうぞ。
Mogwai
Primal Scream
Franz Ferdinand
「女の子が踊れるROCK」のモットーは、今も続いているのかな?
The Fratellis
1stアルバムを聴いた時の大衝撃は、未だに忘れられません。
最近はめっきり活動していないみたいなので、ちょっと心配。
そして、グラスゴー出身のもう1組が、TRAVIS。
TRAVISは、今月7月12日に10枚目のスタジオアルバムとなる『L.A. Times』をリリースしたばかり。
そしてなんと、7月24日、フロントマンのFran Healyがスペシャル・ソロ・アコースティック・ライブで来日公演しますね!
ある日突然真っ赤っかヘアーになっていたFranには驚きましたが、澄み渡るような歌声は相変わらず顕在。アコースティックライブに行かれる方は、あの歌声をぜひ楽しんできてくださいね♪
音楽の街、グラスゴー
若い頃から「オシャレな国だなー」なんて憧れていたイギリスが、ROCKにのめり込んでからは、「いつか必ず行きたい!」と現実的に夢見るようになり、その中でも特に行ってみたい!と思っていたのがスコットランドのグラスゴーでした。
「スコットランド行くなら、エジンバラでしょ!」と、ここスペインでもよく言われます。エジンバラは風光明媚で古い街並みも凄まじく美しい場所ですもんね。
私だってお金と時間さえあれば、エジンバラも、なんならスコットランド軽くグルッと2周ぐらい周ってみたい!
でも、わかってないなーみんな。
グラスゴーの良さを。
ちなみに私は、日本人選手を大量に歓迎してくれているセルティックFC🍀⚽のファンではありません笑。
「なぜグラスゴー?」と首を傾げる人多数の中、今回の弾丸旅は決行され、結果…、
いやー、本当に行ってよかった!
マジでカッコいい街だった!!
「しびれる」ってこういうことを言うんだねと、何度思ったことか。
常に音楽で溢れている
グラスゴーは、ぶっちゃけ小さい街です。
地下鉄は、街を南北にぶった切るRiver Clydeを挟んで、山手線みたいな環状線1本のみ。
1周30分たらず。
中心街は、ザ・ヨーロッパ!な重厚な建物や銅像と、近代的なショーウィンドウやバス停、街灯なんかがイイ感じに混在しています。
安定の曇天と、黒ずんだレンガの建物が立ち並ぶこの暗々とした風景が、ROCKの国イギリスだなぁとしみじみさせてくれます。
そして、ちょいちょい見かけるROCK要素。
こんな風景だけでも鼻血止まらんほどカッコいいのに、なんたってここはグラスゴー。
何がすごいかって、コレですよ、コレ。
行く先々でストリートミュージシャンに遭遇するんです。
街の雰囲気に酔いしれちゃってるから良く聞こえるのか、それともやっぱりこの街のROCKスピリットが崇高だからなのか、もうみんな上手!
楽器を持たずに歌声だけで勝負している人も、やっぱり上手!
日本の友人が以前スペインに遊びに来た時、「いちいちオシャレ!散歩されてるワンコすらオシャレ!」って、終盤半ギレで「オシャレ」連呼してたのをつい思い出しました。
もうね、グラスゴー、いちいちカッコいい!
歩道に散乱してるゴミすらカッコいい!笑。
ROCKの聖地巡礼
歩けば歩くほど、次々に聞こえてくるストリートミュージシャンの粋なROCK。
見渡せば何らかのROCKブツ。
ついつい足を止めては写真撮ったり動画撮ったりチンタラしてたんですが、そうだった!
これは弾丸旅!
時間は限られている!
予習してきた目的地に行かねば!!!
グラスゴーのROCKな聖地…。
そう。
それは、ライブハウスです。
《Barrowland Ballroom》
中心街から東へ東へ、Tolbooth Steeple(トルブースの尖塔)を横目に歩いていくと、Calton地区に辿り着きます。
そこに突如現れるのが「Barrowland」の大きな文字のネオンが付いた建物。
それがBarrowland Ballroom(バロウランド・ボールルーム)です。
オリジナルの建物は1934年に建てられましたが、1958年に焼失し1960年に再オープンした歴史を持つ建物です。
ビルの中にはレジャー施設や大きなコンサートホールがあり、これまでR.E.M.、Oasis、The Cure、The Smiths、Green Day、U2、Blur、Bob Dylan、David Bowie、Iggy Pop、Metallicaなどなど、数多の名立たるアーティストたちがここのステージに立っています。
私がここに行ったのは、7月13日(土)の昼間だったので、残念ながらこの象徴的な巨大ネオンがライトアップしているのは見れませんでした。
残念だったのはそれだけではなく…。
実はこの日、Barrowland Ballroomでは何のライブも予定がなく、休館日でした。
せめてオフィシャルグッズを買おう!と一部開いていた1F部分に入ってみましたが、内部はまるで中野ブロードウェイ。
ひしめくショップを巡り巡ってもオフィシャルグッズを売ってるらしきショップが見つからず、適当なお店で聞いてみたところ、今日はBarrowland Ballroom本体が休みなので、ショップも開いていないとのことでした。
まじかー。ここまで来たのにー。
よし!次だ、次!
…と、気持ちを切り替え次なる場所へ向かったのですが、今、まさに今気がつきました。
Barrowland Parkに行くのを忘れたことを。_| ̄|○
Barrowland Parkは、先ほどのTolbooth Steepleを通り過ぎて間もなく、Barrowland Ballroomに向かう道すがらにある小さな公園です。
この公園にはカラフルなレンガで作られた小道があり、そのレンガにはこれまでBarrowland Ballroomでライブをしたアーティストたちの名前と日付が刻印されています。
しくったー!!!
《King Tut's Wah Wah Hut》
今回の弾丸旅の最大の目的は、このライブハウスを見に行くことだったと言っても過言ではありません。
OASISファンであれば「あぁ、あそこね。」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
King Tut’s Wah Wah Hut(キング・タッツ・ワー・ワー・ハット)です。
今回の旅では、現地の人とお喋りする機会が何度かあり、「ROCKが好きでグラスゴーに来た」と話すと、ほとんどの人に「じゃあ、King Tut'sはもう行った?」と言われました。
そして、「OASISの今があるのはグラスゴーとKing Tut'sのおかげだからね!」と。
当時、世界的にはまだ無名だったOASISの、現在の(まぁ現在はある意味悲しいことにはなってますが)地位を築く未来を決めたのは、King Tut's Wah Wah Hutでのライブだったと、グラスゴーの人々は胸を張って言います。
OASISと同じ時期、The VerveとRadioheadもこのライブハウスで演奏しており、彼らも今や偉大なバンドとして世界に認知されているのは周知のとおり。
以降、Biffy Clyro、Coldplay、Beck、Blur、White Stripes、The Strokes、Franz Ferdinand、Paramoreなどなど、多くのバンドがここで演奏しています。
例えば今私が「いいわぁ~✨」と目を輝かせて聞き惚れているバンドたちは、ほぼ皆このライブハウスでの演奏を経験しているんじゃないでしょうか。
King Tut's Wah Wah Hutで演奏することは、ある種のステータス、成功するための登竜門のような、誇りや願いを抱いて、今日も変わらず多くのバンドがここを訪れています。
ちなみに、Liam Gallagher初のソロアルバム『As You Were』(2017年リリース)に収録されている『Come Back To Me』のPVは、King Tut's Wah Wah Hutで撮影されました。
リアムも歌っていたKing Tut's Wah Wah Hutの目の前に、今自分がいるなんて信じられない!!!
さて、それでは中に入ってみましょうか…。
…って、開いてなーーーーい!!
閉まってるーーーー!!
だよねー!
やっぱりですよねー!
King Tut’sも今日、休みでしたもんねー!_| ̄|○
そうなんです…。
実はこの、7月12日~14日までの週末、グラスゴーのライブハウスはおもしろいぐらいどこもライブの予定がなく、お休みだったんです💧
この時期は、ちょうどヨーロッパ各地でフェスもおこなわれているため、有名どころのバンドは各地のフェスに引っ張りだこ。
ライブ見たかったのなら、むしろスペインにいた方がお気に入りバンドをよっぽど拝めたかもしれません。
TRNSMT Festival真っ只中のグラスゴー
行く先々のライブハウスが休みだったこの日、グラスゴーでは誰もライブを開催していないわけではありませんでした。
7月12日~14日のこの3日間、なんとグラスゴーではTRNSMT Festival(トランスミット・フェスティバル)が開催中でした。
初日のヘッドライナー、見ました??
Liam Gallagherですよ?!
ぎゃーーー!!!
見たかったけど、リアムのチケットはすでにSOLD OUT!
しかもその日は私がグラスゴーに到着する日で、到着時刻は深夜23時過ぎ!
無理にもほどがある!!!
フェスの気分を味わうだけでも…と、別日の別アーティストのチケットを買おうか悩みましたが、すでに予定を詰め込んでいたのもあり、今回は泣く泣く参戦をあきらめました。トホホ。
ROCKが好きでグラスゴーへ来たのに、肝心のROCKが聞けないという、(私らしいと言えば私らしい)詰めの甘さ。
でもね皆さん、ここは音楽の街グラスゴーですよ。
ROCKの聖地、グラスゴー!!
ROCKの神は、こんな詰め甘々の私を見捨ててはいなかった!!!
グラスゴーの街にTRAVIS現る!二階建てバスで!
この日私は、グラスゴーの中心街へ行く前に、University of Glasgowを見学したり、Glasgow Botanic Gardensで優雅にランチしたりしていました。
そしてあの山手線的Glasgow Subwayに乗ってBuchanan Street駅へ行き、音楽に溢れたグラスゴーの街を惚れ惚れしながら、TRNSMTに向かう若者たちを羨望とガッカリの眼差しで追いながら、George Square(ジョージ・スクエア)という広場をめざして歩いていました。
広場が見えてきた頃、なんだか聞き慣れた透明な歌声と駆け寄っていく人の波!
モスグリーンの二階建てバスに薄っすら見えてきたTRAVISの文字!!!
え?
まじか!
なんで?
え?
まじで?
なんで?
エンドレスリピート呟きで、だんだん駆け足になる私。
TRAVISがいるーーーー!!!!!
この時の様子、Xで動画を投稿しております。
ぜひご覧ください。
ニューアルバム『L.A. Times』をリリースしたばかりのTRAVISは、プロモーションのためにこの週末、オリジナルダブルデッカーバス(二階建てバス)で地元グラスゴーの街を巡回していたのでした。
この日はちょうど13時頃にGeorge Squareに停車して、バスからゲリラライブを開催予定でした。
そういえば、前日の金曜日、グラスゴーへ出発するドタバタの中でTRAVISからメルマガが届いているなということまでは気付いていました。
でもメールの中身を見ないままグラスゴーへ飛び、土曜日のこの日、George Square前でのこの瞬間を迎えたわけです。
後日そのメルマガを見てみると、「We will have a Travis double decker bus driving around Glasgow this weekend!」と。
そんなことはつゆ知らず、のらくら散策してGeorge Squareに向かった先がこのミラクル!
あぁFran、真っ赤な髪の毛いじり倒してごめんなさい。
あなたのその目立つレッドヘアのおかげで、あの人だかりの中、私はあなたたちがGeorge Squareで歌っているのを見つけることができました。
おわりに
長文、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます!
いかがでしたか?
グラスゴー、カッコよすぎでしょ?
グラスゴーには間違いなくROCKの神がいました。それもレッドヘアの神が。
驚異的な円安で、欧米への旅行はますますハードルが高くなる昨今ですが、機会があればぜひ、グラスゴーを訪れてみてください。
今回はROCKにまつわるグラスゴーの弾丸旅の模様をお送りしましたが、ネタ、もうちょっと仕込んでおります…笑。
また近いうち、別の視点からもグラスゴー、スコットランドの話題をお届けしたいと思います!
ぜひお楽しみに♪
最後は、リアムが歌う『sad song』をガンガンにかけながらスコットランドの田舎道をドライブするっていう、もう、カッコよすぎてなんなん?!ってな状況をおすそ分けして、Good bye!
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