学校教育の負のサイクルを断つには、文科省の力が必要不可欠だという当たり前すぎる話。
学校の負のサイクル。
増え続ける仕事→ハードワーク→疲労困憊→ストレス過多→療養休暇→代替教員なし→人手不足→増え続ける仕事→(以下繰り返し)
こんな現状です。
が、
Twitter(X)なんかを見ていると、
「教師の働き方改革は、教師自身が始めていくべきだ」
まあ、わかる部分はあるにはあるが、明確に批判すべき部分もあると思います。
働き方改革は、教師一個人の力では、どうすることができない面もあるのが現実だからです。
「オレは仕事が速いから、定時退勤です」
「働き方改革なんて余裕」
的な、糞みたいなツイートをしている教職員垢には、苛立ちを隠せません。
調子に乗るな。
明確に告げさせていただきます。
おまえはただ運が良かっただけだ。
周りの環境でたまたま定時退勤ができているからって調子気なこと言ってんじゃねぇ。
下の図をご覧ください。
教師の働き方改革に一人で臨むには限界があります。
・定時退勤
・効率的な働き方
・部活動の顧問拒否
・安定した学級経営
・仕事を断ること
こういったことは、自分で改革することができるかもしれません。
ただし、運が良ければ。
部活動を引き受けざるを得ない状況の先生、崩壊学級を引き受けざるを得ない先生、他人のしわ寄せに苦しんで効率的に働くことのできない先生…などなど
現実は、そんな先生方であふれかえっています。
やはり、上からの(文科省からの)改革は必要不可欠です。
当たり前すぎます。
・業務の外部委託化
・通知表や所見の簡略化
・部活動の地域移行
・教師不足の解消
・1クラス当たりの児童生徒数
などなど…
文科省の果たすべき役割は大きいです。
にもかかわらず、
「働き方改革なんて、教師の意識次第なんだよ」
これは、あまりにも短絡的すぎます。
もちろん、教師の意識的な問題もありますが、それは、給特法や業務内容から必然的に生まれてしまった仕事に対する先生方のマインドセットだとも言えるように思うのです。
文科省の責任は大きい。
当たり前すぎることですが、このことを忘れて、自分自身を責めている先生方も多いように感じるのです。
文科省には、グイグイと教師の働き方改革を進めていってもらいたいものです。