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テスト前症候群及びテスト前不安に関する私の理解2021春

やる必要は分かっているし、やった方がいいことも分かっているし…でも何だか身体が動かないという状態を経験したことはあるだろうか。私はある。何度もある。そして悪化してきている。最悪だ。

類稀なるググリ力によって、上記が「テスト前症候群」や「テスト前不安」という言葉で説明されることを知った。(以下、テスト前不安と呼ぶ)

ちなみにテスト前症候群でググると「適切に対応しましょうw」みたいな糞みたいなネット記事がたくさん出てくる。知能が下がりそうだ。

テスト前不安については、京都大学のサイトが最も詳しいし親切だと思うので一読して頂きたい。

一読しただろうか…?していない諸君のために私が伝えたいポイントを要約すると、「テスト前不安」という名称が付いているが、所謂「認知の歪み」等元々の性格や考え方に大きく影響されたものであり、テスト前だけに発生するものではない、ということだ。

「え、じゃあどうすりゃいいねん」となると思う。そこで、私が最近得たテスト前不安に関する理解と、対処法を共有したいと思う。

テスト前不安になる人の思考

※最初に断ると、本記事はあくまで素人が様々な試行錯誤をして得た解釈を書いているに過ぎないのであしからず。異論があるとかなんだとかは自分で調べて自分の記事で発表してくださいね。

京都大学のサイトによると、テスト前不安になりやすい思考をして下記が具体的にあげられている。

”A.「試験は自分の人間としての価値を計っている、試験に落ちるということは自分がダメ人間だということだ」
A.「試験で落ちるということは、先生が私を嫌っているということだ」
A.「常に自分はトップにいて輝いていなければならない。そうでなければ自分には価値がないということだし、それは耐えられないことだ」”

どうだろうか。当てはまるだろう。私は完全に当てはまった。最後なんてどんなナポレオンだよ、という感じだが当てはまった。私はナポレオンだったのだ。

他にもこんな例が挙げられている。みてみよう。

”4.否定的な結果についての心配
 もしこの試験で失敗したら生きていけない
 もしこの試験で失敗したら留年だ
 もしこの試験で失敗したら大学院に進学できない
 もしこの試験で失敗したら卒業できない
 もしこの試験で失敗したら家族が失望するだろう
 もしこの試験で失敗したら先生が失望するだろう
 もしこの試験で失敗したらみんなから馬鹿にされるだろう”

どうだろうか。私は完全にこれだ。京都大学は私の心を見抜けるのか?まさか、そんなわけがない。テスト前不安になる人が大体こういうことを考えているのだ。祝福しよう、我々は仲間だ。

このようにテスト前不安の人は上記の歪んだ思考パターンを持っている。ではどういう人物がこういう思考を持つのだろうか。

テスト前不安になる人物像①(そう、私だ)

Question No.1 もしや貴方は田舎出身ではないか?もっと具体的にいうと中高時代、勉強するとダサい、という見方をされる雰囲気がなかったか?

そう、私のことだ。だからそれを跳ね返す精神を持つ必要があった。その精神とは「勉強する=是」「勉強しない=悪」というものだ。勉強しない人類を見下すことでどうにか正常な精神(?)を保つことが出来た。

Question No.2 もしかして貴方はそれなりの高校、大学に今いないか?つまり、段々絡む人間が精鋭化されていないか?

そう、私のことだ。だからどんどん「勉強する=是」「勉強しない=悪」という価値観が煮詰まっていった。特に自称進学校だとその傾向は強まる。嫌な世界だ。

テスト前不安になる人物像②(そう、私だ)

Question No.3 もしかして貴方の両親や祖父母など保護者は貴方のことを褒めてくれないか?でも先生からの覚えはいい?

そう、私のことだ。私の周りにいた大人は私が褒めて欲しいことを全く褒めない大人だった。したがって、私は他に褒めてくれる大人を求めた。それが先生だ。幸いにして、勉強が出来て愛想が良い子は評価が良い。私はそれで思春期特有の膨れ上がった承認欲求を埋めた。

テスト前不安になる人物像まとめ(まさに、私だ)

上記をまとめると、田舎出身で、進学校コースで、先生等他人からの評価を気にする人間はテスト前不安になりやすい。何故ならそれしか自分の価値がないと考えているからだ。じゃあ、「勉強しろよ」という話なのだが、それは人間常に勉強できるわけじゃない。だから不安になるのだ。

加えて、真面目でしっかりやりたいという性格もあるだろう。だって真面目にしっかりやってたら先生からは褒められるからさ。しょうがないじゃないか。責める前に同情してくれよ。

では、次に私が少しはマシになったなと感じた、その対処法を共有したい。

テスト前不安への対処法

①マインドフルネス

「うわ、いきなりヤベーよ」と思っただろうか。まぁ仕方ない。瞑想という身体知はやばいのと結びつきやすい…オ◎ムとか…。

でもかなり効いた。そもそも上記のような人間は自分の身体がどう思ってるかを感じる能力がかなり低い。ひどいものだ。だから「今足の裏がどういう感覚があるか」とか分からない。かなり意識しないと分からない。だろう?

これがどういう悲劇を招くかというと、頭の中が未来の不安や過去の失敗でいっぱいになることだ。我々は今この瞬間を生きているのにも関わらず。

そのためまずは騙されたと思って、マインドフルネスをやって今生きる感覚を身に着けて欲しい。Youtubeで適当に検索して出てきたやつでいい。もし暇だったらマインドフルネスの本を読んでもいい。

瞑想だとちょっと怪しい…かなり怪しい分野に接近するので、検索する時はできるだけマインドフルネスという言葉の方がいい

②自己内省(自分の思考のクセを知る)

冷静になると、京都大学が例で出した思考はおかしいと思えるだろうか?であれば、自分の考えを書き出し、時間をおいて振り返ると良いかもしれない。

これは認知行動療法のフレームワークをそのまま転用してもいいかもしれない。簡単にいうと自分の考えを書き出して、どういった思考になっているかを確認するというものだ。

それか純粋に日記を毎日のように書いても効果がある。3日後、1か月後振り返ってみるといかに自分が歪んでるか分かる。

最後に

テスト前不安について、そもそもの思考の歪みや自分の経験に触れながら記載しているものが一切見つからなかったので書いてみた。これを読んだ方のテスト前不安が少しはマシになれば嬉しい。

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