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ディズニー映画「マイエレメント」のワンシーンから使える表現をいくつか掘り下げてみました。【パート36】

< 家族が皆集まっているので来ないかと、ウェイドがエンバーを自宅に誘うシーンです >

【学習ポイント】
♦️「ちょっとだけお邪魔します」を英語で?

ウェイド: Actually, my family stopped by for dinner.  You want to come up and wait for the call together? (今家族が集まってるんだ。上で連絡を待たない?)
エンバー: Your family? Okay. I’ll… I’ll come up for a bit. (あなたの家族と?じゃあちょっとだけ)

「マイエレメント」

① I’ll come up for a bit.「じゃ、ちょっとだけ」
この表現はとてもリラックスした口語的なので、理屈なしにそのまま覚えてしまいたい英語です。

「少しの間」= for a short time ですが、for a bit の方がよりくだけた言い回しです。

セリフのように「うちに(=家に)来ない?」と言われて、”I’ll come up for a bit.” とサッと言えるとカッコいいですね。


< ウェイドが家族をエンバーに紹介するシーン >

【学習ポイント】
♦️「〇〇の後を追いかける」を英語で?
♦️ get in ... は「入る」だけでない。

ウェイド: They’re students at Element City School for the Arts.(2人は美術学校の学生だ)
家族の一員: Yeah. Following in Mom’s wake.(ママを追ってる)
家族の一員: Oh, nonsense. I’m just an architect.  The real artist is my brother, Harold. (私はただの建築家。芸術家は弟のヘラルド)
< 中略 >
ウェイド: One of his paintings just got in the Element City Museum’s permanent collection.(美術館に作品が飾られている)

「マイエレメント」


Following in Mom’s wake.「ママを追ってる」
wake は「起きる」という意味があるのはご存知だと思いますが、これは名詞として使われています。

名詞としての意味の一つに、wake は、船が水上を通った時、船の後ろに白い波がどんどん残るのは見たことがあると思いますが、その残った波の泡のことを wake [名詞] と呼びます

ですから Following in Mom’s wake で「お母さんがたどった後をついていく(追いかける)」という意味が生まれるのです。

お母さんが残して言った道が、船が残す白い泡に例えているのです。これはわかりやすいですね。

She decided to follow in her sister’s wake and become a doctor.「彼女は姉の後を追いかけて、医者になることを決めた」

ただ、実際に「…の後を追いかける」という意味では “follow…” のみの方が普通です。

Tons of fans followed him.「大勢のファンが彼の後を追いかけた」

② One of his paintings just got in the Element City Museum’s permanent collection.「美術館に作品が飾られている」

少し長めの文ですが、ポイントは “got in ...” です。got in … は「…に入った」ですが、ここでは「受け入れられた」という意味で使われています。「コレクションとして受け入れられた」ですね。

ただ正式には got into… ですが、会話では got in... が普通に使われます。

違いは、got into の方が、受け入れられたという達成感が強いです。into … は「中に入り込む」イメージなので in よりも受け入れ感が強くなっているのでしょう。

get や give は本当に汎用性が高く、どこにでも使われるので知識をたくさん蓄えておく必要があります。



< ウェイドの家族の1人が急にウェイドが嫌いなものを話す出します>

♦️「死ぬほど怖い」は直訳でOK!

家族の1人: Uh, hey, Ember, did, uh, Wadey here ever tell you that he’s deathly afraid of sponges?(ウェイドはスポンジ恐怖症だ。もう聞いた?)
エンバー: No. (いいえ」
ウェイド: I was traumatized. (あれはトラウトだよ)

「マイエレメント」

③ he’s deathly afraid of sponges.「ウェイドはスポンジ恐怖症だ」
deathly「死ぬほど」はすぐに推測できますが、be deathly afraid of … はあまり見たことがないのではないでしょうか。

日本語でも「死ぬほど怖い」って確かに言いますが、こんな表現出てきたらすぐにでも使いたくなってきます。

字幕の「スポンジ恐怖症」もいいですね。死ぬほど怖いってよく言いますが、〇〇恐怖症も言われてみればよく目にします。

普通に I’m very afraid of … よりずっと怖いので、世の中で一番怖いものに使ってみるのも面白いです。

I’m deathly afraid of centipedes.「ムカデが死ぬほど怖い」

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