あるある話② 子供の熱い視線 【13】
【この記事はおよそ1,600字】
車いすユーザーが感じたことあるであろう話を紹介したいと思います。
面白い発見、驚くこと、嬉しいこと、辛いこと、いろいろ経験します。
「そんな世界があるのねー。」
と、知ってもらえたら嬉しいです。
いくつかシリーズで書きたいと思います。
車いすで街中を走ると視線を感じます。
チラ見する方、じっくり見る方、振り返って見る方もいます。
本人は日常なので何も意識しませんが、視線を向けてくれる方は
「段差大丈夫?」
「あの坂登れる?」
「なんで車いすなんだろう」
など、気にかけてくれていると周囲から聞きます。
特に熱い視線をくれるのがお子さんです。
中でも1歳から3歳くらいの子供の反応は興味深いです。
車いすは子供に好かれる?
前回に続きエレベーター内での事です。
全開の記事(車いすユーザーあるある話①)
空いているエレベーター内では、ベビーカーのお子さんとよくお隣さんになります。
保護者がベビーカーを押して奥に入ると、僕との距離も目線も近づきます。
この後の典型的なパターンがこちら。
こんなパターンが日常ですが、どうせ子供に興味を持ってもらうなら楽しい記憶で残って欲しいと考えました。
そこで一時期、
完全にハマった事がりました。
一発ネタで笑わせる!
これはエレベーター内だけでなく、病院の待合、会計のレジ待ち、ショッピングモールやファミレスでの食事中など、散々試しました。
その時の3つのアイテムがコレ。
①ピエロの赤鼻
②手から飛び出るお花
③大きな耳
外出の際、毎回この中の2つを常備して、子供に観察されるチャンスがあれば、一発だけ披露していました。
これが、冗談抜きで
限りなく100%近くウケました!
手持ちのネタ、どちらがその子にウケるかを見分けるのがポイントです。
カウントはしてなかったけど、30人以上のお子様たちの笑顔を見せてもらいました。
もっと続けたかったけど、コロナのマスク期間で出来なくなり、その後は娘から「不審者に思われるよ」との指摘もあり、今は止めました。
保護者の立場から言えば、自分の子に勝手に関わられることは、不安で迷惑に感じる方も多いと思います。
でも、初めて見た車いすって、記憶に残ると思うんです。
関わることの少ない車いすに興味もあると思うんです。
大人への成長段階で、障害を持った人に少しでも関わることで、心のバリアフリーがより育まれると僕は思います。
僕のやった行動が正しいかどうかはわかりません。
でも、興味を持つ子供に自由に感じて欲しいと僕は思います。
「なにあれ?」
「変なの。」
「自分とは関係ない」
成長する中で、こんな記憶で残って欲しくないんです。
「前に車いす見た」
「変だけど、あの人笑ってたな」
「自分とも楽しくできる人」
そんな記憶に残って成長してもらえたら、学校や社会で教育される心のバリアフリーも、すんなり受け入れられると僕は思います。
話がそれましたが
「街中でよく視線を感じる」
「特に子供の視線が熱い」
「子供と楽しめるチャンス」
というあるある話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
感想がありましたら、コメントに残してもらうと嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。