ピーター・ティールのZERO to ONEに登場する素晴らしい企業を作る7つの質問に回答するためのアクションや考え方について考えてみた
はじめに
こんにちは。
ぽにーすたーくと言います。またまた拙い文章投稿、失礼します。
普段はブロックチェーンの会社でPM的な仕事やっていたり、フリーランスで経営コンサルタント(主にPMOや業務改善、システム導入リプレイスの手伝い)、知人とUEFNでゲーム作っていたりしています。
最近はプライベートの時間はもっぱらUEFN触っています。RCStudioというチーム名で活動しています!
UEFNに関しての記事も書いていて今後も書いていく予定なので良かったらフォローお願いします!
【初心者向け】UEFN上達ロードマップ|PonyStark@RCStudio (note.com)
自分は読書も良くするのですが、それについてもちゃんとアウトプットしようと思い、今回書くことにいたりました。
背景や理由は割愛しますが、ピーター・ティールのZERO to ONEを読んで色々感動し、それをきちんと普段の自分の行動に反映できるように考えてみましたので、それを共有できればと思います。
経験則から来る結論が多く、論理性が足りない部分もあるかもですが、一意見として参考にしていただければ!
ZERO to ONEという本について
この本は、Paypalを作り、今ではパランティアというデータ分析?企業を作った連続起業家、スタートアップ界隈での生ける伝説とも言われているピーター・ティールによって書かれた、素晴らしい企業を作るには?的な示唆出し本です。
普段「常識」の中で生きている我々に対して新たな視点や気づきを提供してくれる名著です。
起業とか興味ある人は是非一度読んだほうが良いですよ!
(アフィリエイトではないですので安心してください!)
ピーター・ティールに対する印象
正直界隈の人からすれば「今更?」っていう感じかもしれませんが、やっとZERO to ONE読みました。
実は僕は元々イーロン・マスクのファンで彼の伝記や関連本は読んでいたので、ピーター・ティールの存在は良く知っていました。スタートアップ界隈や起業を志す人からすると当たり前のレジェンドですよね。
ただ、僕があまりにもイーロン・マスク教(狂)だった過去があったため、ピーター・ティールを軽く敵対視していたところがありました。(PayPal関連のエピソードで)
なので食わず嫌いみたいな感じで読まなかったのですが、ZEROtoONEを読んでからは多少ファンになりかけました。もっとこの人の考えを知りたい。となりました。
前振りが長すぎたので本題、この本が書いていることを端的に表すと
正直沢山学びがあったので端的にまとめるのは難しいのですが、この本が書いていることは要は、
世間一般的な常識、誰もが異論を認めない常識は間違っていたりする
競争するな独占しろ
誰もが気づいていない隠された真実を見つけて、全張りしろ
優秀なやつより、自分と働くことに熱中しろ
段階的な改善ではなく、根本的に世界が変わるようなテクノロジーを作れ
ちゃんと、売るという行為をしろ
昨今よくリーンスタートアップとかいうけど、計画は雑なものでもあったほうが良い
です。
自分らも起業するなり事業作るときにこれらのポイントを意識しようという事が、この本からパッと得られる学びではあるのですが、
本の中では、下記の「素晴らしい企業を作るための7つの質問」についても述べられていて、今回はその質問に答えるためにはどうアクションを取るべきか?どう考えて答えていくべきかについて考えてみました。
上述した本の要点とも重なるのですがどれも改めて考えてみます。
テクノロジー(圧倒的なテクノロジーはある?)
タイミング(なぜ去年や来年、半年前や半年後ではなくて、今なのか?)
独占(高いシェア率を取れる市場なのか?)
人材(良い人材か?)
販売(ちゃんと売る体制や販売ルートは取れてる?)
永続性(10年後、20年後どうなってる?)
隠れた真実(は、ある?)
1. テクノロジー
上述したように、段階的な変化や改善ではなく、劇的に業界を変えうるものか、ユーザー体験を根本的に変えるテクノロジーであるか?についての問いです。
これはまだわかりやすい部類の問いだと思いますが、ネックなのは「そんなハイレベルなテクノロジーを誰もが作れるわけではない、これができないと素晴らしい企業は作れないのか、、、」というところかと思います。
個人的にはこのあたりは、別にスーパーハイテクを求められているわけではないので安心して良く、じゃあどうすれば良いかというと「その時代である程度発展してきたけどユーザーにいまいち受け入れられていないテクノロジー」に張るのが良いのではないかと考えています。
iPhoneとか良い例だと思います。既にスマホという概念もあったしiPhoneを構成する関連技術も既にあったのにいまいち活用できなかった時代において、iPhoneの登場によってユーザー体験を根本的に変えてしまいました。
こういった観点で自分らのテクノロジーはそれに相当するのかを考えてみると良いと思います。
2. タイミング
つまるところ、なぜ今がベストなタイミングだと思う?という事なのですが、意外とこのタイミングを意識して起業するわけでもないので意外と答えづらかったりします。
この問いのポイントは、1年前ではだめで、1年後でもだめ、今じゃないとだめ!と言える明確な理由があるか?という事です。
確かにうまくいった会社の時代背景とかを考えるとみんな妙にベストタイミングで始めていたりしますよね。
昨今はコロナだったという事もあり、これは結構意識しやすい時代かもしれません。
よく「コロナだから伸びた」とか「コロナだからすたれた」とか言うじゃないですか。そういった観点で「コロナでリモートワーク急増したから、家のデスク環境整えるニーズは間違いなく上がる、だから家庭用デスク環境関連の事業が伸びるのは不思議ではない」と考えることだと思います。
コロナ前だったらうまくいかないだろうとも思うし、コロナが完全に記憶の彼方に過ぎ去ってリモート文化も落ち着いた後ではもう遅いと思えますよね。
でもコロナはまだわかりやすかったけどそれに関係ない事業はどう考えれば良いかというと、
世の中、世界の関心や話題、流行りなどを追う、時代の流れ、技術動向を追う
ニュースサイトやキュレーションサイト、Twitterで最新情報発信しているアカウントなどから収集
政府の動きや、規制関連、あとは補助金まわりとか
「何故今がベストか?」という問いを「今がベストだと言える条件は?」に言い換えるとわかりやすいと思うのですが、
今始めることによって最大限エンパワーされる(補助金、政府の支援、メディアがすごい騒いでるとか)、もしくは、過去やろうとしていたらできなかったことができる(規制緩和、技術の発展、カルチャーが変わってきた)、そしてそれらに「時間制限」的な要素も見いだせるとなおさら良いのかと思います。
3. 独占
高いシェア率を取れる市場かどうか
が問いの本質なのですが、ただのブルーオーシャン戦略とかそういうのではないと思います。
Paypalを例に出すと、Paypalがブレイクするきっかけとなったのはebayの決済手段として発展したからでした。
当時のebayのヘビーユーザーに対して電子送金という手段を提供し始めてそこから熱狂的なファンを作れたからでした。
ここから推察するに
熱狂的なユーザーが、一定数既に存在する領域であること
それらのユーザーが活動する上で必要となるツールや、もしくは既存ツールを圧倒的に上回る何かであること
を満たす事業であることを確認する、または、満たす事業を作っていくことがこの問いの真意なのだと思います。
4. 人材
上述した通りな部分はあるのですが、ここでいういい人材かというのは主に2つの観点があると思います。
テクノロジーに抵抗がない、または詳しい人間か
自分たちと働くことに熱狂できる人か
です。
特に後者についてですが、「自分の熱烈なファン」であることを言っているのではなく、自分がやろうとしていることやビジョンに強く共感できたり、一緒に世界を変えるようなことをする際の「共謀者」になってくれるかという事であると本の中に書かれていました。
こういった話から、ビジョンを思い描いたり、ロードマップを思い描くのはやはり必要なんだと考えさせられます。
5. 販売
まあ、これはシンプルで、ピーター・ティールは書籍を通して「ちゃんと売れ、営業しろ、販売しろ」と主張しています。
これは自分も共感するところがあって「良いもの作れば勝手に売れる」と思う事はかなりの勘違いで、そもそも知られなければ興味持たれないし、良さを伝えなければ良いものだと思われないし、その人にとって必要なものだと思わなければその人は欲しいと思わない。
勿論、良いものであるという前提に立っているので、良いものであることは最重要なのですが、しっかり売る体制や、販売ルートなりプランなり考えてるか?が、この問いで考えることかと思います。
6. 永続性
これちょっと難しいなと思いました。
10年後20年後に自社がどういうポジションを取っているか、どう社会に適合しながら発展しているかに関する問なのですが、要はそれくらい先を意識して事業を作りなさいということじゃないですか。
でも10年後20年後の先を意識するのが難しいというか「こうなっていたいという願望」はあっても「こういう世界になるはずだからこうすべきだという考え」を持つのは流石に難しいのではないかと?と感じています。
でも確かに一部ビジョナリーな企業や、起業家は確かにいて彼らは驚くほど先見の明を持っているのも確かですよね。
この問いについてとるべきアクションや持つべき考えとしては、
きちんと長期的な計画を立てる、ロード―マップを思い描く
それを作るうえでなるべくなぜそうするのかの根拠も考える
明確なビジョンを思い描く(ありきたりですが)
タイミングの項目の内容に近いですが、常に世の中の流れ、技術動向を追いかける
になるのかなーと考えています。
ちなみに海外のビジョナリーな起業家、特にテクノロジー起業家に共通するのは、みんなSF小説を読んでいるというところらしいです。
自分もSFが好きなのですが、SF小説って「もし未来がこうなっていたら、その世界はこうかも?」という「IF」を提示してくれるんですよね。
そして世の中のテクノロジーの進化ってびっくりするほどSF作品を後追いしている傾向があって、なので未来を想像するうえでSF小説や作品は冗談抜きに参考になるものだと考えています。
「人間が考えたことは全て実現できる」という名言がありますが、僕は逆に「人間は想像したものを実現しようとする」と捉えています。
そう考えると、テクノロジーの発展がSF小説に沿うのはあながち理にかなっているとも考えられます。
7. 隠れた真実
この項目が一番、刺さる気もするし、難解な気もするし、でもこの本の神髄というかあまたの読者が気になったポイントでもあるかと思います。
これについて答えを出すこと、答えを探すための過程が他の項目とも影響を及ぼし合っているとも思います。
隠された真実があるから独占できるわけだし、今がベストなタイミングだと判断できるわけだし(すべてがそうではないが)、永続的な事業を作れるわけだし。
でもこれ見つけるのってめちゃくちゃ難しくないか?「隠された」というくらいだし。
と思いますよね。僕も思います。そんな簡単に見つからないからこそ価値があり、独占できるほどの恩恵をもたらす。
でも、ふと思うんです。
隠された真実というは結構身近に転がっていて、それに気づくかどうかなのではないかと。
何故そう思うかというと、ebayの一部ヘビーユーザーに使ってもらったことによってPaypalは発展したわけです。
でもebayのユーザーがPaypalを作ったわけではない、つまりebayのユーザー目線ではここのビジネスチャンスに気づいてない、もしくは効果的な解決策を思いつけていない、もしくは現状が当たり前で別にプラスアルファのなにかができると考えていないなど、何か見落としがあったわけです(まあ見落としというと、非があるように聞こえますが、そういう意図はないですw)。
同じように僕らも「当たり前のようにやっていること」だったり「課題に感じているけど特にそれ以上意識していないこと」だったりで、気づいていないだけな可能性が高いのです。
なのでこの項目に答えるまたは、この項目に答えられるような事業を作るために、自分らが取れるアクションや意識すべきこととしては、
日常生活や普段やっていることを客観的な目線で振り返り、小さな悩みやめんどくさいという感情、ネガティブな感情に目を向ける
やろうとしている事業が、ユーザーが今までやっていたアクションのどこに位置するか、ユーザーのアクションをどう良くするかについて考える
カスタマージャーニーを考える
等です。
僕もまだこの「隠された真実」についての理解は足りていない部分がありますが「どうやったら隠された真実に迫れるんだろうか?」と考えて導き出した自分なりの回答です。
最後に
ここまで拙い文章を読んでいただきありがとうございました。
書いてみて、自分でも「割かし自分は日本語が不自由なほうかもしれない」と思いました笑。
(本読んでるくせに笑。)
ただ、こういったアウトプットは定期的にしていくことで徐々に文章力、日本語力も上げていけたらなと考えています。
冒頭でも軽く自己紹介した通り、今もっぱら知人とUEFNでゲーム作りしています。ポーカーのマップは処女作ではありますが、それなりに出来は良いはずです(まだアップデートしていきますが)
良かったらぜひ触ってください。
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