【エッセイ】どなんどんなん
20歳を超えた人間なら誰しも一度は体験するであろう絶望がある。
過度に酒を飲み過ぎた翌日に来るアレ。
そう、二日酔い。
酒を飲んでいる時間は、ただただ楽しい気分でジョッキを空にしていくのに、翌日になると自身の吐瀉物でトイレを不愉快な色に染めるあの体験をした者は「二度と、いや一生酒なんぞ飲んでたまるか」と己に誓ったことは少なくないだろう。
ともあれそんなことでいちいち己に誓いをたてているような人間は、大抵その日の夕方に缶ビールのプルタブを開けている。
「飲み過ぎは良くない」と学