映画『世界で一番ゴッホを描いた男』
主人公趙小勇チャオ・シャオヨンは、1996年、出稼ぎで深圳市大芬(ダーフェン)にやってきました。
大芬は世界でも珍しい地域です。1万人の画工を抱え、村をあげて複製画製作を行い、世界市場の6割を占めることから「油画村」と呼ばれているところ。
中学を1年で中退し、さまざまな仕事をしてきた手先の器用なチャオは、ここではじめてゴッホの作品と出会い、独学で油絵を習得しました。
食事も、寝るのも、結婚も、子育ても、この工房の中でした。
男はみな上半身裸で作業し、寝る時は床の上に雑魚寝で