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時代劇×ファンタジー×ロマンスは、まさに少女漫画だった!韓流ドラマ 「太陽を抱く月」・「ホン・チョンギ」

今でこそ珍しくはないですが初めて観た時は、時代劇にファンタジー要素が!?と衝撃を受けた2012年の作品「太陽を抱く月」

こちらと「ホン・チョンギ」両作品とも原作はチョン・ウングォルさん。

この記事の中にもちょっとだけふれた「トキメキ☆成均館スキャンダル」の作家さんです。
この作品も「花ざかりの君たちへ」「桜蘭高校ホスト部」を彷彿させるザ・少女漫画の世界観でした。↓

朝鮮王朝架空の王、成祖が国を統治する時代。
弘文館大提学の娘ホ・ヨヌ世子フォンは王宮での偶然の出会いから強く惹かれ合う。
やがて揀択カンテクにより世子嬪(妃)に選ばれたヨヌは婚姻に向けて別宮「隠月閣」で暮らし始めるが、フォンとの幸せな日々も束の間、謎の病気に侵されてしまう。
世子嬪の地位を剥奪され実家に戻されたヨヌは息を引き取り、フォンだけでなく、密かにヨヌを愛していた陽明君も深く嘆き悲しむ。
だがヨヌの病気は、巫女のノギョンが大妃の命令に逆らえずに行った呪詛によるものだった。
ノギョンは薬による仮死状態で埋葬されたヨヌを密かに助け出す。
しかし、それより早く地中のひつぎの中で意識を取り戻したヨヌは、恐怖のあまりすべての記憶をなくしてしまっていた。
ノギョンは、大妃には呪詛で尽きた霊力を取り戻すためと偽り、星宿庁の名もなき巫女として登録したヨヌとソル、チャンシルを連れて都を遠く離れる。

Wikipedia

↑6話の途中までのあらすじなのですが、ここまでは子役さんたちが演じています。

イ・フォン 世子セジャ(王子)役
ヨ・ジング(当時15歳)

ホ・ヨヌ/ウォル役
キム・ユジョン(当時13歳)

ユン・ボギョン役
キム・ソヒョン(当時13歳)

豪華俳優さん揃いの子役時代が観れます。
この作品以降、この御三方の作品を追ってるぐらい。

この御二方は青年期役↓

陽明郡ヤンミョングン
イ・ミノ(当時19歳)

世子の兄で庶子なのですが、「俺が先にヨヌを好きになったのに!」と、とにかくずーーっと切なく1番可哀想な方なのです。

ホ・ヨム
イム・シワン(同時24歳)

ヨヌの兄。
こちらも若き才能を潰されてしまう可哀想なポジションです。

今回改めて作品を見返してみて驚いたのですが、イム・シワンさん現在36歳で、この頃と全然お変わりなく本当に爽やかです。


まずは1話冒頭で殺人を目撃してしまった巫女アリが、口封じのため呪詛の罪をきせられ追われる身となってしまいます。

この巫女はノギョンの友人でとても強い霊力を持っていました。

アリが追われているところを一時的に助けてくれた女性がヨヌをお腹に宿した母でした。その時アリはヨヌに関する不幸な未来が見えてしまいます。

助けてもらったアリは「お子様のことは死んでもお守りします」と、ヨヌの母に約束して去っていきました。

結局アリは捕らえられてしまい、拷問の末に亡くなります。

亡くなる前にアリはノギョンに「私の代わりに守ってほしい子がいる。太陽に近づくと滅亡することになるものの、太陽のおそばに仕える運命を持った子だ。その子を無事に守り抜いてほしい」という遺言を残しました。

あらすじの中に出てくる

ノギョンは薬による仮死状態で埋葬されたヨヌを密かに助け出す。

巫女のノギョンは大妃に逆らえずヨヌを呪詛した罪悪感と友人アリから託された遺言のために、なんとかヨヌを生かすため苦肉の策で薬を飲ませ仮死状態で埋葬するのです。

しかし、それより早く地中のひつぎの中で意識を取り戻したヨヌは、恐怖のあまりすべての記憶をなくしてしまっていた。

このシーン。掘り返す途中でユジョンちゃん…じゃなかったヨヌが目を覚ますのですが、怖かった……
早く!もっと早く掘って!と、いう気持ちになります。

一命を取り留めたヨヌは、素性を隠すため新たに巫女ウォルとして生きていきます。

6話の途中から成長した姿にかわるのですが、王イ・フォンをキム・スヒョンさんが演じます。

最近話題になった「涙の女王」からキム・スヒョンロスで、こちらのドラマに流れた方もいるという意見もネット上でチラホラみかけます。


巫女、呪詛、儀式、アリの予知、太陽と月、フォンとヨヌの出会い、宙に浮く傘 etc…と、ちりばめられたザ・少女漫画的ファンタジー要素。

様々な陰謀に翻弄されながら、ウォルが少しづつ記憶を取り戻しヨヌに戻るまで。

ウォルの中に、どうしてもヨヌを重ねずにはいられない王イ・フォンと陽明郡の三角関係。

こちらが見どころです。

そしてシリアスの中にもユーモアを!
王イ・フォンと、カワイイ尚膳サンソン・ヒョンソン(王専属の宦官)の掛け合いも注目してみてくださいね。

朝鮮時代に実在した天才女性画工 ホン・チョンギをモチーフにしたロマンス時代劇。

https://culture-pub.jp/lp/redsky/sp/#intro

はるか昔、魔王を封印する王の肖像を描いた画工の娘ホン・チョンギと、封印を主管した道士の息子ハ・ラムが生まれるが、チョンギは呪いにより視力を奪われていた。

9年後、ラムは雨乞いの儀式で祈りを捧げる童子としてチョンギと出会う。儀式の前に2人は再会を約束するが、悲劇が起きてラムは視力を失い、チョンギとの再会を果たせなくなる。

それから19年、視力が回復したチョンギ(キム・ユジョン)は天才的な画工となり、ラム(アン・ヒョソプ)は星を読む能力に長けた書文観の主簿として王に仕えていた。その2人が運命に導かれるように再び出会うが…。

https://culture-pub.jp/lp/redsky/sp/#story

キム・ユジョン×アン・ヒョソプ主演だったので、ずっと観たかった作品でした。

U-NEXTでやっと観た直後にNetflixでも配信が始まるという…あるある。

もう1話、2話から大好物な世界観で、

はるか遠い昔
人間が天地の万物と調和を成し
目に見えぬ存在と共存していた時代があった

そこには3つの神が1つの体に宿る三神がいたそうだ

第一の神は生命を授ける神
第二の神は死をもたらす神
第三の神は生と死の均衡を保つ中庸の神だ

ある日より多くの血を欲した死の神が中庸の神を食べてしまった

生死の均衡は崩れ
世界は恐怖と不安に覆われてしまった

そして死の神である魔王は
三神の体を離れ
人間の欲望に潜むようになった

そんな中 恋人を失った1人の女性が1枚の絵を完成させた

命の神サムシンは彼女の願いどおり絵に入り
世を乱していた魔王は
その霊妙な絵に封印されたのだ

しかしその後 彼女は突然
姿を消した

と、いう語りとともに今作も儀式、巫女、神々の存在、同日に生まれた運命の2人チョンギとラム。

「太陽を抱く月」から、さらにパワーアップしすぎた!?ファンタジーロマンス時代劇となっています。

1話、2話は子ども時代。
3話から大人になった2人の姿が観れます。

前作同様、時代劇姿がとってもお似合いで美しいユジュンちゃんと、赤眼のアン・ヒョソプさんが素敵です。

思い出の地、桃の花畑のシーンは2人のビジュも相まって、どれも美しい!

そして画工のお話なので絵を描くシーンが多いです。

どこまでその時代を正確に表現されているのかわかりませんが、どのような画材を使い、どんな工程で御容オヨン(王の肖像画)を完成させるかの様子がみれたのは興味深かったです。

その体勢で筆先だけで、この緻密な模様を一発描き!?とか。とくに筆先がアップになるところ、よーーく観てください。

最後にこちらは「トキメキ⭐︎成均館スキャンダル」の原作本。

左・「トキメキ⭐︎成均館スキャンダル」原作上下巻 右・続編上下巻
装丁がステキ


なんと続編が存在するとは知りませんでした。

これから読むのですが、レビューをみると原作の方が良いとみなさん書かれているので楽しみです。

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