賭けに出る女性起業家
ビジネスや金融の世界にはリスクがつきものですが、
ひとりの女性がそのリスクを別の次元に引き上げた話しをしたいと思います。
これは創業融資で得た資金を仮想通貨で倍増させ、
夢のエステサロンを開業するという常識を破り、全てを賭ける大胆な女性のお話しです。
今回は一人の女性に焦点を当てていますが、
４～５年前に流行ったICOと言われる、仮想通貨の会社が上場するよ～的な話しが出回っていたときは本当に多かったのです笑
さて、本題にはいりますがある時このような相談が来ます。
「融資を受けてエステサロンを開業したい」
「だけどまずは仮想通貨で増やして、その増やしたお金で開業したい」
という、常識を覆すようなご相談でした。
そもそも融資を仮想通貨に使うというのは論外な話しなのですが、
ただ、個人的には面白いと思いますし常識を覆す的な発想や考えは好きな方なので一度話しを聞いてみることにしました。
結論、丁重にお断りしたのですが、決定打がこちらになります。
「エステサロンの経験はあるけど、経営はしたことがない。出来る人を雇ってオーナー業としてやりたい…」
この一言で、僕のワクワクと期待感は一気に冷めてしまいました。
どんなアイディアが出てくるのか期待していたのに…
ダメ元での相談だったのか行動に移したことは良しとしても、
経営もしたことがないのにオーナー業っていうのはさすがに虫がいいです。
案の定エステサロンについて具体的なヴィジョンを聞いても、
それはまだ考えておらず、まずは仮想通貨で増えたあとに、、ばかりでした笑
もう怖いですよね。。皆さんはどう思いますか？
ちなみに公庫の原資は皆さんの税金ですからね。
皆さんの税金がこういう人に渡る可能性もあるってことです。
どう考えても恐ろしいです…笑
結果、金融機関にもそのことが分かり、
審査基準も厳しくなっていくことに繋がっていくのです。
これではまともに融資を受けたい人たちが可哀そうです。
さて本題に戻り
一旦、彼女が僕の話しを聞いてくれる状態にしてから仮想通貨への考え方と、今後どうなっていきたいかを深ぼっていき現実と今の現状を受け入れてもらったのです。
これは結構大変でした。
だって大金持ちになれる～！っていう大きな期待を一回崩して現実に戻す訳ですからね…
兎にも角にも現実を受け入れて
地に足をつけて頑張っていくということで
今後、独立をするためのアドバイスをして彼女を帰宅させました。
それから１年後、彼女から連絡が入ります。
「言われた通り自己資金も貯めてきました！エステサロン開業したいです！」
「ちなみに当時入れようとしていた仮想通貨は詐欺でした。入れなくて本当に良かったです」
この時ばかりは嬉しかったことを思い出します。
きちんと伝えられて本当に良かった。
ご想像にさることながら彼女は融資を見事に可決して今もエステサロン経営者として頑張っています。
書きながら思いますが、
この仕事のやりがいってこういうところだと感じています。
皆さんの周りでも無謀なことをしようとしてる人がいたら、
是非、止めてあげて下さい。
待ってるのは90％以上で破滅コースです笑
それでも聞かないようでしたら僕の出番です。
是非、声をかけて頂ければと思います。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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