読書記憶14「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」
暑い…!!去年も思いましたが、東京の夏の暑さはこたえる…!!本当、クラクラする暑さですね。
さて、本日の「記憶」は…
あらすじ
…いや、あらすじの説明がなかなか難しい!
行方不明の小説家と、それに巻き込まれる編集者。小説家の代理人のような美貌のカウンセラー。
そして、その小説家が遺した話の中で進行する、“女子高生殺人事件”とそれに巻き込まれる“探偵”…
ううむ。
書いていて良くわからなくなってきましたが、この良くわからなさこそこの話のような…
夏の眩暈
あらすじにも書いたように、失踪した小説家の話と、その小説家が遺した話とが交互に進む形で進行していきます。
小説家を探すことになった編集者と、その小説家の代理人且つ心理カウンセラーとの対話や関係、
編集者の「インナーチャイルド」を中心に進み、
インナーチャイルドってなに…見えるの…?
と、頭にハテナマークを浮かべながら読んでいた…
と、思ったら、小説家の書いた話に変わり、
下北沢ってそんな感じなの…探偵と女子高生…?
てかこれいつくらいの時代想定…?
と、なり、また話が変わり…
そんなこんなで読み進めていたら、途中から現実と小説が曖昧になり、最終的にはどっちがどっちだか、何が何やら、夢か現か…???
なんとも不思議な気持ちのまま読み終わってしまいました。
辻仁成さんは映画化された『サヨナライツカ』しか読んだことなかったですが、割と分かりやすいというか、読みやすい印象だったので、図らずも混乱させられてしまいました。
夏の眩暈のような、不思議な読後感をお求めの方にはおすすめです。
ponta
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