元刑事とスピリチュアル
こんばんは。心理学と脳科学を扱う元刑事、ぽにいです🐴
私は心理学部を卒業後、警察官になりました。
幼少期から精神世界のことに興味があり、「目には見えない力の世界」に
ついて考えるのが好きでした。
10代の頃、引き寄せの法則を体験をしましたが、警察官として
仕事をしているうち、その不思議な力のことはすっかり忘れていました。
2020年、コロナ禍で世界全体が一変した頃。
ある悲しい出来事を目にしました。
1人の老齢の女性が亡くなられた現場を私は訪れました。
彼女は、小さいけれど新築の平屋住宅で1人暮らしをしていました。
ご自宅で亡くなられた方の元へは、必ず警察官が「検視」にやって来ます。
事件性の有無を捜査しに来るのです。
私もその目的で当時、彼女の部屋を訪れていました。
リビングには、スピリチュアル関連の本がたくさん。
トイレの壁には手書きで「毎日感謝」と書かれた紙が何枚も張られていました。
壁に掛けられたカレンダーの余白にも「ありがとう」と書かれていました。
この女性、事件で亡くなられたのではありません。
ご自身での選択でした。
この方は精神疾患を患っておられて、ご自身が「お金がない」と
妄信して日々過ごしていました。
警察は捜査の為、金銭の確認も行います。
この方の銀行口座には、数千万円の預金がされていたのです。
私はその当時、自分自身の置かれた状況(仕事、人間関係、家族の問題など)でスピリチュアルに傾倒していた時期でした。
彼女の部屋を見て、思わず
「あ。この人、私と同じかも。」
と感じたのです。
情報が溢れる世の中、
「見るだけで」「聴くだけで」「一瞬で」「魔法のような」
こんなキャッチーな言葉がついたスピリチュアルの発信も多く
存在します。
私は、スピリチュアルの本質は「生きにくい人を救うもの」だと
信じています。
引き寄せの法則について発信をしていますが、
心躍らせられるだけの中身のないスピリチュアルではなく
心理学、脳科学という観点から「目には見えない力」の世界を
理解をこの出来事から深めました。
そして、この私の理解したもので、本質的に人のためになる活動を
拡大させて行きたいと思っています。