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ミュージカル ピピン
ピピンの大阪公演初日に行ってきました。
サーカスの劇中劇として演じられる、国王の息子ピピンが自分の人生での生きがい、やりがいを求めて右往左往する物語。見たら一生忘れられないクライマックスとは?
アクロバティックなパフォーマンス、息のあったステップ、ダンス、そして歌。
歌詞が大きく表示されるシーンは、本来なら会場からも一緒に歌えたのでしょう。(心の中で歌ってくださいと配布物に注意書きがありました。)
「青い鳥」に代表されるような「幸せ探し」の旅は、その責任を自分ではない誰かに委ねたとたん、恐ろしい牙となって自分に降りかかる。
コミカルな表現を多く含んだ楽しめるミュージカル作品でありながら、ストーリーにあるのは「めでたし」では終われない深いテーマです。
自分では気がつかなかった部分をネタばれとして書いている人もいたので、観劇後に探して読んでみるとさらに深められるかもしれません。
こちらの公演も、コロナの影響で前の公演は全日程は上演できなかったそうで、カーテンコールで涙ぐむ役者さんの姿が胸に響きました。