ぽんしゅグリアで使用しているル レクチエの話
こんばんは!ぽんしゅグリア広報担当の石川です。
ここまではぽんしゅグリアや会社の紹介をしてきましたが、ここからはぽんしゅグリアのバックボーンや、ぽんしゅグリアが完成するまでのストーリーをお伝えしていきます。
筆者の独自見解ですが、普段口にしてるもののストーリーってあんまり気にならないと思うんですよね。ラーメンを食べてて「うまい」ってなることはあっても「豚骨以外に何入ってるんだ?」とか「どこの農場の豚骨使ってるんだ?」とはならないと思うんです。
その時食べてるラーメンが美味しければよくて、自分的ベストラーメンとして心に刻むことはあっても、店長さんと仲良くなったり、どういう思いでラーメン屋を開業したかを聞くことなんてほとんどないですよね。
序盤からいきなり下手なラーメンの例え話をしましたが
伝えたいことは、「食べるもののルーツとか生産者さんの顔やこだわりを知ってると楽しみ方の幅が広がるんじゃないかな」ということです。
なんとなくぽんしゅグリアを買って日本酒注いで飲むのと、
「ぽんしゅグリアで使ってるいちごは新潟で作られてる越後姫っていう品種らしいよ。ちなみに今混ぜた日本酒も新潟の酒蔵で作られてて、酒米の選定にめちゃくちゃ拘ってるらしいよ」っていう話をしながら飲むのとで楽しみ方が違う、というか。もちろん味は変わらないですが、楽しさが変わる気がしてます。
特にぽんしゅグリアは「日本酒の楽しみ方のバリエーションを増やしたい」とか「日本酒がもっと飲まれるためにはどうすればいいか」とか
「国内の農家さんを盛り上げたい」「日本酒とフルーツの相性を知ってほしい!」みたいな想いがたくさん詰まった商品なので、そういった成り立ちやルーツを知った上で頼んでほしいな、と思ってます。「あ、美味しい」って思ってくれるだけで十分嬉しいんですけどね。笑
さて、前置きが長くなりましたが本日は耳慣れない人も多いと思われる「ル レクチエ」のお話をします。
◾️ル レクチエって何?
ル レクチエはセイヨウナシ(洋梨)の一品種で幻の洋梨とも言われています。日本に入ってきたのは、明治36年頃。新潟県白根市(現新潟市)の農家 小池左右吉氏がフランスから苗木を取り寄せたのが初めとされています。栽培が難しく生産量が少ないのですが、甘く芳醇な香りが強い品種で、「幻の西洋梨」や「西洋梨の貴婦人」という通り名が付いています。
ル レクチエは10月中旬の秋晴れの日に一斉収穫されます。10月中旬の秋晴れの日に一斉収穫したル レクチエは、枝から離れて初めて追熟を始めます。約40日間追熟してようやくプリムール(新潟県下一斉初出荷日)を迎えたル レクチエは、11月下旬からほんの1ヶ月間しか味わうことのできないにいがたフードブランドの一つです。今年のプリムールは11月20日を予定しているようですので、もう間も無くです!
画像引用:ルレクチェ.net(http://www.lelectier.net/recipe.html)
日本で最初に新潟に入ってきた品種で、今も日本のル レクチエの生産量の約8割を新潟県で担っています。
ちなみにぽんしゅグリアではドライフルーツ加工することで、より長い期間楽しめるように工夫しています。
◼️いりえ栄蔵果樹園で育ったル レクチエ
生産者は加茂市にある「いりえ栄蔵果樹園」の入江さんご夫婦。
生産におけるこだわりは?と尋ねると、こだわりは「肥料にある」ということを教えてくださいました。
ル レクチエは栽培が難しく病気にもなり易いので薬剤防除だけでは上手くいきません。そこで、いりえ栄蔵果樹園のル レクチエ畑では数年前から「籾殻堆肥(もみがらたいひ)」を使用しているそうです。
農薬を使う「薬剤防除」ではうまくいかないところを、環境条件を適切に選択し、病害虫が発生しにくい条件を整える「耕種的防除」を行うことで、土壌を豊かにして微生物と共に病原菌も上手く共存していける畑を目指しています。
またクローバーなどのマメ科の種を撒き、「緑肥」として活用しています。
緑肥とは、栽培した植物を収穫せずそのまま土壌と共に耕し、後に栽培する作物の肥料にするものです。より自然の形にこだわっている、ということですね。
いりえ栄蔵果樹園では、ル レクチエ以外にも桃、和梨などを育て、県内外に新潟産の美味しい果物を届けています。
Facebookで果物の育成状況や、出荷情報を発信されておりますので、ぜひチェックしてみてください。
いかがでしたでしょうか?
そんなル レクチエを使用したぽんしゅグリアは単品購入も可能ですので、ストアも是非チェックしてみてください。
それでは!