山里ぽん太

「響想詩」「音の絵」作家/Classic Piano Performer/https:…

山里ぽん太

「響想詩」「音の絵」作家/Classic Piano Performer/https://twitter.com/PontaYamazato

最近の記事

適職

「適職」 曇り。雨上がりの朝。暖かい朝。 今朝の収穫は、樹脂の破片2個。 さて。 いまでも、会社のことを思い出すのだけれど、少しずつ、ほんっとうに少しずつ、咀嚼が進んできている。 と思う。 当時は、世のため人のため社会のために役に立ちたい、と思って、就職する会社を選んだ。 しかし、会社には違和感しかなく、僕が最良、と思うことは、1000%否定され、会社から指示されることは、1000%違和感のあること、嫌なことばかりだった。 会社を辞めた後に、なんでうまくできな

    • 光の響影 二 四方山話 その2 神秘の光

      「光の響影 二 四方山話 その2 神秘の光」 ぽん太さんのファンタジア・フィルム「響想詩 光の響影 二」を、Animation Runs! Vol.66 様が上映してくださることになった。 アニメーション・ランズ 第66回 http://himecine.main.jp/Animation_Runs/event_66 なので、「響想詩 光の響影 二」にまつわる、あ〜んな話や、こ〜んな話を、5回シリーズで書いてみたいと思う。 というわけで、第2回の今回は、このフィルムで

      • お正月

        「お正月」 晴れ。雲ひとつない空。朝6時の気温は1.9℃。 日の出前。東の山の向こうのお陽様が、空に向かって光を投げている。 投げられた光は西の山の上の方を照らしている。 銀杏の葉っぱはまだ緑色。 今朝の収穫は、樹脂のフィルムのかけら1枚。 さて。 もういくつ寝るとお正月? お正月には凧上げて 独楽を回して遊びましょう 早く来い来いお正月 これは、表日本の一地方の歌だ。 田舎はこうだ。 もういくつ寝るとお正月? お正月には雪かきして 溜まった雪を溶かしまし

        • ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品20

          「ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品20」 第1曲は、なんとも感情的な曲。大きく波打つ感情の起伏がなんとも、ヒロイックと言おうか、大人気ないというか。 メトネルさんの楽譜にしては珍しく、冒頭から、ペダルを踏め、と書かれている。ペダルを踏んで弾くと、美しい残響に混じって、黒く沈んだような音が混じる。 高揚する感情の中に、悪い思いや、沈んだ思いが混じっているような感じで、もしかすると、この曲も、シェイクスピアの小説や戯曲の登場人物に着想したのかもしれない、などと思う。

          脱衣場に暖房を入れた

          「脱衣場に暖房を入れた」 晴れ。朝6時の気温は9.1℃。立冬らしい気温になった。 桜の葉はだいぶ落ちてしまったが、残った葉は、色づいて、朝陽を浴びて輝いている。 銀杏は、しかし、まだ緑色だ。 明日の予報は3℃となっているが、注文しているファンヒーターはいつ届くのだろうか?。今日明日は、古いストーブで凌ぐことになりそうだ。 けさの収穫はなし。 さて。 昨晩は、10℃まで気温が下がった。 ということで、お風呂の脱衣場に暖房を入れた。 500ワットの小さなデロンギ

          脱衣場に暖房を入れた

          無駄な努力

          「無駄な努力」 雨。外はまだ暗い。いまから県庁所在地の病院まで行かなけりゃいけない。なかなかたいへんだ。 さて。 音の絵。 つまりすなわちようするに、ときどき、音楽を聴いて、思い浮かぶイメージを、絵、つまり、アニメーションにしているわけだ。 で、思い浮かぶイメージは、抽象的なものが多い。 で、その抽象的な絵は、実際に絵にしようとすると、絵にならないことが多い。 で、3Dを使って、あの世の絵を、なんとか、この世の絵にしようと、がんばるわけだ。 で、限界の壁にぶつ

          無駄な努力

          ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品14

          「ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品14」 1曲目は、へんてこりんな曲。「オフィーリアの歌」という標題が括弧書きで書かれている が、歌にしては、へんてこりんな歌だ。流麗華麗に歌うべきか、と、一瞬思ったが、流麗華麗な歌であれば、メトネルさんは、そういうふうに書くはずだ、と思って、どたばたどたばた、と歌ってみた。 「オフィーリア」さんって誰だろう、と思って、Google先生に、ただ単に「オフィーリア」さんとだけ書いて尋ねてみたら、シェイクスピアの「ハムレット」の登場人

          ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品14

          宴のあと

          「宴のあと」 晴れ。快晴。 東の山にかかった雲の向こう側から、天に向かって、天使の梯子が伸びている。 西の山は、山頂から少しだけ明るくなっている。B-Fantasyで描いたアニメーションを思い出していた。 紅葉は少しずつ進んでいる。お日様の光に照らされて、茶色く輝いている葉っぱの向こう側から見ると、きっと、真紅の光が溢れていることだろう。 昨晩まで賑わっていたテキ屋はきれいになくなっていた。そして、散乱するゴミ。今朝は僕は拾わなかった。若い人たちに任せよう、という気

          光の響影 二 四方山話 その1 ピアノソナタ第10番

          「光の響影 二 四方山話 その1 ピアノソナタ第10番」 ぽん太さんのファンタジア・フィルム「響想詩 光の響影 二」を、Animation Runs! Vol.66 様が上映してくださることになった。 アニメーション・ランズ 第66回 http://himecine.main.jp/Animation_Runs/event_66 なので、「響想詩 光の響影 二」にまつわる、あ〜んな話や、こ〜んな話を、5回シリーズで書いてみたいと思う。 というわけで、第1回の今回は、こ

          光の響影 二 四方山話 その1 ピアノソナタ第10番

          安心を買う

          「安心を買う」 晴れ。快晴。 朝、玄関を出ると、1枚の紅い葉っぱが、見てくれ、とばかりに置かれていた。 秋の便り。 それはいいのだが、近くに潰した紙コップがあった。昨晩の弓矢の祭りの後。 今朝の収穫は、紙コップ一個、木の葉たくさん、タバコの吸い殻2本。 さて。 というわけで、昨日は、近所の神社の縁日の弓矢だった。僕が子供の頃は、隣町の隣的までテキ屋が並び、人でも立錐の余地がないくらいの、盛大なお祭りだったが、今では、寂れてしまった。 それでも、例年のお店で、焼

          安心を買う

          ニコライ・メトネル 3つのおはなし 作品9

          「ニコライ・メトネル 3つのおはなし 作品9」 メトネルさんの「3つのおはなし 作品9」は、メトネルさんが24歳から25歳の頃に書かれた。 1曲目は、「ロシアのブラームス」の異名の通り、ブラームスさんのような和音進行を見せる。のだけれど、ブラームスさんは、伝統的な和声進行なのだけれど、メトネルさんの和音進行は、異次元のものだ。 難しくて難しくて難しくて難しくて難しくて。。。 なので、音をいっぱい間違えていると思う。しかし、聴いても、間違っている箇所がわからない。 2

          ニコライ・メトネル 3つのおはなし 作品9

          アカギレができた

          「アカギレができた」 曇り。暖かい朝。測候所観測の朝6時の気温は19.7℃。 今朝の収穫はなし。 昨日の朝は、測候所観測の気温が6.8℃まで冷え込んだ。 暖かい日が続いていたけれど、さすがに10月も末日になると、10℃を下回るようになる。 そして、昨日の夕方、指先に痛みを感じたのだった。 指に目を近づけて見ると、真っ赤な筋が数本。 アカギレだ!。 とうとう、アカギレのきせつになってしまったのだっだっだっだっだっ。 これから4月頃までの間、アカギレを作らないよ

          アカギレができた

          ニコライ・メトネル おはなし 二短調

          「ニコライ・メトネル おはなし 二短調」 メトネルさんの「おはなし 二短調」は、1915年に書かれた。作品番号はついていない。 右手と左手で、同じメロディが、8部音符だけずらして奏でられる、という、変わった曲。 右手が歌で、左手が伴奏、というわけにゆかないので、どう弾けばよいのか、わからなかった。1915年の、いわゆる early 20c には、こういう曲は少なくない。 短い曲だけれど、いろんな出来事が描かれている。 音の高低の移動にともなって、鍵盤の右から左へ、左

          ニコライ・メトネル おはなし 二短調

          ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品8

          「ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品8」 メトネルさんの「おはなし」は、「お伽話」と訳されることもあるのだけれど、IMSLPには「Tale」と書かれているので、「Tale」の訳として「おはなし」とする。 原題は「сказка」だったり「Märchen」だったりする。 メトネルさんは、「おはなし」と題された音楽をたくさん書いている。「おはなし」を少し書いた作曲家はいるのだけれど、たくさん書いた作曲家は、メトネルさんだけかもしれない。 作品8の「おはなし」は、メトネ

          ニコライ・メトネル 2つのおはなし 作品8

          はじめての暖房

          「はじめての暖房」 曇り。雨が降り出しそうな空。 秋明菊は散り始めた。ハナミズキが紅葉し始めた。 今年のコスモスは、悲しいくらいに咲いていない。 今朝の収穫は、タバコの吸い殻1本。 さて。 そろそろ11月だというのに、まだストーブもファンヒーターも出ていない。 エアコンを暖房運転することもしていない。 それはつまりようするに・・・ 暖かいのだ。 お洗濯物もよく乾く。 冬になると、お洗濯物が乾かなくて、湿った衣服を着ることになる。 ところで。 今年買っ

          はじめての暖房

          2番

          「2番」 雨。しかし暖かい朝。今朝のお散歩はお休み。 さて。 昨日は衆議院選挙だった。 僕は、朝7時ちょうどに投票所へ行ったのだけれど、すでに先客が1名いらっしゃった。 開場前に、係の人たちが輪になって立って、ミーティングをしていた。 投票所は7時に開場した。 さて。 先客の方が投票所の部屋に入った途端に、係の人が僕の前に立って、ちょっと待ってください、と言った。 投票所の部屋の中を見ると、係の人が、1番目に入った先客の人に話しかけた。 「投票箱がからっぽ