【スペインの日常から¡Hola!】和牛とWAGYU ~オシャレスーパーに行くの巻~
お昼ご飯を食べるか食べないか迷った結果、食べずに行こう!と自転車にまたがり、我が家からいちばん近いショッピングモールのオシャレスーパーへ。
ここ最近のバレンシアはもうすっかり春!と言っても過言ではないんじゃないかというほどの陽気。
容赦ない日差しで、日焼け止めを塗ってこなかった&だいぶ着込んできたことを激しく後悔します…。
今回向かった、私が“オシャレスーパー”と呼ぶこのスーパーは、いわゆるデパ地下スーパーで、ちょっと値段は張るものの品揃えが豊富。
だからたまに行くのです。
ちなみに今日のお目当てはこちら。
LavazzaとSegafredo Zanettiのバリスタマシン用のエスプレッソ粉
H&Sのラベンダー柄のシャンプー
LAY'S MEDITERRANEAS(ポテトチップス)
そして今日の教訓。
空きっ腹でスーパーは行くもんじゃない。
見るもの見るもの食いたく…いや、買いたくなる!!!
オシャレスーパーは高いし、端っから買うつもりもないのに、足は無意識にお肉コーナーへふらり・空腹の旅。
そしてWAGYU発見!
次の瞬間、値段見て腰ぬかしそうになる。
上段の箱入りお肉がスペイン産WAGYU。
225gで34.95€。
今1€が161円だから(ヒョォォエェェェ!161円なの?今??)、約5,656円!
下の段にあるこれまた箱入りお肉がアルゼンチン産WAGYU。
228gで36.47€。
日本円で約5,902円!
むりむりむりむり…。
近所の普通スーパーで1パック6€の牛肉買うのすら、「やっぱどこの国も牛肉は高ぇなぁ~」つって小一時間パックとにらめっこするってのに。
…とそんな独り言をボソボソと、目につく商品いちいち茶化しながらも二言目には「腹減ったぁ~」とお腹をさすりさすりグルっと1周。(それでも周るその根性。笑)
普段見慣れない商品が多いから、見てるだけでも楽しいんですよねー♪
和牛とWAGYUの違い
さてWAGYU、私、てっきりこれは日本から輸入されたほんまもんのMade in Japan和牛だとばっかり思ってたんですが、どうやら違うみたいで!
JETROによれば、
…で、
…のがWAGYUだそう。
ちなみにWAGYUの方は、
…んですって!
車のように和牛にも逆輸入の商品があったらおもしろそうだけど、日本が誇る全国各地の国産和牛が脅かされる事態は避けたい…。
霜降り肉は健康志向の欧米人にウケるのか?!
ところで私の周りのスペイン人たちは、牛肉だろうと豚肉だろうと、なんならjamón(ハモン:生ハム)ですら、脂身の白い部分をフォークとナイフで器用に切り取り、赤みの部分しか食べない人が多いんです。
鶏皮ももちろん残す!
信じられん!!!
私の歳からして周りのスペイン人も漏れなく年齢層が高い=脂っこいのはもう無理!という人もいます。
あとなぜか健康志向な人が多く(ジャンクフード好きは、友人の間ではもしかしたら私だけかもしれない笑)、脂身を避ける気持ちは一応わかります。
だけど、脂身を残しまくっている彼らの皿を見ると「あぁもったいない…。あれで人生の喜びの20%は損してるわ~。」と、いつも思います。
それなのに!
そんな彼らが「WAGYUって美味しいよね!」などとほざく言うから驚く!!!
どどど、どの口が言ってんねん!!とツッコみたくなる笑。
ちなみに私は、赤身肉だけだとひたすらモクモク嚙まないといけない気がしてきて全然お肉を楽しめない派。
ジューシーな脂身も一緒にジュワッと噛みしめて初めてその肉本来の味が楽しめる!と思う派です。
脂身を好むのは、それは大半は自身の好みでもあるんでしょうけど、赤身肉の中にまんべんなく脂身の白いサシが入った和牛がとっても美味しい✨(そして高価!)という、日本人ならではとでもいうのか、そういった独特の味覚と価値観が備わっているのも理由の1つだと思うんです。
だからあれだけ脂身のことを親の仇でも見るかのような眼差しで毛嫌いして、容赦なく切り捨てる友人のスペイン人たちが「WAGYUは美味しい!」とか言うのは矛盾してないか??と。
アンタらもちろん、あのまんべなく入ってる細かい脂身ぜーんぶ、チマチマ切り取って食べるんでしょうね?と、なんなら食べてるとこ至近距離で凝視してやりたいぐらいツッコみたい笑。
そういうわけで、日本発祥の(…と言っていいのかな)お肉WAGYUは、ここスペインでも人気みたいです。
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