【エッセイ】⑦100日後に福祉でITやる犬
我々が、「一体何にこんなにストレスを感じているのか」という問いの答えは明白だ。
社会からずっと疎外され、まともな道を歩んでこれなかった我々は、「誰かの気持ちや想い」を背負って歩く、というたったそれだけのことを経験してきたことが、きっと無かったのだ。
だからこそ、「自信」など1mmもないままにここまで育ち、今すぐに逃げたくなり、重圧に耐えられる根性も育てたことがなく、簡単に潰れそうになる。
ただ、このままではいけないことだけは、我々でも何となくわかっていた。
我々は、我々のやり方で「精神障害者」のレッテルを変える。
もう社会には頼らない。何より信用なんて1mmもしていない。疑うことが、我々の特技でもある。
社会が、我々に手を差し伸べたことが、これまでの人生に一度でもあっただろうか?
我々は、同じ「精神疾患」を持つ者と手を組み、そして何より「この世界に抜け駆けしてくれた、おじいわん支援員」と手を組み、福祉の世界に下剋上を誓う。
これが、我々「デジタル犬小屋」が不良ワンコの集いとなり、社会に対して下剋上を誓った、「決別記念日」となった・・・
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2024.1.5(日)
ponogarden