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おそろしい子!まるでガラスの仮面!韓流ドラマ 『ジョンニョン スター誕生』

これはすごかった!

1話ごとに引き込まれる見せ場があり、それは回を重ねるごとに増していきます!

わたしはドラマを観るとき、この作品は大きな画面で観たい!と思う作品はスマホやiPadではなくテレビで観るようにしています。

この作品もその1つ。
衣装やメイクはもちろんのこと、なにより役者さんの表情に注目して欲しいので可能であればテレビ視聴を推奨します。

1956年、韓国の港町で慎ましくも平凡な生活を送っていたジョンニョン。

天性の美声と表現力を持つジョンニョンは、ある日町を訪れた人気劇団のスター団員に見出され、初めて女性だけが役を演じる女性国劇を鑑賞し、その幻想的な世界とオーラに心を奪われる。

そして女性国劇のスターになることを夢見て上京し、劇団に研修生として入団するが、その道は辛く険しいものだった。
劇団で出会った仲間たちとともにジョンニョンは、スターへの道を懸命に駆け上がっていく。

https://filmarks.com/dramas/15445/20919

韓国ドラマ史上初めて「女性国劇」を取り上げることで注目を集めている。

女性国劇とは、1950年代前後に韓国で人気を集めた民族音楽劇の一つ。すべての役を女性が演じるという当時としては破格の、音楽、舞踊、演技を融合させた総合芸術だ。

https://kankoku-drama.com/news_topic/id=23336

日本の宝塚ようなかんじですね。
音楽はパンソリと呼ばれるもので

パンソリ(판소리)は、朝鮮の伝統的民俗芸能。19世紀に朝鮮で人気のあった音楽であり、口承文芸のひとつである。1人の歌い手(ソリックン 소리꾼)とプク(太鼓)の奏者(鼓手 コス 고수)によって奏でられる物語性のある歌と打楽器の演奏である。パンソリのパン(판)は、多くの人々が集まる場所を意味し、ソリ(소리)は音を意味する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AA

↓参考動画です。ちょうどドラマの中でも同じ演目『春香歌』が出てきます。


漫画『ガラスの仮面』を見ているようでした。

ユン・ジョンニョン役にはキム・テリさん。

こちらの作品を観た方ならご存知だと思います。

今作では素朴な少女そのもののキム・テリさんですが、現在34歳だそうで驚きました。

わたしはキム・テリロスで、これを視聴中。

ガラスの仮面で例えるならば、ジョンニョンは北島マヤ。
その歌唱力と演技力が凄まじいです。

本当の国劇俳優のように『春香伝』をはじめとする多くの劇中劇を演じた出演者たちは、歌や踊り、舞台演技など多様なスキルを習得すべく長期間にわたってレッスンを行った。

特に主人公ジョンニョン役のキム・テリは、「生まれつきの音楽の才能を持つ役を演じるため、歌の練習に大きな重きを置いた。2021年から約3年間レッスンを続け、撮影が終わるまで歌と踊り、方言、舞台の稽古を撮影前と同じような強度で続けた」と、役作りの努力を明かしている。

https://kankoku-drama.com/news_topic/id=23336


ドラマ内では吹き替えの方もいるのですが、キム・テリさん、シン・イェウンさんはじめ一部の方が本当に歌ってます。こちらは練習風景だそう。

ジョンニョンのライバル、ホ・ヨンソ役のシン・イェウンさん。
裕福なお嬢様役で、これまた姫川亜弓のようです。
ハーフアップのヘアースタイルも、より亜弓っぽい。

シン・イェウンさんを初めて観たドラマはこちら。

なんてキレイな高校生ばかりなんでしょう!と眼福ドラマでした。わたしはシーズン2の方が好き。

そして記憶に新しいのは、やっぱりこちら。

『A-TEEN』とのギャップも相まって、高校生時代の壮絶なイジメの主犯を演じる姿に驚きました。

今作のヨンソ役は男役のトップを目指す役柄です。

ジョンニョンをスカウトする梅蘭国劇団の男役トップスター、ムン・オッキョン役に、チョン・ウンチェさん。

『ザ・キング』で拝見したことがあります。

『ザ・キング』の中の大人でスタイリッシュな女性のイメージとは全く違い、長身で立ち居振る舞いもイケメン。
バックハグする姿に惚れます。
オッキョン先輩〜♪

月影先生といえば、野際陽子さん以上の方はいないと思いますが、梅蘭国劇団の月影先生カン・ソボク役のラ・ミランさん。

時に厳しく時に母のような優しさを持つ団長役です。

梅蘭国劇団の女役ソ・ヘラン役にキム・ユネさん。
こちらの2作品で拝見したことがあります。

今作はヴィラン寄りの役です。

ここまではオープニングやキービジュアルに登場するメインのキャストです。

観始めた時「オープニングにいないってことは、この子は何かあるんだろうな……」と、思わずにはいられないキャスト。

それがジョンニョンの相棒
ホン・ジュラン
ウ・ダビさんが演じています。
わたしはお初の女優さんなのですが、なんてカワイイんでしょう!
↓右側がダビちゃん。


もう圧倒的ヒロイン。
彼女なくしてジョンニョンは語れない。

7話でジョンニョンとジュランが2人で稽古するシーン。

ジョンニョンの芝居スイッチが入った後はカメラワークも相まって、そっと髪を撫でたり、グッと引き寄せたりする芝居にジュランがドキッとした表情をするんです。
そりゃ誰でもウットリドキドキしちゃうよね!?って感じのジョンニョンの目力!

そこからスイッチをオフにする瞬間の切り替え演技にも注目してみてください。

ジュランのこんなセリフがあります。

彼女を見てなぜか震えた
彼女と演技をすると
自分を見失うの
オンダル(劇中劇役名)と
ジョンニョンの境がなくなって混乱しそうになる
そうなれば私も演技に集中できなくなる
だから怖かったの

11話ではジョンニョンとジュランが一瞬キスするのか!?と思ってしまうようなシーンもあったり。

ジョン・ジュラカップルが良すぎて、もっとラブラインがあってもいいんじゃないかと思ってしまったほど。

どうやら原作ではジョンニョンのラブラインが表現されているようです。相手はジュランという名の子ではないそうですが。
原作を読みたいのに翻訳版がまだ出ていないようなので、早く出してくれないかなぁ。

このドラマは本当に観劇しているかのような演出が施されています。

こちらの2作品をすでにご覧になっている方は劇中劇の演目が分かりやすいのではないでしょうか。

7話はケガをしたジュランの代役で女役をするジョンニョンも見どころとなっています。

そしてわたしが1番好きな8話。

冒頭では意地悪ばかりしてたパク・チョロク役を演じるアイドルグループOY MY GIRLのスヨンさんが、ジュンニョンと組んでオーディションに挑むことになります。

2人の稽古シーンでは、チェロクもジョンニョンの歌声と芝居に思わず涙しちゃう場面も。

このオーディションシーン、息を呑む演技とはこのことかと……

ジョンニョンの迫真の演技に自然と涙が溢れていました。

9話以降もキム・テリさんがどうやって声を出しているの!?という展開が待ち受けています。


ジョンニョンがその才能を発揮していく過程

仲間たちとの友情

ライバルとの競争を経て

最終回にはこのドラマの集大成ともいえる舞台を是非観てみてください。


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