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古典に学ぶVol.1【哲学とは】 デカルト著 哲学原理より

この1年、自らはどうあるべきかと学びそして悩み、ようやく行き着いた先は古典に学び、学びを実践し身近な人から共有することでした。
営業に始まり(10年以上従事し自分には向かないことを認め・・・)その後人事やマーケティングの仕事を行い、組織人としての経験や世情を通じ既存の会社組織に大いに疑問を持ち、幼い子の育児も経験中である環境から古典に学ぶに至りました。

古典に学び、自らの頭の中で著者と対話した内容を少しでも残して行ければと考え、執筆をしてまいります。

哲学とは何であるか

哲学とは知恵の探究を意味します
「知恵となる」ためには、知恵を構成する物事に関して完全な知識を備えている必要があります。そしてその知識が完全なものとして認められるためには、「最初の原因=原理」から完全な知識と言えるものになるまでの理由や経緯を説明できないといけません。これは非常に難しい要件です、当然今の自分が満たしていると考えられません。

哲学と言えるための条件とは

・原理(自らが述べること)が明白で、その原理が簡単に証明出来て、その証明が真理であると言えること
・原理に紐づいて様々な物事に関する説明が出来ること、その説明は原理から演繹し、その演繹過程のうちの全ての説明が明白であること
と述べられています。

※私はSNSプロフィールに「原理原則を大事にする」と言っておきながら果たして物事に関する原理原則をどれだけ理解しているであろうか、と大いに反省している今日この頃です。

書では完全な知恵を持つもの、あらゆる真理を全て認識しているものは「神」だけしかないとも述べられており、人間の頭には限界があり、確かにその通りだと感じます。

ただ、昨今著しい発展を遂げるAI機能はこの「神」となるのか、上記要件を正とするならば残念ながら完全な否定ができません。AIが哲学の大家となるのか、AIが習得し得ない他の哲学要件はありえないのか、この疑問を解消するために学びを深めていきます。

岩波文庫 哲学原理 仏訳者への著者の書簡より

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