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嚙まない食事 #3 軟食にも段階あり
下半分とはいえ、奥歯がなくなったオット様。
噛み砕くことができなくなり、とにかく柔らかい食事生活となりました。
実は、手術で取り除いた下顎左側全部に加え、右側の奥歯2本も無くなってます。もともと根元に炎症があったこの2本。放射線治療後は抜歯が禁忌!ということで、照射前に慌てて抜いたのです。
なので、下顎に残ってる歯は、前から5本のみ。糸切り歯と奥っぽい歯が1本づつ残ってるのが救いです。
手術から1年半たった今でも、少しだけ嚙み切ることはできるけど、すり潰すことはとても難しい、とご理解ください。
そして、今だから判ります。
2023年3月の退院直後は、まだまだ傷が癒えていない時期。痛くはなくたって、違和感満載!口にモノが入ること自体、どんなにか大変だったことでしょう。手術時に気管切開もしたので、その傷跡もあり、恐らく飲み込むことも難儀だったと思います。
我慢強いオットは、飲み込みづらいとは一言も言いませんでした。それに騙された(?)私。キザミ食やらミキサー食やら、自分なりに工夫しつつも、「噛めなきゃ飲み込んじゃえー」な食事作りをしていました。
「もう少し細かくして」とか「もう少し柔らかくして」なオットの希望に、あんまり添えきれていなかったと思います。
『飲み込むことも難儀だよ』なことにもう少し気を配れれば良かったな、と今更ながら反省しています。。。
そんなことに気づいたのは、術後1年経った、2024年3月のこと。
オットが!
ラーメンを!!
啜っているのです!!!
それまでは、箸でもぞもぞ送り込んでいた麺を、ツルツルっと。私に言われなければ、本人も気づいてなかったみたい(笑)
傷がある程度癒えるのは3か月、完全に癒えるのは1年かかる。と以前聞いたことがあります。いや、これ、ホントですね。実感しました。
そして、この話を友人にしましたら、「なんか、離乳食みたいだね」と。
確かに!成長と共に変化していく離乳食!!
介護食の勉強をしていて、欲しい知識はこれじゃないかも?胃ろうの話はいつか役に立つかもだけど今じゃない!と、スポーツ食の勉強も始めた私。「スポーツフードマイスター」と「アスリート栄養食インストラクター」の資格も追加で取得しましたが、もしかして、本当に必要なのは離乳食系??
興味は尽きません(^_-)-☆