【需要はあるのか？！】超絶個人的に厳選！10のおススメ夏フェス in スペイン！
今月はじめ、FUJI ROCK FESTIVAL’ 24の第1弾ラインナップが発表されました。
大御所Kraftwerkから新進気鋭のニューカマー、コロナ禍の中止で当時アクトが叶わなかったリベンジ組からアジア勢まで、まさにフジロックはこうでなくちゃ！な濃厚なラインナップ！気持ちはすでに苗場にトリップしているフジロッカーも多いのではないでしょうか。
ところで私はもうかれこれ10年近くスペインに住んでいますが、《自己紹介》でも書いたとおり移住と同時に自身のRock熱を冷凍保存していましたので、当然夏フェスとも無縁の生活でした。
しかし、Rock熱が再燃した今年は違います！！！
私も夏フェスに行きたい！！！
ビーチ、山、牧場…、大空の下で大自然を感じながら、大好きなバンドの曲にノリノリで拳を振り上げたい！
夕日で赤く染まる中、バラードなんか聴いちゃって酔いしれたい！
というわけで、今年開催される夏フェスを早速調べてみました。
スペインの夏フェス情報を！笑！
日本や他国に行くよりもまずは近場から笑。
※このnoteでは6月、7月に開催予定の野外音楽フェスのことを「夏フェス」と統一して表記します。
ヨーロッパで有名な夏フェス
スペインの夏フェスをご紹介する前に、ここでちょっとヨーロッパで有名な夏フェスをおさらいしましょうか。
ヨーロッパで有名な夏フェスといえば、やっぱりイギリス。
Glastonbury Festival（6/26～6/30）、Reading Festival（8/21～8/25）は、私もいつかは行ってみたいものです。
ちなみに今年のGlastonbury Festivalは昨年11月からチケットの販売が始まり、実はすでにSOLD OUT状態！
す、すごい…。
HPでは、
THERE WILL BE A RESALE OF ANY CANCELLED/RETURNED TICKETS IN APRIL 2024. （2024年4月、キャンセル／返品されたチケットの再販予定。）
…とありますので、昨年チケットを取り逃した方、今年の夏はグラストンベリーではっちゃけたいという方は、4月の再販争奪戦をぜひ頑張って！
お国変わって、ヨーロッパ最大と言われるデンマークのRoskilde Festival（6/29～7/6）も有名ですね。
開催期間がなんと8日間！！
1週間超もフェス漬けになったら、その後はたして現実社会にちゃんと復帰できるんだろうか…。ちょっと心配です(^ ^;)
スペインの夏フェス
ではお待ちかねスペインの今年の夏フェス情報！
はたしてどれだけの人に需要があるかわかりませんが（笑）、重箱の隅をつついたようなこんな情報もたまにはおもしろいでしょ？
今回はわたくしSachiが、超絶個人的に独自の好み最優先で選ばせていただきました。
スペインの楽しみ方は、観光とサッカー観戦だけじゃない！！
今日のnoteでスペインの夏フェスに興味をそそられたら、この夏はぜひスペインへいらっしゃ～い♪
暑いを通り越してもはや肌がジュージュー焼けるほどギラッギラなスペインの夏の太陽の下、一緒にモッシュしてヘドバンかまして盛り上がりましょう！
６月開催
1．Festival O Son Do Camiño 2024（5/30～6/1）@ガリシア
6月開催と言っておきながら早速フライングの5月開催…笑。
Festival O Son Do Camiñoは、スペイン北西部ガリシア州、サンティアゴ・デ・コンポステーラの郊外にあるMonte do Gozo（モンテ・ド・ゴソ）の広大な丘で、2018年から開催されている新しい夏フェスです。
フェスティバル名の「O Son Do Camiño（オ・ソン・ド・カミーニョ）」はガリシア語で音へ続く道という意味。サンティアゴ・デ・コンポステーラは、スペインのお遍路カミーノ・デ・コンポステーラでも有名な街ですから、それにひっかけた名称なんでしょうね。
今年のヘッドライナーはGreen Day、J Barvin、そしてPet Shop Boysの3組が決定！
Green Dayライブの定番ソングKing For A Dayで、大地に這いつくばってウェ～ィウェイウェイ我を忘れてシャウトしまくりたい！！
今後も続々と残りのラインナップが発表されるようなので、要チェックです。
Festival O Son Do Camiñoでは、シャワー、プライベートセキュリティ、バーなどが備わった24時間利用可能なレストゾーンとグランピングエリア、最大2名まで使用可能な設置済みテントでの宿泊も完備しています。（※チケット別売りで申請が必要です。）
2．PortAmérica 2024（6/4～6/6）＠ガリシア
2012年から開催されているPortAméricaは、こちらもガリシア州の夏フェスで、以前はNigrán、Caldas de Reyesで行われていましたが、2021年からPontevedra県のPortas（ポルタス）という小さな町に会場を移しました。
1800年終わりに建てられた旧製糖工場跡地であるこの会場には、当時の工場の名残である高さ約60mの煙突がシンボルにもなっています。
今年のPortAméricaのラインナップはこちら。
ラインナップは、スペイン国内またはスペイン語圏で活動するアーティストに特化しています。お恥ずかしながらスペイン語系のバンドはべらぼうに疎いため、現時点ではおススメのアーティストを紹介できませんが（勉強しまっす！）、じゃあどうしてこのフェスをチョイスしたのか。
それは、SHOW ROCKINGなるガストロノミーな企画があるからです！！
（GASTRONOMÍAにシェフのラインナップも発表されているのも注目！）
昨年のPortAmérica 2023では、ガリシア出身のシェフが率いるSHOW ROCKINGキッチンで、20,000食以上のピンチョスを提供。さらに、ミシュラン星付きシェフ含む総勢35名以上の有名シェフとアーティストによる、音楽と料理のサプライズ融合パフォーマンスも観客を沸かせました。
さらにさらにQueixiñoワインバーでは、ガリシア食品品質庁 （Agacal）による 2022 年のスンタ・デ・ガリシアのテイスティングで受賞した22種類のチーズとワインのセレクションを提供するなど、PortAméricaは音楽と美食の融合がフェスの売りとも言えます。
3．Mallorca Live Festival 2024（6/13～6/15）＠マジョルカ
スペインの野外音楽フェスというと、季節を問わず、地中海に浮かぶイビサ島をイメージする人も多いのではないでしょうか。
いやいや、お隣りマジョルカ島だってアツいんですよ！
Mallorca Live Festivalは、バレアレス州都パルマ・デ・マジョルカから南西のCalviá（カルヴィア）という街にあるAntiguo Aquapark（旧アクアパーク）で開催されます。
2016年から開催されているこのフェスでは、毎年国外から多くのビッグアーティストを招待し「最も国際的なフェス」などとも言われています。
昨年2023年のヘッドライナーはBlack Eyed Peas、 The Chemical Brothers、 The Kooksでした。
ヘッドライナーのアクトが日付変わってAM0:00～2:00というのも驚きです。
さて今年のラインナップを見てみましょう！
現時点で発表されているラインナップはご覧のとおりです。
ヘッドライナーはBlondie、Underworld、そしてPet Shop Boys。
Pet Shop Boysこっちでも出るのかー！
個人的には真夜中にほろ酔いでUnderworldサウンドに溺れたいです…。
最高だろうなぁ。
4．Resurrection Fest 2024（6/26～6/29）＠ガリシア
再び北上してガリシア州のフェスです。
Resurrection Festは、その名前（復活祭）からもなんとなく想像いただけるかと思いますが、メタル、パンク、ハードコアに焦点を当てた野外フェスです。
スペインの北端、Viveiro（ビベイロ）県の港町Cillero（シジェロ）で2006年から開催されていて、動員数は毎年記録を更新し、今やスペインだけでなくヨーロッパで注目されるメタルフェスの1つにまで成長しています。
Resurrection Festは毎年豪華なラインナップもさることながら、充実したサービスにも定評があります。
会場を中心に、ビーチ沿いや山沿いのエリアにZONA LIBRE、GLAMPING、RESU CAMPといった3つのキャンピングエリアを確保。また、ホテルの案内もあります。
しかもなんと4歳～12歳までのキッズ対象の託児所も完備！パパやママがアクトを楽しんでいる間に、子供たちはここで様々なアクティビティを楽しむことができます。
さらに驚きなのは、なんと結婚式のサービスもあるんです！！
暗黒のRESULAND CHAPELという教会で永遠の愛を誓うことができます笑。
残念ながら公式な婚姻手続きではないようですが、RESU OFICIALというResurrection Fest公式の婚姻証明書を発行してもらえるようですよ。
さて、そんなResurrection Fest、今年のラインナップがこちら。
BabyMetalも出ますねー！
日本では3月のPUNK SPRING（幕張メッセ）で見納めとなってしまうSUM41ですが、スペインではまだ彼らに会えます！
7月開催
日本と同じように、スペインでも全国津々浦々で1年中何らかの野外フェスティバルは開催されています。
その中でも7月は、野外音楽フェスに限らず夏のイベントが最も集中する月です。
5．Mad Cool Festival 2024（7/10～7/13）＠マドリード
Mad Cool Festivalは、首都マドリードの郊外、Villaverde（ビジャベルデ）の広大な農地でおこなわれます。
Primavera Sound Barcelona、Festival BBK Live Bilbao、FIB Benicasimと並ぶスペイン4大夏フェスの1つで、2015年に発足、翌2016年に第1回目が開催されました。
毎年豪華なラインナップですが、さて今年は…？
4年ぶりにニューアルバム「Dark Matter」をリリースしたPearl Jamが出ますね！
SUM 41も来る！翌日にDeryck Whibleyの元奥さんAbril Lavigneが出るのも気になるところです。
個人的には初日のThe Smashing Pumpkins、2日目のKEANE、最終日のThe KillersとThe Kooksを見たいかな。2manydjsも胸アツ！
6．Festival Cruïlla 2024（7/11～7/13）＠バルセロナ
お次はバルセロナの夏フェス、Festival Cruïllaです。
2005年、バルセロナから少し離れた海沿いの町Mataró（マタロ）でコンサートシリーズとして始まったこのフェスは、都市型大型フェスとして生まれ変わり、翌年から現在まで会場は都市部からさほど遠くないビーチ沿いのParc del Fòrum（フォーラムパーク）で開催されています。
フェス名のCruïlla（クルイラ）とは、カタルーニャ語で交差点という意味。
実際にFestival Cruïllaではスカ、ポップ、ヒップホップ、レゲエ、フォーク、ロック、ワールド ミュージック、エレクトロニカ、アメリカン ロックなど、様々なスタイルの音楽がラインナップされており、単なる交差点ではなく、音楽スタイルの出会いの場という意味が込められています。
音楽だけではなく、ライブアートやコメディショーも同時開催していて楽しめること間違いなし！
現在までに発表されている、今年のFestival Cruïllのラインナップはこちらです！
The Smashing PumpkinsとAvril Lavigneがマドリード（Mad Cool Festival）から駆けつけるようですね。
バルセロナのビーチで彼らのアクトを見るのも気持ちよさそう！
7．Festival BBK Live Bilbao 2024（7/11～7/13）＠ビルバオ
Festival BBK Live Bilbaoは、スペイン北部バスク州のビルバオで2006年から開催されている夏フェスで、Mad Cool Festivalでもご紹介したとおりスペイン4大野外フェスの1つに挙げられています。
ビルバオの中心地から離れた Monte Cobetas（コベタス山）の斜面にFestival BBK Live Bilbao専用の会場と敷地があり、広大な野原、バスク語でBasoaという森林に囲まれたその会場は、画像を見る限りさながらスペインのフジロックのようなシチュエーションです。（ロゴもなんとなく似ているような…笑。）
キャンプ地は会場から約3kmほど離れた隣りの山に設営できるようで、ワイルドな夏フェスを楽しみたい方はぜひFestival BBK Live Bilbaoへ！
現時点でのラインナップはこちらです。
Arcade Fire、Massive Attack、The Prodigy！！！なんてアツすぎるラインナップなんだ！
Underworldまで出るとは！
これからキャンプ道具を買い揃えようか本気で悩みます…。
8．Planeta Sound 2024（7/12～7/14）＠レオン
スペイン北西部カスティーリャ・イ・レオン州のレオン県、Ponferrada（ポンフェラダ）という街の巨大な公園Parque para perros de la Rosaledaで開催されるPlaneta Soundは、比較的新しい夏フェスで、2019年から開催されています。
他のいくつかのフェスもそうですが、Planeta Soundもまた市が全面的にサポートしており、市の公式HPでも紹介されています。
Planeta Soundのラインナップは、スペイン国内のアーティストにフォーカスしており、現時点で発表されている今年のラインナップはご覧のとおり。
スペインに住んでいるからには、今後はスペインのアーティストも学習していかなければ…という抱負も込めて、今回ピックアップしてみました。
グランピングやキャンプでの宿泊サービスも充実しているようで、申し込めば手ぶらでキャンプ宿泊も楽しめます。
9．FIB 2024（7/18～7/20）＠ベニカッシム
FIBの正式名称は、Festival Internacional de Benicasim（ベニカッシム国際フェスティバル）。スペイン4大夏フェスの1つで、現在はバレンシア州カステジョン県ベニカッシムのビーチで毎年開催されています。
FIBの歴史は古く、発足は1995年！2012年のイギリスのフェスティバルアワードでベスト・オーバーシーズ・フェスティバルに受賞するなど、数々のフェスティバルアワードで受賞やノミネートされており、スペイン老舗の野外フェスとも言えます。
スペインの西側、地中海に臨むバレンシア州のビーチはスペイン屈指のビーチリゾートエリアとしても有名ですから、毎年スペイン国外からも多く参戦者が集まります。過去に国外向けチケットを多く販売していると論争になるほど（笑）インターナショナルな夏フェスです。
折衷主義で最も革新的なトレンド志向であることが特徴のFIB。毎年名立たるバンドがヘッドライナーを務めますが、さて今年は…？
The Libertinesですと！！！Black Eyed PeasもThe Vaccinesも来るのかー！これはヤバい！
Miles Kaneもいるー！
今回ご紹介している夏フェスの中で、FIBが実は我が家からいちばん近いんです。
これは本気で参戦を検討しなければなりません…。
10．Atlantic Fest 2024（7/19～7/21）＠ガリシア
皆さま、ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
最後におススメするスペインの夏フェスは、Atlantic Festです。
このフェスは、スペイン北部ガリシア州のRía de Arousa（リア・デ・アロウサ）という入り江で開催されているというものめずらしさと、今年はMIKAがヘッドライナーを務める！そしてポスターがカワイイ💕という完璧に個人的な好みでチョイスさせていただきました笑。
Atlantic Festは、2000年から2015年までアロウサ島で開催されていた夏フェスFestival do Norte（FDN）の後継とも言われており、2015年から会場を移してアロウサの街で開催されています。オルタナティブロック、エレクトロ、インディーズにフォーカスしているのが特徴的です。
MIKAをフライングで紹介してしまいましたが、現在までに発表されている今年のラインナップを見てみましょう！
今のところMIKA以外はスペインで活躍するアーティストのようですが（間違っていたらごめんなさい！）、地中海とはまた別の、北の涼しい海辺の街でMIKAのポップ＆キャッチーなチューンに浸るのも、これまた一興！
おわりに
いかがでしたか？
スペインアーティストに疎いばかりに、スペインアーティスト全無視でご紹介しましたので、詳しい方には申し訳ない限りです…。勉強して出直してきます！
今回ご紹介した夏フェスは、意図せずスペイン北部で行われるフェスが大多数でした。
スペインの夏は、南部に行けば行くほど暑さが半端ないので、避暑地北部のフェスで汗を流すのは大いにアリです！
また、文中でもお伝えしたとおり、スペインでは1年中国内のどこかしらで、音楽フェスに限らず様々な野外フェスを開催しています。
スペインの夏フェス参戦を皮切りに、スペイン中の野外フェスを開拓するのもいいかも！
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