銀座「ファロ」〜イノベーティブなイタリア料理〜
これはイタリア料理か?日本料理か?
ヴィーガンか?精進料理か?
イタリアで腕を磨き、新時代のイノベーティブなイタリア料理を追求する料理人、ゴエミヨで今年のベストパティシエに選出されたシェフパティシエ。
資生堂という正統派のステージで、才能あふれる料理人とパティシエが作る、イノベーティブなイタリア料理を一度味わってみたかった。
今回はヴィーガンランチを。
月山筍、いたどり、トンビ舞茸など、出羽三山の食材をふんだんに用い、味噌、ふきのとう、山うど、笹の香、ポルチーニ、トマトウォーターなど、和洋にとらわれない風味が舌にまとい、鼻から抜けていく快感。
ヴィーガンなので肉も魚もない。肉や魚があって欲しいのにないという空虚感は否めない。
しかし、その空虚感があるからこそ、僕は空白に美味を見出そうとした。
極めて文化的に食を楽しもうと決意したのだ。
国やジャンルにとらわれないイノベーティブさは、器にも。
器やカトラリーはすべて日本製。陶磁器のみならず、錫の器やナイフもすべて日本製である。
目にも舌にも馥郁たる味わいの連鎖。
しかも資生堂伝統の手厚いサービスに、気持ちの深い部分がほぐれていく・・・
味・器(食器、カトラリー、インテリア)・サービスの三位一体を味わい尽くし、食を通じて出羽三山の文化も学ぶことができた。
#資生堂銀座ビル
#ファロ
#ヴィーガン
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