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【スコットランド】ロモンド湖にUMAはいるのか?!『ロモッシー』を本気で探した話

ご飯のお供はオカルト系Youtube視聴。

どうも、ROCKも好きだけどオカルトも大好き、Sachiです☆

先月、スコットランドへ弾丸旅行しました。

ROCKの聖地(…と私は思っている)グラスゴーの街の観光がメインの旅でしたが、しかし、都市部を離れるとスコットランドは自然の宝庫✨

そして、早速ですが、

オカルティっ子にとってスコットランドといえば…

あらカワヨ☆

そうそう、それです。

UMAです!

ネス湖のネッシーです!!

今回の弾丸旅行では当初、ネス湖にも行く気満々でした。

しかし…、

Google Mapsより。赤い矢印がネス湖。

ネス湖、遠い!!!

思いのほかグラスゴーから遠い!

チョチョイのチョイで行ける距離じゃない!

そしてネス湖、細い!

思いのほか細長い!笑。

…というわけで、ネス湖行きは今回あっさり断念。

◇ ◇ ◇

だがしかし!

オカルト大好きっ子おばちゃんSachi、せっかくスコットランドに来たからには、オカルトな爪痕も残したく!

そこで考えた結果、グラスゴーの街から車で小一時間のロモンド湖という湖へ行くことに決めました。

ほら、ネッシーもきっとこんな感じの湖に潜んでるんだろうなぁって、ちょっと想像搔き立てやすいじゃない?

おんなじスコットランドの湖だしさ?

それに、まかり間違ったトンデモ仮説を立てるとして、もしかしたらスコットランド中の湖は地下で繋がっていたりなんかして、ネス湖からはるばるネッシーが来てくれる可能性だって、あるかもしれないじゃん?

いやいや待てよ?!

ひょっとしたら、ロモンド湖にだって未確認生物がいるかもしれないじゃん?

名付けてロモッシー、いるかもじゃん???(; ・`д・´)
(こじつけ感)


LakeじゃなくてLoch!スコットランドの湖

日本では、ネッシーが生息している湖のことをネス湖と呼びますよね。

普通に英語に直せば、Lake Ness(レイク・ネス)となるわけですが、ところがどっこい。

地元スコットランドの人々の前で「Lake Nessがー」とか「Lakeがー」とか言うと、「Loch Nessね。LakeじゃなくてLochね。」100発100中ツッコみが入ります。

このLoch、発音はロック、もしくはロッホ

スコットランドにはいくつものLochがあり、そのほとんどは今から約7万年前から1万年前までの最終氷期に氷食された地形によってできたようです。

谷間を縫った湖なので、どれも細長いのが特徴です。

また、最終氷期の氷食で海岸部もがっつりフィヨルド地形なので、細長い入り江がたくさんあり、これらの入り江もLochと呼ばれています。

湖もLoch、入り江もLoch…、紛らわしい…。

今回私が向かったロモンド湖も、正式名称はLoch Lomond(ロック・ロモンドもしくはロッホ・ローモンド)。

Loch Lomondというと、モルトウィスキーを連想する方も多いかもしれませんが、これも聞き覚えありませんか?

うわ~。
なんか知らんけど「マッサン」思い出すわ~。

出典:NHK

『ロモッシー』探索隊発足!そしてLoch Lomondへ!

マッサン思い出してる場合じゃなかった!

UMA探索するんだった!

今回めざすはスコットランド最大、そしてグレートブリテン島でも最大と言われているLoch Lomond(ロモンド湖)。

途中スタバのドライブスルーに寄ってアイスラテを買い、準備万端でっす!
まずは湖全体を見渡せる…であろう、西岸に位置する村、Luss(ラス)へ。

湖を臨む村、Luss

私は今ここ、Luss!

この日は週末で、どんより曇天がテッパンのスコットランドにはめずらしく、天気予報では気温が上がると言われていた日でした。
湖沿いは多くの観光客で賑わっていました。

お土産屋さんの街並みが超カワイイ!
用途不明のニャンコ、可愛すぎて買おうか数分迷う…

湖周辺を探索していると、1875年に建立されたというLuss Parish Churchに辿り着きました。

スコットランド国教会の教会、Luss Parish Church
こういうの目ざとく見つけちゃうオカルティっ子おばちゃん
「撮影させてください」と心の中でひと言断ってから撮影

のっけからオカルトチックな写真ばっかり上げましたが、教会内部は精巧なステンドグラスと木造のアーチが美しい天井が印象的で、外も中もこじんまりとした可愛らしい教会です。

外部も内部も一見の価値アリ!

さて、湖に戻りましょう。

観光遊覧船乗り場の桟橋には多くの観光客がいて、また、浜ではキャンプ、湖上ではカヌーを楽しむ人もチラホラ。

湖面は穏やかで、"なにかがうごめいている"ような気配は微塵も感じられません。
残念ながら💧

人々の楽し気な声だけが響く、穏やかな水面

しかしこの時は、まだ陸から湖を見ているだけに過ぎません。

これは実際に湖に乗り出してみないと、真実をつきとめることは不可能。

場所を移動し、船に乗って湖を探索することにしました。

時間は限られている!

さて、風光明媚なLussを後にした我々は、一旦グラスゴー方面に戻り、Ballochという村に到着しました。

私はこれをロモッシーからのメッセージと取りたい

ここから船に乗り、先ほど観光探索したLussまで湖面からアプローチします。

今回、ロモッシー探索のためにご協力いただいたのはこちらの船。

じゃん!

大人1人当たり£25.50。
こちらの予約サイトで「Island Discovery」という名の遊覧コース

■Sweeney Cruise Co.
https://www.sweeneyscruiseco.com/cruises/island-discovery/

今回のコース/出典:Sweeney Cruise Co.

昨今の尋常じゃない円安により、£25.50を日本円に換算してみるのはそれこそ恐怖で震えるため、このまま敢えて円換算はお伝えしません。(各自レート換算して恐怖におののいてください。)

船長らしき若きイケメン船乗りお兄さんに話を聞いたところ、乗船時間は約2時間とのこと。

与えられた時間は2時間!

Loch Lomondには未知の生物=UMA=ネッシーの従兄弟、もしくは友達、もしくは本人≠ロモッシーはいるのか?!

限られた時間で果たして真実をつきとめることはできるのか?!

船の無事と、そして探索と発見の成功を願うべく、まずは祈りの儀式を行なうことにしました。

三上編集長に届け!

ちなみにこのポーズで8回ぐらい撮り直したのはここだけの話…。笑。

(8回も撮り直しさせられた)撮影担当の連れ(生粋のスコットランド人)に「それは何のポーズ?」と、至極冷静に聞かれました。

「えー!!!知らないのー???」

思わず大声出ちゃいましたよね。

このポーズを知らないとは!

ネッシー抱えてるくせにスコットランドも地に落ちたなと。

あ、そういえば、今思い出したんですけど。

「ネッシー」って名前、一応スコットランドでも通じることは通じるんですが、一般的にはネッシーのことをLoch Ness Monster(ロックネス・モンスター)って言うらしいです。

なんか…、ゆるキャラなイメージからいきなりカッコよくなった感否めず。

◇ ◇ ◇

話を戻し、その後、連れには私からみっちりと、日本のオカルト界を牽引する超有名雑誌『ムー』について、熱く(なんなら暑苦しいぐらい)説明してあげたのは言うまでもありません。

まったくー。『ムー』を知らないなんてどうかしてるよ、スコットランド!と思いつつ、気を取り直して乗船までの時間潰し陸地からの調査を続けたところ、とんでもないものを発見してしまいました!

ギョギョーッ!(あれ?さかなクン?)

可愛らしくお花であしらわれた街灯に魚が括りつけられてる!!!🐟🐟

しかも、ここにはいくつか同じような街灯が建てられているにも関わらず、魚(の模型)が括りつけられているのはこの街灯1本のみです!

こ、これは…!!!(; ・`д・´)

船がロモッシーに襲われないための、船乗りたちの祈りの儀式の痕跡だろうか…。

はたまた、今回私がロモッシー探索隊を結成したことを知って(いや誰にも言ってないけど。恥ずかしくて。)ロモッシーをおびき寄せるための、船員たちからの粋な計らいなんだろうか…。

お魚付き街灯と乗船予定の船を記念にパシャリ

私は両者の意味と捉え、緊張感もいよいよMAX。
船員たちの心意気に応えるべく、ここはひとつ、1匹デカいの発見してやらねば!とプレッシャーがかかります。

「乗船時間でーす」とテンション低く呼びかける船乗りのイケメンお兄ちゃんたちの声を合図に、われ先にと勢いよく列に駆け寄り、一番乗りで乗船したのでした。

いざ!出航でっす!

出でよ!ロモッシー!

Loch Lomond湖上からのロモッシー探索

船は2階建て。
1階はバーカウンター付きのカフェのようなしつらえで、2階はソファー席になっています。

1Fカフェエリア。イケメン船員の不意を突いてパシャリ
2Fソファ席

ラグジュアリーな設備万端の船内でしたが、UMA探索にラグジュアリーは不要!

わき目もふらずにどんどん船尾へ向かい、甲板のテラス席を陣取ります。

船尾、甲板の野ざらしエリア

いざ出発。

出発した途端から「右に見えますのは~、左に見えますのは~」と、のんきな観光アナウンスが流れ始めました。

わずかな水面の動きも見逃すまいと、目を皿にして湖面を見つめ続ける私の集中力がどんどん削がれていきます…。

アナウンスにつられ思わずパシャリしちゃった古城

UMA目撃情報とか、この湖にまつわる不思議な言い伝えとか、そういうの話してくれないかな…と、淡い期待を胸に探索を続けます。

違う意味で怪しくなっていく雲行き

スコットランドでは、雨が降って当たり前。

曇り空は日常茶飯事。

なんなら1日の間にすべての天気が味わえて、1日中雨も降らずにお天気がいいのは、1年のうちに1~2日ぐらいなんて言われています。

これまでに私が上げてきた写真も、軒並み曇り空でしたね。

乗船前ですら、空は厚い雲に覆われており、今にも雨が降り出しそうなお天気でした。

それなのに!!!

スコットランドにも青い空があった!…と、つい声に出ちゃうぐらいの青空

あれ?ここって太陽ギラギラの街バレンシアでしたっけ?ってぐらい、太陽までピッカー出ちゃう始末。

注:ここはスコットランドです。バレンシアではありません。

きっとネッシーもロモッシーも、お天気悪くて視界が悪いぐらいの方が出てきやすいだろうに。(勝手な想像)

水面こんなにキラキラしちゃったらロモッシーも恥ずかしくって出れんだろうに…(勝手な想像)

「こんな晴天に恵まれてラッキーだね!」なんて、皆が口々に話しているのが聞こえる中、いやいや、こんなところで貴重なラッキー使いなさんなと。

ロモッシーがぬぅーっと湖面から現れてこそ、ラッキーでしょうよと。

なんだかなーと1人阿藤快の如く解せぬまま、ひたすら湖面を凝視し続けるロモッシー探索隊。…の私。

心地よい風、広がる青空と岸に見える緑の山々、きらめく湖面を見ながら、決して100%完璧晴れ女ではないけれど、雨女と疎まれたこともそういやないな…と思わず自身の過去をふり返ってみちゃったりなんかして。

思い返せば昨年のロンドン弾丸旅行でも、持参した傘を結局開くことはなかった…。
ロンドンより雨が多いと聞いていたここスコットランドでも、滞在残り1日を残した今になっても未だに雨粒ひとつ当たっていない…。

これはもしや…。

バレンシアのお日様パワー🌞持ってきちゃってる感じ…?

いやいやいや、こういうミラクルは起こさなくていいよ!
起こすならロモッシー出現ミラクル起こそうよ!

どっちかっていうと曇天とか雨とか、涼しさを求めてはるばるスコットランドまでやってきたってのに、ここでもピーカンお天気は要らない。

一向にロモッシーが現れる気配はなく、想像とは裏腹にどんどん良くなっていくお天気に、焦りの色が出始めた頃、船が慌ただしくなってきました。

緊張の瞬間!

あまりの晴天で、我々が陣取る甲板のテラス席(野ざらし席)からは、日差しの強さに耐えかねて船内に入っていく人や、1階のカフェから飲み物を調達してくる人が増えてきました。

しかし、私はロモッシー探索隊!

微かな水のうねりひとつ、見逃すわけにはいきません!

それにいくら日差しが強くなったとはいえ、ここは所詮、最高気温20℃のスコットランド。

暑さ通り越して痛み感じちゃうこと多々…なバレンシアの日差しに比べたら屁でもない!

ちなみに今回の弾丸旅行には、日焼け止めを持ってきていません!

忘れました!(どうせ雨降りだろうと高くくって。)

遊覧とお天気をエンジョイしちゃってる他の乗船客と、UMAがいつ出るか!いつ出るか!と気分は川口探検隊な私の(※川口探検隊ご存知ない方はぜひググって!)、この船に乗った目的から何から、温度差と格段の相違をバッチバチに感じる中、いやーしかし、それにしても湖、穏やか!

ロモッシーの「ロ」の字も現れない!

平和な湖観光日和!

「残念だけど、今回は不発か…」

そう思った直後でした!

ふいに流れたアナウンスで、船内に緊張が走りました!

「本船はただ今よりいちばん狭い航路を通り過ぎまーす」

ななな、なんですってー?!

今ここ。ほんとだ超狭い。

Loch Lomondにはいくつか大小の小島があり、そのうちのいくつかは先史時代からの人工島と言われています。

比較的大きな島にはレストランがあったりして、自前の船を持つ人は船で島に渡り(橋とかかけられてないんで)、レストランで食事をしたり島を探索したりできるとのこと。優雅~✨

我々が乗船したこの2時間のコースは、湖中心部に島が集まっている所の、島が最も接近している箇所を通るのが目玉ポイントのひとつのようです。

島と島の両岸スレスレを通る瞬間を見ようと、アナウンスと同時に船内にいた人々もわらわらと甲板に出てきました。

新たな任務

片方の島の浜辺には、一組のカップルがカヌーを漕いでいました。

あ、手を振ってくれた!

思わずにカップルに手を振ってみると、手を振り返してくれました!

あれ。
楽しい…。笑。

ここからは、手振りおばちゃんの任務に切り替え、進む先々で出くわすカヌーやヨット、岸でキャンプしている人たちにとにかく手を振りまくっては反応を見るという、新たな楽しみに燃えることにしました。

おーい!って声かけてもガン無視なカヌー3人組
ポルコー🐷!つって、なんなら空にも手を振る

そうこうしているうちに、先ほど車で行ってきたLussに到着。

停泊している間、桟橋から湖に飛び込んで遊んでいる少年たちに、船上から恥ずかしげもなく声をかけ、動画撮影をエサに「飛び込んでみてー!」と黄色い声援を送ります。

スマホ向けると喜んで飛び込んでくれるピュアなスコットランドの少年たち

とはいえ、何度も言うけどただいま気温20℃。

寒くないんかい!!!

Loch Lomond ロモッシー探索結果

少年たちに「アディオーース!」と、なぜかここはスペイン語で別れを告げ、停泊していたLussからBallochに戻ります。

のどかな風景とポカポカ陽気で、帰りは皆、爆睡です。
(私は寝ませんでしたけどね!)

当初の目的であった、ロモッシー探索の結果はというと、えー、皆さまには大変申し上げにくいお話ではございますが、

\ロモッシー、出現ならず/

ということで…。えぇ。えぇ。

現れなかった大きな要因としましては、このポカポカ陽気!
これに尽きるのではないかと思います。えぇ。

お天気が良すぎて、我々人間が多くいましたからね。

出てくるものも出てこねぇよって話です。(お通じか!)

この惨憺たる結果を、月刊『ムー』三上編集長にどうお伝えすればよいやらです。(*1)
(途中から手振りおばちゃんになっちゃったし、少年たち手なずけたりしてたし…💧)

*1:ただの『ムー』と三上編集長のファンです。

◇ ◇ ◇

しかし!

私は諦めませんよ!

ネッシーがいるなら、ロモッシーもいるはず!

この妄想(あ、妄想って言っちゃった)を胸に、いつかまた、Loch Lomomdへ、

いーや!
今度こそLoch Ness=ネス湖へ、ホンマもんのネッシーをこの目に!
なんならハントに!

近いうちまたスコットランドに行けたらいいなーと思います。

帰りはDuck Bayでちゃっかりアフタヌーンティーを堪能…きゃは☆

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