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2023年振り返りと感謝

今年も残すところあと数日になりました。弊社の年内営業は本日が最終日となります。
2023年はおかげさまで、文庫を6冊刊行することができました。

  • 推しアイドルのマネージャーになりました

  • 吸血鬼はベジタリアン

  • 吸血鬼はベジタリアン2

  • 月の廓に咲く花は

  • ピノと、彼の初戀

  • 蜂蜜と蝶~アンダーグラウンド・バタフライバース~

作家さんの個性が光るラインナップです。
2023年の刊行を振り返りつつ、お付き合いいただけましたら幸いです。

1月6日発売
「推しアイドルのマネージャーになりました」
著者:日野うめこ先生 イラスト:水綺鏡夜先生

地下アイドルとして人気のライトピラーにハートを射貫かれた天瀬直央。
縁あって彼らのマネージャーとなり、懸命に働くが、最年少メンバー・優成だけは「アイドルに近づきたかっただけなら、もう十分だろ」とそっけない態度を取る。
しかし夢に向かってひたむきに走る優成を、直央は真摯にサポート。
やがて2人の距離は少しずつ近づき…ある晩、ひょんなことから自室に優成を泊めた直央は、彼に押し倒され…!?
俺、マネージャーなんだけど、年下アイドルに恋してもいいですか?

地下アイドル攻×マネージャー受
この作品は5人のアイドルグループ・ライトピラーのメンバーのひとり、真汐優成(攻)と、叔母の芸能事務所に就職し、ライトピラーのマネージャーになった天瀬直央(受)が恋人になるまでのお話です。

日野先生よりプロットをいただいたとき、キャラのビジュアルが水綺先生のイラストで浮かびました。
5人の個性溢れるメンバーを描いていただき、日野先生と喜びました。

他メンバーのお話も気になるところですよね。気長に続報をお待ちくださいませ♪


1月6日発売
「吸血鬼はベジタリアン」
著者:綺月陣先生 イラスト:亜樹良のりかず先生

北欧の小国で暮らすトニーは天涯孤独の17歳。
ある理由から、村の成年式を迎えることに怯えていた。
そんな中、野菜を食べさせてくれと見知らぬ男が訪ねてくる。
代わりに動物の肉を置いていくようになるが、血が一滴もない肉に不信感を抱くトニー。
ヴァンと名乗る男の正体は吸血鬼だった!
500年もの孤独に耐えかね、死にたいのだという…。
人間として歳を重ねたくない少年と、自殺願望を抱えた吸血鬼の出会い―
それは村を巻き込む波乱の幕開けだった。
鬼才・綺月陣が描く、血まみれの純愛ドラマ!

吸血鬼攻×天涯孤独の17歳受のお話です。
この作品はヴァンと名乗る500歳の吸血鬼が、畑で育てた野菜を売りに来ていた17歳のトニーの作った野菜に興味を持ち、トニーの家を訪ねます。

500年もの孤独に耐えかね死にたいヴァンと、村の成年式を迎える18歳目前のトニーは誕生日を迎えることに怯えています。彼らが胸に抱える思い、村を巻き込む波乱の幕開けとなる2人の出会い、続巻へと続くお話の1巻、ぜひ文庫でお楽しみください。

ちなみにこのお話には原版があります。

こちらは童話風のお話で、吸血鬼はベジタリアンの原版となっていますので、こちら単体でもお楽しみいただけます♪ 


5月1日発売
「吸血鬼はベジタリアン2」
著者:綺月陣先生 イラスト:亜樹良のりかず先生

村を出て5年。ヴァンから血と体液を注がれて吸血鬼と化したトニーは、これまでにない自由な日々を謳歌していた。
だが体に異変が生じ、その原因を探るべく、ヴァンやラビとともに両親の故郷へ向かう。
唯一の手がかりである素描を頼りに訪れた教会で、両親の過去を知る牧師に会い、雪山の畑に埋まっていた骨の正体と衝撃の真実が明らかに。
残酷な運命に、互いを傷つけあうヴァンとトニー。
苦悩するふたりを嘲笑うかのごとくトニーに魔の手が襲いかかるが、それは同時にヴァンをも破滅に追い込んでゆく――。
永遠の愛と絆が交錯する、ダークロマンス完結編!

1巻の続編、500歳の吸血鬼ヴァン×18歳になったトニーの、5年後のお話になります。

トニーは吸血鬼となり、1巻の謎が明らかになる続巻です。
「家族の愛は永遠で、そして絶対だ」と言うヴァンは、トニーという家族、パートナーを得て、幸せな時を過ごします。けれども吸血鬼になったトニーの身体に異変が生じ……永遠の愛と絆が交錯する、ダークロマンス完結編!2人の愛をぜひ最後まで見届けてください。


10月17日発売
「月の廓に咲く花は」
著者:くもはばき先生 イラスト:立石涼先生

「海を観に行く。それが叶ったら思い残すことなんかねえや……」
人類が月に移住して数十年。
吉原を模した遊郭街・まげもん町に飛び込んだ天涯孤独の朔花は、地球の海を観る夢を胸に生きている。
美しく姉御肌の朔花を支えるのは、幼馴染の花屋・余市。
だが恋を知らない朔花は、余市の密かな想いと決意に気づかない。
やがて花魁となった朔花は実業家に見初められ、地球へ請け出されることになるが……。
くもはばきが描く絢爛な近未来遊郭絵巻。月だけに咲く恋の花が開く。

花屋の余市攻××男娼の朔花受
近未来遊郭を舞台
にしたお話です。こちらは「豊かの海に露の咲く」という同人誌版から、今作品の書き下ろしで完結したお話になります。

この作品は三部構成になっていて、一部では男娼の朔花、二部では見世を替えみや稀と名乗り、三部では花魁・勝山として、幼なじみの余市と結ばれます。三部作から見える朔花の生き様、余市の想い。
「海を観に行く。それが叶ったら思い残すことなんかねえや……」と願う朔花と、幼なじみの朔花をずっと好きだった余市。
2人がどう結ばれるのか、ぜひ文庫でお楽しみください。


11月7日発売
「ピノと、彼の初戀」
著者:伊勢原ささら先生 イラスト:yoco先生

ピノは幼い男の子の姿をした木の人形。心と魂を持ち、話したり動いたりできる。
突然姿を消した、父親代わりの天才人形師・パオロの帰りを1人で待っていた。
そんな中、パオロの元弟子だという男・ラウルが訪ねてくる。
ピノは彼と共にパオロを探す旅に出ることに。
ラウルは、人形から魂を抜いて天へ送る「送りびと」。
パオロのような才能がないという彼はどこか暗い影をまとっている。
そんな彼に惹かれ、初めての感情に戸惑うピノ。
道中、同じくパオロと縁のあるアンジェロにも出会い、旅はパオロを中心に命・魂・愛を巡る物語へ…
ラウルの苦しみは? ピノの一途な想い、そして人形としての運命とは?
切なく心揺さぶる「永遠の愛」のおとぎ話。

人形の魂を天に送る「送りびと」ラウル攻×木の人形ピノ受
この作品は木の人形・ピノを作った人形師・パオロが行方不明になり、彼の帰りをジッと待つピノの家に、パオロの元弟子のラウルが尋ねてくるところから始まります。

パオロを捜しに出るという言うラウルに、一緒に行きたいというピノ。2人の旅の道中には出会いと別れがあり、命・魂・愛を巡る物語へ。
ラウルの苦しみピノの一途な想い、そして人形としての運命。ぜひ文庫でお楽しみください。


12月5日発売
「蜂蜜と蝶~アンダーグラウンド・バタフライバース~」
著者:白霧雪。先生 イラスト:小山田あみ先生

性別問わず魅了する【蝶】。
蝶や蛾を捕食する【蜘蛛】。
蜘蛛に卵を産みつける【蜂】。
蝶と見分けがつかず、猛毒を有する【蛾】。
都市伝説と思われているが、それは確かに存在する……。
孤児院育ちで【蝶】の美貌を持つ十花。
ある日孤児院の秘密を知り、逃げ出した夜の繁華街で睡蓮と芙蓉に出会う。
2人はチャイニーズ・マフィアの首領で、「悪食の双蜂」と異名で恐れられていた。
【蜂】である彼らの淫靡な束縛に囚われる十花だが、やがて自分の中に【蜘蛛】の衝動が生まれ、動揺する。 さらに、睡蓮と芙蓉も孤児院の秘密に関わっていることが明らかになり……。
待っているのは終わりなき宿命の共依存か、蜜のように甘くて蕩ける三つ巴の愛か?
話題の新星、バタフライ・バースで登場!

2匹の蜂(チャイニーズマフィアの首領)×(孤児院を抜け出した)蝶受
この作品は今月発売したばかりの新刊です。
バタフライバースという特殊な設定に、裏社会をテーマに繰り広げる物語。

孤児院の秘密を知り、逃げ出した十花が、チャイニーズマフィアの首領で「悪食の双蜂」と異名で恐れられている睡蓮と芙蓉に出会い、共依存への道へと歩んでいく物語です。
バタフライバースとは? という新たなジャンルに挑戦した白霧雪。先生の最新作、ぜひ文庫でお楽しみください。


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 ちるちる・BLアワード2024開催中!
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ということで、各作品の書影にちるちるさんのリンクを貼っています。
ぜひ作品の感想等をお聞かせください。応援よろしくお願いいたします。

そして2024年、紙書籍の発売はありません。
読者の皆さまにはあまり関係のない裏事情で申し訳ありませんが、現在取次を通して配本している業務を、来年の下半期より直取引に切り替えます。
その関係で、2024年は文庫作業をいったんお休みいたします。
素敵な作品を世に送り出せる準備が整い次第、また再開いたしますので、気長にお待ちいただけましたら幸甚でございます。

とはいえ!
2024年は新たな電子書籍レーベル「LOVE IS文庫」、そして官能BL小説レーベル始動に向けて、準備中でございます。
読者の皆さまに楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、来年も日々精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

そして!

2024年3月10日開催・J.GARDEN55
企業出展決定しました!
・サイン本
・イベント限定グッズ
等を販売いたします。開催日が近くなりましたらあらためてお知らせいたします。

1月6日発売の文庫から始まり、12月5日発売の文庫で無事に1年を終えることができました。
作家さんを応援してくださる読者の皆さまの力を身近に感じた1年でもありました。
作品を読んでくださる読者さまがいてこそ、成り立つ商売です。
いつも応援の声を届けてくださる皆さまに感謝申し上げます。

来年も皆さまにとって素敵な作品との出会いがありますように。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

ぽん出版編集部