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転職ラッシュへの逆張り

社会人5年目も終盤。IT業界で働いている私の周りは、転職していく人が結構多い。

私自身も昨年今の仕事のモチベーションが下がって転職を考えた時期があった。ただいろいろ考えた末、結局しばらくは今の会社にいようかな〜という気持ちに戻った。
もちろん、今の環境が明らかに合わない、やりたいことがある、年収を一気にあげたいなどの明確な理由があれば転職は有効手段だと思う。

今回は、別にそこまで強い思いもなかった私が今の会社で働き続けることに改めて納得するに至った理由をまとめてみます。
※そもそも明確な目的なしに転職しようかな〜♪なんて考えてた自分に呆れるが...


プロジェクト型の働き方を乗りこなせつつある

基本的に1〜6ヶ月程度のプロジェクト単位で動いていて、プロジェクトごとにクライアントもアプローチ方法も成果物も異なる。
そのため幅広い領域にチャレンジできて飽きない、一方で専門性があまり身につけられないのではという点が心配ポイントだった。

しかし、昨年の下半期は私が元々専門にしつつある・得意な領域のプロジェクトに加えて、興味のあるチャレンジ領域のプロジェクトも複数掛け持ちできたので、基盤を固めつつ領域を拡大するという働き方ができたので有意義だった。

転職を考えていた時期は、ちょうどプロジェクトの狭間で仕事がほとんどなく(そういう時期も皆あるから素直に暇を享受すればいいものを...)、自分は必要とされていないのかな...などとひねくれていたのでモチベーションが下がっていたが、シンプルに忙しくなったことによって変にくよくよ悩む暇がなくなったのもある意味健全だったのかなと思う。

上司にアピールしたら希望のプロジェクトに入れてもらえることも多いので、単なるガチャだとは思わずに希望のプロジェクトに入るための戦略(というほどでもないけど、入れてもいいと思ってもらえるような資格/実績/信頼関係)を持ちつつ、たまに不遇な時期があっても長期的に見て割り切るということでプロジェクト型の働き方の中でも自分なりの文脈を作っていけるのでは、という希望が見えたという点もある。

これは5年間がっつり働き続けたからこそ辿り着けた一つの境地かも。5年間、頑張ったな〜〜(しみじみ)

やっぱり信頼貯金

5年目になって思うのが、知り合いが多いと仕事がしやすい!ということ。当たり前だけど...
特に昨年長期で難しいプロジェクトに共に取り組んだメンバーとは別プロジェクトで再会したときのホーム感が半端なくて、知り合いの多さによる仕事のしやすさをしみじみと感じている。
上の人に関しても、以前にプロジェクトをご一緒していると進め方や資料作成のお作法なども過去の内容から参照できるのでかなりスムーズだ。

しかも、5年間しっかり働いてきたからある程度の信頼貯金もあるし(その分期待値を高く持たれて辟易することもしばしば)これはやはり安易に手放してしまうのは惜しいな...と思っている。

今後育休なども取るかもしれないが、5年働いた今の私なら、「帰る場所がある」と自信を持てるのも大きい。転職して1年は法的には育休取得不可という話も聞いてビビった…

システムへの順応ストレスを回避できる

どの会社もそうだと思うけど、経費精算や社内申請のシステムって結構覚えるのめんどくさくないですか??せっかく使いこなせるようになったのにまた覚え直すのめんどくさいな...とシンプルに思う(めんどくさがり)

社内制度をフル活用+融通を効かせられる(はず)

システム順応の話と近しいけど、社内制度も色々あるのをようやく使いこなせつつある上に、今後信頼貯金を活かして働き方なども融通を利かせてもらえる場面があるかもしれないので、もう少しするとぐんと働きやすくなりそう。

育成側へ回ることによるやりがい

長女だからか、大学で教育系だったからか、私は結構人の世話を焼いたりするのが好きなタイプだ。

5年目になって新卒の指導担当や中途の人のサポートをする機会も増えて、育成というものに結構やりがいを感じられるようになったので、この役割は引き続き担っていきたいと思う。

おわりに

なんだかんだで今の会社は居心地が良くて働きやすいし、スキルもまあまあ身につけていけてる感覚があるのでしばらくは転職しないだろうと思った。

一方で、長く会社にいるならお局的な存在にはならないように色々アップデートを重ねる必要はあると思うので、その点は常に意識しておきたい。

また、最近転職活動をしていた友が「転職活動=転職ではない」と言っていたのが印象的だった。転職しないという結果に至るにせよ、自分のスキルや経歴を外部にジャッジされる(ための準備をする)という経験は大事だと思う。
去年なんちゃって職務経歴書は書いてみたものの、もっとしっかり経歴の棚卸をして、なんなら外部の人に評価してもらって、いつでも転職できるようなキャリアの文脈を編んでいきたい。これを今年の目標とします......

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まふ
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