撮影の基本哲学(現時点)
カメラで撮ることは
より美しく
より魅力的に
より素敵に
できることではない
と思っています。
どちらかといえば
現状を劣化させる行為であり
劣化を最小限にするのが自分の仕事だと思っています。
というのも、
風景であれば
自分の目で見て得た感動を超えることはなく
ポートレートであれば
自分の目と脳で得た情報を超えることはなく
料理であれば
五感で感じた欲を超えることがない
と思っています。
補正だと実物よりも写真が良い印象のこともありますそれはさておき。
なので劣化させないためのテクニックというのを
業務の中で掴もうと日々もがいています。
現状自分が行ってること
○人間の視覚の特徴を理解する
1)圧縮効果は80mmを基準に理解してずらす、そのためにも自分が動き回る
2)目でまっすぐ見えるものはまっすぐ撮る、それか撮影後補正する
3)その場の色味を(感動を含めて)再現する
4)絞りは開放を積極的に使う(そのためにレンズはいいものを使う)
5)(特に料理や物は)質感がわかる陰影を表現する
○被写体への理解(これは特にポートレート)
1)コミュニケーションを取って、その人を自分なりに理解してより良い仕草、表情を引き出す
初めて、言語化してまとめるのでパッと出てくるのはこれくらいですが、
これは日々の業務でビッグ、マイナーチェンジを繰り返しているので
その時の学びをここで書いていきます。