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写仏部作品No.8 『摩耶夫人像』

4月8日はお釈迦様のお誕生日。
お釈迦様のお母様、摩耶夫人は、出産のために里帰りをする途中、ルンビニ(現ネパール)で、産気づきます。

んーー!
とイキんでいるところでしょうか。

『摩耶夫人像』
脇の下からお釈迦さまが生まれるところ。

出典:東京国立博物館研究情報アーカイブスhttps://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0016918


金銅仏は質感が出せず、写仏が難しい…。

それと、博物館のデータは、仏像が細部まで均等に見えるように撮影されているため、芸術性を追求していません。
その点、プロカメラマンである江口班長はもちろん、Himashun部長らが撮ってくれた写真は、写真として美しいため、写仏が下手でもなんとか鑑賞に値する絵が描けるんだなあ、ということを実感。


ルンビニの花園では、花が一斉に咲き誇っていたとか。
釈迦が摩耶夫人の脇の下から生まれるとき、龍が天から飛来して、甘露な雨が降ったといいます。

7歩あるき、右手で天を、左手で地を指差し、「天上天下唯我独尊」とおっしゃったのは、有名な話。


『誕生釈迦仏立像』
みうらじゅん氏が『BB』とおっしゃっていました、Birthday Buddha(仏陀)との由。

出典:東京国立博物館研究情報アーカイブス
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/522913


この日をお祝いする「花まつり」「灌仏会」が全国のお寺で開催されています。
花で飾った灌仏桶の中央に誕生仏像を安置し、柄杓で甘茶を掛けます。

「慶性院」にて筆者撮影 



拙宅でもお祝いしましょう。


何が始まるかな?

大根とのらぼう菜の茎。


ご飯に鰹節とお醤油を入れて、まぜまぜ。


釈迦誕生仏のできあがり。


手が緑(^^;;
のらぼう菜の茎が曲がっていたのは、このため。
大根を芯にしたんですが、思いの外、ごはんのくっつきが悪く、思うように成形できませんでした。
食べ物なので、あまりぎゅうぎゅう触れないし。

山ちゃんだったらもっと上手に作れるのに。
でも可愛いと言えば可愛い。



柄杓がないので、急須。
甘茶がないので桜茶です。
お釈迦様、気持ちよさそう…。



お茶漬けにして頂きます。
灌仏会にお釈迦様をいただくなんて、この世で私くらいでしょう。
なんという罰当たりご利益。
「花まつり」にちなみ、お皿を花の模様、もしくは花の形に統一しました。
あ、チェックのりんごは私の得意芸です(誰でもできるけど)。


大根とのらぼう菜の茎は、お味噌汁にし、ロスなく使用しました。

大根をお釈迦様の本体から抜くとき、脱活乾漆造もこんな感じ? と妄想を膨らませました。


他の部員の真面目な作品はこちらをご覧ください。

Himashun部長、よろしくお願いします。
そろそろ退部令が出るような気がしないでもない。


新入部員、随時募集中です。
ハッシュタグ「note写仏部」で投稿してください。
よろしくお願いします。


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