「貧しい」という意味のpoor と needy の違いから見えてくるものがいろいろありました。
今回取り上げるのは、「貧しい」を意味する poor と needy です。
また最後に poor が「貧しい」だけでなく「下手な」という意味もある理由についても見ていきたいと思います。
一般的に、poor の方がneedy よりもよく使われると思うのですが、これらの2つの語について違いを見ていきたいと思います。
⇨ poor は一般的な貧困状態を表す際に使われます。needy は緊急支援の必要性ある人を指す際に使われる。
⇨ poor は、生活するのに十分な資金がない。needy は、生きていくために緊急の援助を必要とする。
.⇨ 基本的なニーズを満たすことができるのであれば、すべてのpoor な人が needy な人であるとは限らない。
まとめると、poorは一般的な(経済的)貧困状態を、needy は極端な貧困状態を指します。ですから、基本的なニーズを満たせば必ずしも poor とは限りません。
needy は need (必要である)の形容詞ですが、そこから「必要な」⇨「必要に迫られた」という意味が出てくるのは簡単に想像できます。
また、poor が「貧しい」と「下手な」という違う意味がありますが、これは poor のコアーが「不足した」だからです。
お金が不足しているから「貧しい」で、技術が不足しているから「下手な」になります。
この poor のコアーに加えて思ったのが、極端を表す needy ではなく、基準を下回っている poor だから、poor の方が「下手な」が合うのだということです。
poor のように一つの単語に、一見関連がなさそうな意味が2つ以上ある( poor の場合、「貧しい」と「下手な」) 場合も多々ありますが、その語のコアーを知れば繋がっていくことが多いので、コアーを学ぶことも語句の定着に繋がっていきます。なぜなら、
「なぜこういった意味になるのか?」を考えるからです。“脱丸暗記”に役立ちます。
いろいろ考えて英語の世界をもっと楽しみたいですね。
Thanks for reading my article. See you soon!
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