「ポプラ社通信」note始めます。
はじめまして。ポプラ社の想いや取り組みを紹介していく「ポプラ社通信」noteの第1回目です。
「かいけつゾロリ」等の人気シリーズを刊行するこどもの本の出版社、というイメージで見られることが多いポプラ社ですが、「総合百科事典ポプラディア」をはじめ、図書館・学校向けの学習資料や、2000年から本格展開した一般向け書籍でも文芸書やエッセイ、文庫・新書、『かがみの孤城』、『その本は』等の人気作品も数多く刊行している出版社です。
出版を起点とした海外展開やキャラクターライセンス事業も積極的に展開していますし、近年の社会環境の変化を受けて、こどもの学び事業「こどもっとラボ」を立ち上げ、『MottoSokka!(もっとそっか!)』で教育ICT事業に新規参入、ポプラ社グループとしての事業展開も拡大していて、イメージを塗り替えるような新しいチャレンジも実はたくさん行っています。
この「ポプラ社通信」では、ポプラ社が何を大事にしてどんな活動に取り組んでいるのか、どんな想いで新しいことにチャレンジしているのか等、ポプラ社をいろいろな角度から発信していきたいと思います。
社名の由来と“受け継がれるもの”
「ポプラ社」の社名は、ふたりの創業者、久保田忠夫と田中治夫によって名付けられました。社史から元の文章をご紹介します。
社員の多くが知っているこの社名の由来。「嵐に負けず、天に向かって伸びるポプラの木」のイメージは、ポプラ社を心の面からずっと支えてきたのだろうと思います。
そして大切なことがもうひとつ。
社名を決める段階ですでに、ポプラ社にとって、こどもはともに育っていこうとする存在だったということです。小さき者を見下ろすのではなく、横に並んでこどもの目線に立ち、こどもとともにあろうとすること。これは、創業の頃はもちろん、今に至るまでずっと大切にされている、ポプラ社の魂のようなものではないかと思います。
これからもずっと、受け継いでいきたいことでもあります。
北極星は社員の手による「企業理念」
冒頭の会社紹介にも引用した企業理念は、近年になって、多くの社員が関わり議論を尽くして作り上げたものです(制定は2014年)。ポプラ社はこの社員の手による企業理念をとても大切にしています。
新しい何かを始めるとき。新規事業の計画を考える中で。やろうとしていることが企業理念の実現につながっているか、方向があっているか、必ず議論されます。旅の夜空で見上げる北極星のような、目的地を見失わないための、必ず立ち戻る指針になっているのです。
先にポプラ社とこどもについて書きましたが、老若男女に向けて対象を広げた今、企業理念の中で、こどもの文脈も少し変化しています。こどもと大人は別のものように語られることもありますが、こどもだったことがない大人は存在しません。ポプラ社の基本理念では、“こどもとともにあろうとすること”において、“こども”と“昔こどもだったすべての人”を含めて語られています。
そしてここにも、大切なことがもうひとつ。”夢と感動を与える「本」”と、
本が「」(かぎかっこ)でとじられています。
「本」には、紙の書籍はもちろんのこと、演劇や映画や電子書籍、デジタルコンテンツなど、本から派生する様々なコンテンツや体験という概念が表されています。
近年の新しいチャレンジも全て、この企業理念に基づいて、今求められる新たな「本」を“こどもたちとともに”生み出していこうとしているのです。
今年は創業75周年
そして2022年の今年、おかげさまで、ポプラ社は創業75周年を迎えました。
この「ポプラ社通信」noteでは、様々な取り組みや新しいチャレンジに光を当てつつ、それにまつわる想いものせて皆さんにお届けできればと思っています。
また、社長自ら取材に赴く新連載「こどもの学びが未来をつくる ポプラ社社長・千葉均が見る、聞く、話す」もスタートします。
新たな取り組みの中の小さな1歩「ポプラ社通信」をこれからどうぞよろしくお願いします。(広報M)
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