えんがちょ

今日は、日曜日。認知症の両親も僕も唯一寝坊できる日。

朝一番で認知症の父親のオムツ交換をする。

時々、オムツの中に手をいれてしまう。朝一番で手を確認したのだか、朝ごはんの直前、手を見ると、なんと思わず言ってしまった。"えんがちょ"と

何十年封印していた記憶が読み戻った。

思わず"えんがちょ"って何?、どんな漢字書くんだ?

認知症の母親に聞くと、"言った。言ったと"賛同する。

漢字は、縁が兆あるという独自の説をぶちまける。

そこで調べてみた。えんがちょは、なんと平治物語絵詞」に「えんがちょ」によく似た指のポーズをしている人が描かれていることから、「えんがちょは13世紀以前から使用されていたと言う。

かなり歴史のある話でもともとは、何か汚いものに触った人がいたとき、その穢れを移されないようにするまじないである。

要は、穢れに触れたのが鬼が誰かにふれると鬼になる。それを立ちきるまじないということらしい。

朝から、えんがちょ騒ぎだったが、母親とコミュニケーションが出来て良かったと思った朝の一場面でした。しかし、知らないことっていっぱいあるな―。



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MasA
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