「水割り」 詩作002

今夜も 静かに
BARの扉をノックする

カウンターに 一人 座る
馴染みのバーテンダー
クライヌリッシュ14年を水割りで

カウンターの幅 見えない壁
互いの事をほとんど知らない
バーテンダーと客の 距離と壁

会話は ほとんど ない
カウンターを挟んだ間柄
ただそれだけの関係性

カリラ12年の水割りを飲んで 席を立つ

水割りを作る
水割りを飲む
それだけで 少しだけ わかりあえる
まるで 会話をしているような 水割り

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