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頸椎ヘルニアになっちゃった #06

熱く、眠れぬ夜を3日過ごしていた私。そんな睡眠だから、冷静な判断がつくはずがない。数日間、彷徨い他人となる。

まずは、いつもかかっている街の整形、通称「忍者先生」のところへ行って、レントゲンをとり、

「ストレートネックだね…首をそらして…あー無理だね、これヘルニアかもね、腕の力を入れてみて?筋力は落ちてなさそうだね。何?リリカもサインバルタも効かないの?紹介状書くよ」「いや、いいです」

なんてやりとりをした。だって数日経てば軽快するのでしょ?私、調べたんだから。

2日経ち、まるで軽快感はなし。まだ2日だもんな。しかし痛みに辛抱堪らず忍者先生へかかる。

「もうね、紹介状書いてあるから!MRI撮ってもらいなさいよ。今画像CDに焼くから…ほら、腕上げると楽でしょ?そう、そうなの!そうやって診察室に入って!僕なら即、ヘルニア疑いでMRIやるね!」

と言いながら既に画像を焼き出している。でもMRIって予約必須でしょ?私、そこまで待てない気もする。

「今日やってる病院は、ここだから!さあ早いうちに行っといで!」「ありがとうございました」

と、頭を下げて、顔を上げると既に忍者先生はいない。もう次の人の診察のために横の診察室へ移動していた。

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