普段から意識すること
こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。
お手本を真似る
小学校の6年間、習字を習っていた。不器用で下手でなかなか状たくしなくて、一緒に通っていた友達とは常に1級下だった。追い越したことはない。
友達と張り合うつもりはないが、お手本のように美しい文字を書きたくて自宅でよく練習していた。半紙を使いすぎて親から叱られ、新聞紙にひたすら文字の練習をしていた。
習字の先生は厳しくもあり、私に分かりやすいように指摘をしてくれた。私が書いた半紙には赤だらけ。先生から「帰っていいよ」と言われるまで書き続けるが、私は2~3時間ぶっ通しで書いていたこともあった。
この頃の忍耐強さが今の仕事にも活きているような気がする(笑)
私は土曜日の昼に通っていたが、家の事情で夜に通うことになった。その時間帯には知っている人はおらず、高校生や社会人ばかり…大人の世界で下手くそな私が文字の練習をしていた。
先生から「みんなでAさんの書いているところを見よう!」と言われ、みんな筆を置いた。
Aさんはたたみ1畳分ぐらいの毛布を下敷きにして、細長い半紙で達筆に書いていた。当時、小学3年生の私には見たことがない光景にドキドキした。とはいえ、下手くそな私にはそんな腕前はほど遠い。
このとき先生から「見比べる」勉強をするように言われた。
・人と比べる
・自分が書いた文字を比べる
当時はぼんやりとしか理解できていなかったが、今はPOPライターであり講師でもある立場になって常に意識している。
きっと一緒に通っていた友達のように習字が上手ければ、先生からのアドバイスはなかっただろう。何度も何度も練習しても上手くならない理由があった。ただ書いただけでは文字は上手くならない。
意識をすると見方が変わる
POPの上達は数稽古。
現場で1週間でPOPが100枚書けた人と10枚書けた人とは、100枚書けた人の方が認められる。しかし、長いスパンで見ていくと10枚しか書けなくても落ち込む必要はない。
毎回自分のPOPが貼られた売場を見て、他の人のPOPと見比べたり反省して改善点を見つけられる人は客観的に自分のPOPが見れる力と観察力がある。「こうした方が読みやすい」「この色の方が見やすい」と無意識に判断が出来るし、POPを書くスピードも身につく。
単に文字を書く、意識して文字を書く
この違いが文字を書く以外のことにも直結している。
何歳になっても日々勉強ですね。
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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回をお楽しみに!
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