【ほぼ毎日エッセイ】死ぬ前に食べたいものって言われたら
【2019/06/12】
少し残業した帰りに通り過ぎる松屋の前は、どうしてあんなにもいい匂いがするのだろうか。
鼻から侵入してくるあの暴力的な匂いは、もはや犯罪だ。
気分はすっかり牛丼になってしまうし、家に帰るまでに何かを口にしてしまいたくなる。
牛丼は重いにしても、それに負けてファミチキやらからあげ棒なんぞを食べてしまっては、とどまることを知らない腹囲の広域化と「夕飯前に食べてしまった」という精神的ストレスを大いに受けるため百害あって一利なしなのである。
ただ、あの激し