アップルパイ
アメリカのパイ生地はフランスのパイ生地とはちょっと違います。パイの立ち位置も違うと思う
アメリカのパイはあくまで果物を食べるための器
なので生地も主張しすぎずあっさりしたもの
フィユタージュやパートブリゼに似てるけど、アメリカ風のパイを作る時にはショートクラストペストリー生地を作ります
18cmのパイ皿で240gくらいの生地
水分が少なめで伸ばしにくいのと、器として果物から出る水分を受け止めるためにやや厚めに伸ばしてます
空焼きする。上にも生地を被せるタイプの場合には空焼きできないけど、オーブンに力がなくて下生地を焼き切る自信がないので下も軽く焼いておきたい
特に今回はリンゴに先に火を入れず生のままパイ生地に乗せて焼くので尚更水分の対策をします
りんごは厚めのイチョウ
砂糖、自家製キャラメルベース、レモン汁、シナモン、小麦粉を和えました
紅玉は手に入らなかったのでサンふじ。甘みが程々で酸味が足らないのでレモン汁多めで砂糖少なめ。コクを出すためにキャラメルベース、りんごの果汁を受け止めるために小麦粉、好みでシナモン
店で売るためならレシピを作って分量を決めるけど、今回は家での試作な感じなので分量は全て適当。
果物を使うお菓子はレシピにとらわれすぎない方が良いと言うのが個人的な考えです。味見しながらね
これで大きなりんご2個半。焼くとカサが減るので山盛
クランブルと言うポロポロのクッキー生地(シナモン入り)をしっかりりんごがかくれるように。
185℃で小一時間
パイ皿からふつふつと果汁が溢れて、竹串で中央をさして中心が熱くなっていることを確認します
パイ皿から出せるように下に紙の帯を敷いといたんですが、破れて無理でした(笑)
アメリカンな感じでパイ皿のまま切り分ければいいや。ショートクラストペストリーも脆い生地なのでその方が形を保てるし
焼いてる時は最高の香りだし、熱々でアイスを乗っけて食べるのも最高
アイスが溶けてソースのようになるのもフィリングをシンプルにしてるせいでより美味しく感じると思ってます
作り込んだフランスのタルトも好きだけど家庭で作られるパイもすごく好き
フィリングもその時々で変化をつけられるのも飽きずに食べられる秘訣かも
おいしかった(^_^)