”地頭力”を鍛える3つの観点 -脳科学-
こんにちは。しばまるです。
新しいことも簡単にできてしまったり、思考が柔軟で枠に捉われないような方っていますよね!
そんな人のことを”地頭が良い”なんて言ったりします。
いや〜、”地頭力”、欲しいですね。
今回は、脳科学の視点から、地頭力が高い状態を紐解きたいと思います!
最後に、鍛え方もご紹介しますよ〜。
1. 思考の柔軟性
ニューロンとグリア細胞
最初に、前提となる脳の仕組みについての話です。
脳には、大きく分けると2つの細胞があります。
1. 情報を伝達するニューロン
2. ニューロンをサポートするグリア細胞
各役割を持ったニューロンが繋がることで、
僕らは、何かを考えたり、身体を動かせたりできるのです。
例えば、右足を動かす部位のニューロンが損傷すれば右足が麻痺しますし、記憶を新たに作る部位のニューロンが多く失われると、新しい物事を記憶できなくなります。
一方のグリア細胞は、ニューロンに栄養補給をしたり、保護やメンテナンスをしたり、情報伝達機能の調整をしたり、ニューロンを全般的にサポートしています。
シナプス可塑性
ニューロンとグリア細胞を踏まえて、思考の柔軟性の話をしていきます。
シナプスと、シナプス可塑性とは・・・
ポイントは、シナプス可塑性によって、新しい知識を覚えたり、考えが変わったりするということです。
つまり、シナプス可塑性が強い人の方が、記憶力が高く、思考の柔軟性が高いということになります!
🌟豆知識
シナプス可塑性には、グリア細胞が大きな影響を与えています。
そして、天才アインシュタインの脳には、グリア細胞が、通常より2倍程度も多い領域があったそうです。
ほへ〜、グリア細胞を増やせれば、頭良くなりそうですね!笑
※鍛え方は最後にまとめて紹介します。
2. 思考の速さ
ニューロン同士の接点をシナプスと呼び、その神経ネットワークによって、考えたり動いたりできるとお話してきました。
実は、同じ知識を持っている人でも、脳の中の神経ネットワークの状態は異なっています。
IQの高い、低いは置いてといて、、
誰しも、日常の中で、考えがまとまらない時があると思います。
これは、ニューロンが複雑に絡み合っており、パッと結論が出ない状態なのですね。
つまり、脳の中の神経ネットワークがシンプルな状態の方が、思考が早くなるということです!
3. 多角的な思考
神経ネットワークのシンプルさが、思考の早さに影響しているとお話しました。
次に、神経ネットワークがより多くの脳領域に渡っていることが、多角的な思考力に繋がるという話をしたいと思います。
バイリンガル脳
神経ネットワークがより多くの脳領域に渡っている有名な例として、バイリンガル(=二言語を自由に使いこなす人)の脳を紹介します。
モノリンガル(=一言語だけ使う人)は、赤色と黄色の部分を使って、言語を話しますが、バイリンガル(=二言語を自由に使いこなす人)は、赤色と黄色と青色の部分を使って、言語を話すそうです。
異なる脳領域の連携
バイリンガルの例でのポイントは、神経ネットワークの繋がっている脳領域が多い方が脳の機能が高いということです。
人の脳は、様々な機能区分で分かれています。
ビジネスシーンでいえば、
エンジニアが何かを開発する際に、作る視点だけでなく、売る視点、使う視点まで持ち合わせていると、きっとより良いものが作れます。
日常の中でいえば、
料理をする際、認知、視覚、嗅覚、味覚、触覚の情報が強く連携されていた方が、調和的な味付けやテクスチャーの調整が上手くできそうです。
このように、より多くの脳領域を活用している方が、多角的に思考できるということです。
脳を鍛える6つの方法
ここまで、3つの観点で地頭力が高い状態を見てきました。
1. シナプス可塑性の高さ -思考の柔軟性-
2. 神経回路のシンプルさ -思考の速さ-
3. 異なる脳領域の連携 -多角的な思考-
最後に、脳を鍛える6つの方法を、個人的な評価と合わせてご紹介します。
1. 運動
シナプス可塑性の高さ:★★★
神経回路のシンプルさ:ー
異なる脳領域の連携 :★
2. 多様な経験
シナプス可塑性の高さ:★
神経回路のシンプルさ:ー
異なる脳領域の連携 :★★★
3. 十分な睡眠
シナプス可塑性の高さ:★★
神経回路のシンプルさ:★★★
異なる脳領域の連携 :ー
4. ストレス管理
シナプス可塑性の高さ:★★
神経回路のシンプルさ:★
異なる脳領域の連携 :ー
5. 適切な栄養
シナプス可塑性の高さ:★★
神経回路のシンプルさ:★
異なる脳領域の連携 :ー
6. 認知訓練
シナプス可塑性の高さ:★
神経回路のシンプルさ:★★★
異なる脳領域の連携 :★★
終わりに
今回は、地頭力の3つの観点と、鍛える6つの方法をご紹介しました!
地頭力が高い3つの観点
1. シナプス可塑性の高さ -思考の柔軟性-
2. 神経回路のシンプルさ -思考の速さ-
3. 異なる脳領域の連携 -多角的な思考-
脳を鍛える6つの方法
1. 運動
2. 多様な経験
3. 十分な睡眠
4. ストレス管理
5. 適切な栄養
6. 認知訓練
私の思う代表的な観点と、評価になっていますので、ご注意くださいね。
そうそう!
脳を鍛えることは、心身の健康に繋がりますね。
地頭力も、心身の健康も、欲張っていきましょう!
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脳が不安やストレスを感じる理由に興味のある方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。^^
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