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岡本よりたかさんのメッセージ その2

「動的平衡」
自然界には摂理というのがあって、例えば動的平衡(どうてきへいこう)というのがある。
増えすぎた植物や生物は、ある瞬間からその数を減らしていくし、長雨が続けば突然日照りが続いたりする。嫌なことが続けばある日幸運が舞い込んで来ることもある。
生物として一つの遺伝子が傷つけば、それを補完する遺伝子が現れ、人の機能としては作用が変わっても実現できることには変わりない。たとえ目が見えなくても音で判断できるようになるように。
たとえ今の事業に失敗しても、新たな事業が成功に導かれるのも、おそらく同じ現象なのだろう。
つまり、想定していなかった最悪なことが起きたとしても、それは一つの流れの中でバランスを取るために起った事象であって、必ずそれを補完する別な事象が起きるということである。
同じように、ウィルスが流行すれば免疫も強化されるわけで、常に平衡を取ろうとするから、人間は今まで生き延びてきたし、かつ進化には必要不可欠な要素でもあった。
しかし、人間には傲り(おごり)というのがあって、抵抗してきたり攻撃してくる相手を徹底的に潰そうとする面がある。
この傲りは、結局身を滅ぼす原因となるのは歴史が教えてくれるのだけど、傲る人間というのは決して過去からは学ばないものだ。
この動的平衡という概念を理解しなければ、やがてウイルスの蔓延は落ち着いてくるという思考にはならず、最悪の結果を想定することになるだろう。いや事実そうなってしまっているから、今の状況がある。
人間も含めた自然界というのは、必ずや平衡を取ろうとして、様々な現象を起こすものだ。
ウイルスの蔓延もその一つに過ぎないと考えられるのだから、力ずくで押さえ込む必要はない。
それよりも、恐れることも、慌てることもやめて、人間の遺伝子が組み換わる可能性のある遺伝子ワクチンなどという拙速的な対応には冷ややかな目を向けるべきだと、僕は思う。
作物が虫食いにあったり、病気で枯れたりしても、拙速的に農薬を撒くよりも、生き残る作物を観察して、生き残らせる術を探し出した方がいい。
作物の生育が悪くても、慌てて肥料を投入するより、その中でも元気に育つ作物を見つけ出して、その理由を探った方がいいと思う。
朽ちていく作物には理由があり、その中でも育っていく作物にも必ず理由がある。
それは人間がどうのこうのできる話ではなく、自然界の動的平衡という摂理によって起きていることなのだから、その摂理を知って、むしろその摂理を利用する術を見つける方が現実的ではなかろうか。
結局、人間なんて自然の中の一員でしかないのだから。
※参考
https://www.google.co.jp/.../www.../_amp/_ct/17436773

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