戦いが終わった
VSCCが概ね大きないざこざもなく終わることができて本当に良かった。
初心者大会は界隈を広げていくのに物凄く有効な手段にも関わらず、前任の大会の運営が非常に杜撰でとてつもなく損をしているなと考えていて、ある日私がぶちぎれてしまい大変なご迷惑をおかけした結果、なんやかんやあって今回の大会が計画されることになりました。
全部終わったので振り返ると、正直私という部外者ではなくて、あそこまで酷かったら関わっていた誰かに戦ってほしかったなと思います。なんで私があんなことしたんだろうか、今ではよくわかりません。でも裏のやり取りで何も解決できなかったし、仕方ない戦いだったと認識しているし、結果あり得ないほど凄い大会を企画してくれたので、あんまり反省はしていません。因果関係なくない?という突っ込みは却下します。
VSCC以前とVSCC以後はかなり界隈としての性質が変わってくると思っていて、具体的には、明確に数字を伸ばしたいと思っている人たちが活躍すると考えています。今まで将棋Vは配信をしない、アバター付き将棋指しだいう人もいました。現在はそこまでではありませんが、数字を求めるというよりも、あくまで個人の楽しみという人が圧倒的に多いです。数字を求める、いわいるエンタメ方向の将棋集団というのはほとんど存在しないので、既存のプレイヤー志向のVtuberやリスナーとは衝突していきそうです。現に、表立った衝突もありましたが、それ以外にも快く思っていない層もそれなりにいるように感じています。これからも何度も戦って、少しずつ住み分けが進んでいくんだろうなと予想しています。
数字が増えたこと、界隈外のVtuberが参加したことで顕在化されたのがコメ欄の自由奔放さ(皮肉)です。これもこれから戦い続ける問題な気がします。多分、麻雀界の多井さんや天開さんのような、強力で思想も強い人が引っ張らないと根っこの部分はなかなか変わらないような気もします。ただ、麻雀界全体が「打牌批判禁止」「打牌は自由」という雰囲気に支配されているのに比べ、将棋界全体の雰囲気は競技的なものであることに今後変わりはないでしょう。つまり、界隈が広がり続ける限り、「感想戦での指摘は自由でむしろどんどん行われるべきである」という考えのリスナーが流入し続けるので、結構大変だなと思います。
長々書きましたが、わりと楽観的です。本気で数字を伸ばすつもりの将棋系Vtuberが10人も集まれば、一気に伸びていく気がします。ぼくとしては将棋女子が将棋を一生懸命考えて唸ったり悲鳴を上げたり泣いたりするのを見たり聞いたりするのが大好きなので、ますますの発展を期待しています。では。