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葛根と自然薯を掘る!われら宇陀のインディアナ・ジョーンズ その1 〜白いダイヤを探せ!〜

ごぶさたしております、「ぽっぷごーず」のあらたです。
相変わらず書きたいこといっぱいあるのですが、追いつかない日々です。まあそれだけ充実した日々ということにしておきましょう。

突然ですがここでクイズ!
Q: 奈良でお土産を買うとき、何を買いますか?

我が家はまず買うのが「柿の葉寿司」ですが、これは土産というより、その日の夕食(笑)
それから、白玉屋榮壽の「みむろ」最中。
あと、吉野方面で欲しいけど悩んでしまうのが「吉野本葛」
葛は好きだけどお高いのよね。欲しいんだけどどうしようかな。いつもお店で手にとっては棚に戻すお品。
そもそもさあ、葛ってなんでこんなに高価なの?
そんな私の素朴な疑問を解明する日がやってきました!

一昨年だったか、たまたまご縁があり、葛の根を掘る体験に同行させていただいたことがあるのですが、まあそれが大変な作業で、私なんかが行っても大して役に立たない、ということを体験して帰ったのでした。
でも山あそびは楽しかったので、また機会があれば行ってみたいなあと思っていた時に、この「大人の野遊び 薬草編 ~葛根・自然薯掘りツアー~」を見つけて思わずポチッとしちゃいました。
その時の様子は「大人の野遊び 薬草編」にアップしてますので、そちらをご覧ください

以下、そのツアーの様子をとっても個人的につれづれに綴っておきます。詳細は宇陀のゲストハウス「奈の音」さんのFacebookなどをご覧ください。

さて、1月のある日、どのくらい寒いのかとビビりながら、カイロやら防寒着やら自分でできる限りの装備を準備して宇陀に向かいました。

13:00 宇陀のゲストハウスに集合して、メンバーを「自然薯掘り」「葛の根掘り」の2チームに分けて車で移動。私は今回葛の根掘りチーム。
いよいよトレジャーハンター出動です。
薮をかき分け、粘土質のズルッと滑りそうな斜面(実際ズルズル滑っていた😅)を踏ん張って歩きます。
道なき道を歩いていくと、ガイドさんがあらかじめ見つけてくださったスポットに到着。

やっぱり口ずさんでしまう「インディアナ・ジョーンズ」のテーマ🎤


葛粉をとるには、20年〜30年育った太い葛の根を、冬に掘らなくてはいけません。
やたらめったら掘ってもダメなので、まずは秋のうちに葛の葉と茎から、太い根がありそうなところを探しておくのです。
そして、しっかり澱粉を蓄えた冬に根を掘り出します。

もちろん、根は見えないので、地上に出ている茎の部分から太い根の位置や方向に当たりをつけて、スコップで掘っていきます。太い根が見つかればそれを掘る。細ければ探し直しです。

ザクザクとひたすら掘るの図


今回私たちのチームはいきなり太めの根を発見!
これはいける!と掘り始めました。
途中、笹や別の木の根と交差したりしましたが、男の方ががんばってそのままガンガン掘り進めてくださり、ガイドさんもびっくりのとても太く長い根を掘り出すことができました🙌
キリのいいところまで掘って、ノコギリで切断して車道へ運び出します。え?これどうやって運ぶの??とかわあわあ言いながら、とにかく押したり引いたりして斜面を下ろしていきます。
こんな立派な根を掘れるなんて思ってなかったから、びっくり&嬉しさいっぱいです。まあ、非力な私はそれほど貢献してませんが😅
集中してひたすら掘っていたので、作業中の写真は全くありません。すみません。

手前が葛根、奥に並ぶのは自然薯


もう1チームもなかなか太い根を掘り出し、自然薯掘りチームと合流した頃には17:00を過ぎていました。
この頃にはみんな泥んこでヘトヘトになったけど、かなりの収穫を見てテンション上がります🙌

掘っている間は暑くて上着を脱いでいたけど、夕方になると山は冷えます。

その後行った温泉の、気持ち良かったこと♨️
冷えた身体にジャグジーが沁みます😌

とはいえ、「白いダイヤ」と呼ばれる高級食材の吉野葛にお会いするには、まだまだたくさんの工程があるのです!!どんなハードな作業が待っているのか、ワクワクドキドキします💓

でも、それは次の日の作業。夜はまずしっかり飲んで食べて語って、身体を休めるのでした。

そんな楽しい夜や、次の日の作業のお話は、また今度👋😊

(つづくよー😆)

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