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人生を幸せにするのは何?ロバート・ウォールディンガー氏

おはようございます\^o^/。
先日、ハーバードで『人生を幸せにするのは何か?』の研究をしているロバート・ウォールディンガー氏の動画を観ました。


長生きを決定つける要因は

ハーバードでは84年間に渡り『人が幸せな人生を送るためにどうすれば良いのか?』の研究を続けているそうです。

凄いですね。インタビューしまくっているとの事。

幸せは人それぞれに感じるものなので、それを科学的に解明するのは至難の業のように思いますが、

現在の結論は、他人との関係の『質』だったとの事。

自分以外の人と最も良い関係、最も温かみのある関係を築いた人が健康を維持し、当然ながらより幸せな人生を過ごしている。

この結論は”そうだなんだと思う”ですが、驚いた結果として、

良い人間関係を築いていると、心臓病や糖尿病、関節炎などになりにくいという結果の事をあげていました。

他の複数の研究でも同じ所見が示され、自分たちの研究結果だけではなかったという事がとても重要であり、

一つの研究だけでこうした事実を証明することは出来ない為、多くの所見が示される事で自分たちの所見が正しいと信じる事が出来たそうです。

『より良い人間関係が幸せに繋がる』のは体験からも理解出来ますが、なぜそれが健康に繋がるのか?

それを10年かけて研究しているそうです。

たしかに”そうだと思う””そんな気がする”となんとなくでは理解できますが、科学的にはどうなんでしょうか?

仮説では『ストレス』だと。

やはり、ストレス…。

ストレスと上手く付き合っていくのに、人間関係が役立つそうです。

誰にでもストレスを感じる事はあり、毎日感じる人もいます。そしてストレスを感じると体が変化を起こします。

血圧が上昇し、心拍数が上がり、呼吸数も多くなります。

ストレスが取り除かれると、体は安定した基準線に戻ります。

このことから、ストレスを感じた1日の終わりにどんな日を過ごしたのかを、話せる相手がいれば、体は落ち着いて安定する。

話をする相手がいない人は体が興奮状態のままだと考えられます。

コルチゾールのようなストレスホルモンが増え、血圧が高くなり、炎症反応の数値も高くなり、体内の様々なシステムは正常に機能しなくなります。

より良い人間関係の定義とは

この問いに関して、この様に答えが返ってきました。

より良い人間関係とは『意見の対立がない関係ではなく、意見の対立があっても双方が良いと思える満足できる解決方法を見出せるかどうか』

職場であっても、夫婦であっても、友人でも恋人でも必要。

これは納得です。どうしても上下関係など意識して、自分を抑えたり、逆に押さえつけようとしたり。話し合いのようでそうではない状況は、どんな関係でも出来てしまいます。

先日、講義を聞いた訪問看護のパイオニア秋山正子さんの言葉を思い出しました。

『何でも話せる土壌があるからストレスは感じない』と言っていました。

この状況がどんな場面でも作れれば、本当に楽になりますね。そんな状況を作るために頭を使った方が、よりよく人生が遅れそうなので、”あの人苦手だな”と思う思考を、”できるだけ自分の気持ちも話し、相手も話しも聞いて、妥協点を見つけよう”にシフトしてみようと思います。

内向的な人はどうするの?

内向的な人は1人でも2人でも『支えてもらっている』とい感じる人が必要。

あるグループに質問をした時、多くの人は支えてもらっている人を数多くリストアップ出来たが、1人も上げられない人がいたそうです。

夜中、体調が悪くなったり、怖くなったりしたとき、誰かに電話を出来る。そんな関係性を持った人が1人か2人はいないと緊急に対応できません。

そう話されて、自分の事を考えました。

取り合えず肉親はまだいるので、電話は出来る。でも他人(友人・知人)に電話出来るか?と思うと気を使って出来ないかもしれません。

内向的というか多くの人とかかわるほうがストレスなので、友人・知人が少ない事は気になりませんが、より良い関係性を築いている人はいないような気がしてきました…。

まとめ

1日どんな風に過ごしてのかを話せると、体の興奮状態はなくなる。という話はうなずいてしまいます。

何でもない話でも、話した後気持ち体が軽くなった気がします。お子さんや夫婦では特に大切な事だと感じます。

帰ってきたら『今日はどうだった?』の一言で幸せな人生が送れるのだとしたら、やるべきですね。

そして、一方通行ではなく『そっちもどうだった?』とお互いが聞きあうといいですね。

『人は自分の話を聞いてもらいたい』という欲求がありますが、これは自分を守るための本能なのかもしれないと思いました。

ストレスだと思っていなくても、生きているだけで相当なストレスがあるのかもしれません。1日のリセットとして話しをして、ストレスを外に出し、体内を正常に戻す。

そしてその関係性がよい『質』であれば、さらに健康と長生きに繋がる。これが、決定的な要因との事でした。

他人との関係性が重要なのだと改めて思わされる話でした。

来年から「聞き書きボランティア」も始めようと思っているので、他人との関係をどう築くのかも考えていきたいと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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