僕が営業マンをしていた時の話⑩
帰りの電車でほぼ一時間、ミャーミャー言いっぱなし。乗り換えの人混みもよく耐えて頑張った子猫。
家に帰ると恐る恐る奥さんが箱を覗いてきた。
「ちっちゃ!」
「かーわいー!」
「こんなん捨てたん誰っ!」
どうするか、今日はこの家に置けたとして、ペット不可賃貸ではいずれ大家さんにバレる。ともかくご飯とトイレセットを買いに行かなければ、という事で近所のペット屋さんへ走る。
子猫はホッとしたのか、家の中をヨチヨチ歩き回る。ご飯と言えど、子猫用のミルクとウエットフードを少し混ぜて虫下しも少し入れて根気強く食べてもらう程度。ちょっとずつではあるが自分で食べられるようだ。しばらくすると、タオルを敷いた段ボール箱の中で寝てしまった。
実家へ相談。最初は渋られたが1ヶ月だけという約束で預かってもらう事とした。その1ヶ月で何をしなければいけないのか。
僕と奥さんは決めた。
よろしければサポートお願い致します。頂きましたサポートは、うちの猫達の食事代として大切に使わせて頂きます(^o^)