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生きていくこと死にゆくこと

〜投稿してみてなんかわかったこと〜
妊活、不妊治療に関する自身の経験を綴っていくのは、その当時のことを出来るだけ細かく思い出す作業と、またその時々の自分自身の感情と改めて向き合い時を超えて反芻するという作業で想像以上にエネルギーを使うらしい。。  

ということで、過去の治療に関する投稿はもう少し待って頂きたい。(あ、誰も待ってないって?)


現在私、39歳。
人生100年時代なんて言われるけれど、私はそんなに長生きする予定はない。そんなに長く生きたいとも思わないし。(どうなるかわからんけど)
大体寿命80歳と考えると、あと少しで40歳を迎えるのでちょうど人生半分ぐらい。折り返し地点に来ていることになる。

後半分で私の人生終わると考えたら、「これからどう生きていこうか」と同時に「どう死んでいこうか」ということにも意識が向くようになってきた。

私は大学卒業後、職場は何度か異動しているけれど、産育休期間含め約13年間同じ業界で働いていた。動機としては家族が同じ仕事をしていたので、その影響でなんとなく。あとは安定しているからという理由。なので、そこまで強い思い入れがあるとか、すごくやりがいを感じているとか言う訳ではなかった。

仕事を辞めた理由としては、、まぁ色々と話せば長くなるけれども、この数年で仕事内容や仕事量が大幅に変化しているということもあり、私にはその流れについていくのは無理だと早めに判断したから。また子どもが産まれ、育休復帰後に1日8時間×週5日勤務という働き方に疑問を持ち始め、(本当は復帰前から思っていた)「何かもっと柔軟な働き方はできんもんか?」「もっと他の選択肢が私にはあるんじゃないか?」と思い始めたから。他にも「もっと自分を活かす働き方ってあるんじゃないか?」という気持ちもあった。

私たちの多くは20代で大学卒業後、何も疑うことなく「就職活動」という自然な流れに乗って社会の型に嵌っていく。苦手なことがあっても努力でどうにかしようと頑張ったり、多少体調を崩しても気力も体力もあるからどうにか自分を奮い立たせて無理できてしまったり。自分をその組織の色に染めて行こうと奮闘する。

そして何年も働く中、大きな転機が訪れたり、挫折を経験したりして今自分がいる環境の当たり前を疑い始める。(個人によって状況は違うと思うけれど)

私はまだ仕事していたときよく、
「なんでみんなこんな朝早くに起きてちゃんと出勤できるんやろう、すごいなー」なんて思っていた。(←子どもか)

私は朝が苦手だ。そして夜更かし大好きだ。
さすがに仕事していた頃は出来るだけ早く寝て、朝はイヤイヤでも早起きしてちゃんと時間に間に合うように出勤できるよう頑張っていたが、それはあくまで「ちゃんとした人」に見られようと必死だったから。「なんなんこの人、仕事なんやからちゃんとしろよ、だらしない」と思われたくなかったから。

みんなどれだけ眠くてもどれだけ仕事に行きたくなくても当たり前にちゃんと朝早く起きて、ちゃんと時間通りに出勤して、ちゃんと仕事をこなして、、「あんな若者でもそつなくできていることなのに。こんないい大人がそれぐらいちゃんとできんでどーする。あーあ、やっぱり私ってだめだわー、、」なんて思ったりしたものだ。

でも、今思うことは、

「ちがう。人生における段階が違うのだ。」(いや、やっぱり私の資質の問題か)

もうそろそろ取捨選択していい時期に来ているのではないか。

よくある例えで、もし退職を決断する前「あなたは一年後死ぬよ」と宣告されていたら、間違いなく仕事はすぐ辞めていただろう。まぁそう宣告されたわけではないけれども、実際仕事を辞めたわけなんだが。

私の父は40歳で亡くなっている。
私もいつ死ぬかわからない。
あと40年なんて生きられないかも知れない。
そう考えたらこれからは、余計なものを削ぎ落としていかに自分を生きられるか。
私をどう活かしていけるか、使い果たしていけるか。そういうことも視野に入れながら新たな道を進んでいけたらと思う。
また考えは変わるかも知れないけれど、とりあえず今はそんなことをぼんやり考えている。



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