2023年振り返りと感謝
今年も残すところあと数日になりました。弊社の年内営業は本日が最終日となります。
2023年はおかげさまで、文庫を6冊刊行することができました。
推しアイドルのマネージャーになりました
吸血鬼はベジタリアン
吸血鬼はベジタリアン2
月の廓に咲く花は
ピノと、彼の初戀
蜂蜜と蝶~アンダーグラウンド・バタフライバース~
作家さんの個性が光るラインナップです。
2023年の刊行を振り返りつつ、お付き合いいただけましたら幸いです。
地下アイドル攻×マネージャー受
この作品は5人のアイドルグループ・ライトピラーのメンバーのひとり、真汐優成(攻)と、叔母の芸能事務所に就職し、ライトピラーのマネージャーになった天瀬直央(受)が恋人になるまでのお話です。
日野先生よりプロットをいただいたとき、キャラのビジュアルが水綺先生のイラストで浮かびました。
5人の個性溢れるメンバーを描いていただき、日野先生と喜びました。
他メンバーのお話も気になるところですよね。気長に続報をお待ちくださいませ♪
吸血鬼攻×天涯孤独の17歳受のお話です。
この作品はヴァンと名乗る500歳の吸血鬼が、畑で育てた野菜を売りに来ていた17歳のトニーの作った野菜に興味を持ち、トニーの家を訪ねます。
500年もの孤独に耐えかね死にたいヴァンと、村の成年式を迎える18歳目前のトニーは誕生日を迎えることに怯えています。彼らが胸に抱える思い、村を巻き込む波乱の幕開けとなる2人の出会い、続巻へと続くお話の1巻、ぜひ文庫でお楽しみください。
ちなみにこのお話には原版があります。
こちらは童話風のお話で、吸血鬼はベジタリアンの原版となっていますので、こちら単体でもお楽しみいただけます♪
1巻の続編、500歳の吸血鬼ヴァン×18歳になったトニーの、5年後のお話になります。
トニーは吸血鬼となり、1巻の謎が明らかになる続巻です。
「家族の愛は永遠で、そして絶対だ」と言うヴァンは、トニーという家族、パートナーを得て、幸せな時を過ごします。けれども吸血鬼になったトニーの身体に異変が生じ……永遠の愛と絆が交錯する、ダークロマンス完結編!2人の愛をぜひ最後まで見届けてください。
花屋の余市攻××男娼の朔花受
近未来遊郭を舞台にしたお話です。こちらは「豊かの海に露の咲く」という同人誌版から、今作品の書き下ろしで完結したお話になります。
この作品は三部構成になっていて、一部では男娼の朔花、二部では見世を替えみや稀と名乗り、三部では花魁・勝山として、幼なじみの余市と結ばれます。三部作から見える朔花の生き様、余市の想い。
「海を観に行く。それが叶ったら思い残すことなんかねえや……」と願う朔花と、幼なじみの朔花をずっと好きだった余市。
2人がどう結ばれるのか、ぜひ文庫でお楽しみください。
人形の魂を天に送る「送りびと」ラウル攻×木の人形ピノ受
この作品は木の人形・ピノを作った人形師・パオロが行方不明になり、彼の帰りをジッと待つピノの家に、パオロの元弟子のラウルが尋ねてくるところから始まります。
パオロを捜しに出るという言うラウルに、一緒に行きたいというピノ。2人の旅の道中には出会いと別れがあり、命・魂・愛を巡る物語へ。
ラウルの苦しみ、ピノの一途な想い、そして人形としての運命。ぜひ文庫でお楽しみください。
2匹の蜂(チャイニーズマフィアの首領)攻×(孤児院を抜け出した)蝶受
この作品は今月発売したばかりの新刊です。
バタフライバースという特殊な設定に、裏社会をテーマに繰り広げる物語。
孤児院の秘密を知り、逃げ出した十花が、チャイニーズマフィアの首領で「悪食の双蜂」と異名で恐れられている睡蓮と芙蓉に出会い、共依存への道へと歩んでいく物語です。
バタフライバースとは? という新たなジャンルに挑戦した白霧雪。先生の最新作、ぜひ文庫でお楽しみください。
ということで、各作品の書影にちるちるさんのリンクを貼っています。
ぜひ作品の感想等をお聞かせください。応援よろしくお願いいたします。
そして2024年、紙書籍の発売はありません。
読者の皆さまにはあまり関係のない裏事情で申し訳ありませんが、現在取次を通して配本している業務を、来年の下半期より直取引に切り替えます。
その関係で、2024年は文庫作業をいったんお休みいたします。
素敵な作品を世に送り出せる準備が整い次第、また再開いたしますので、気長にお待ちいただけましたら幸甚でございます。
とはいえ!
2024年は新たな電子書籍レーベル「LOVE IS文庫」、そして官能BL小説レーベル始動に向けて、準備中でございます。
読者の皆さまに楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、来年も日々精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
そして!
1月6日発売の文庫から始まり、12月5日発売の文庫で無事に1年を終えることができました。
作家さんを応援してくださる読者の皆さまの力を身近に感じた1年でもありました。
作品を読んでくださる読者さまがいてこそ、成り立つ商売です。
いつも応援の声を届けてくださる皆さまに感謝申し上げます。
来年も皆さまにとって素敵な作品との出会いがありますように。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
ぽん出版編集部