侮れない東洋医学。統合失調症持ち、鍼灸治療に通う。(途中経過)
統合失調症治療の永遠の悩み。
統合失調症当事者の心配事で、かなり多いと思うのが「服薬による内臓への負担」ではないでしょうか。
この問いに納得できる答えをくれる精神科は、私の周りには居ませんでした。
(なぜ、服薬は勧めるのにこの問いには答えてくれないんだろう...)
何も異常が見つからない、血液検査。
精神科で定期的にしてもらえる血液検査では、アミラーゼとコレステロール以外はほぼ基準値内。
(余談ですが統合失調症治療薬の場合、アミラーゼとコレステロールは高くなりがち)
医者に聞いても、「何も異常ないですね。」としか言ってくれない。
なのに、寛解しても続くこの身体の重さとだるさは何だろう???
発病してから、ずっと続く体力の無さだけは改善されない...
藁にもすがる思いで、鍼灸治療院に。
母の勧めで、地元にあるとても有名な鍼灸治療院に通うことになりました。
そこで私は、自身の身体への知識が浅すぎることと、自分なりに知識として吸収してきたことが、色々と間違っていたことに次々と気付かされていくことになりました。。
日本人は、生まれつき胃腸が弱い人が多いこと。
胃腸の弱さから、精神的な疾患につながっている人も多いこと。
栄養のための食材にも、色々と性格があること。
食材や野菜にも性格があるからこそ、相性もあるということ。
どれもこれも、今までどこに行っても教えてもらえないようなことばかりでした。
改めて、体調管理をすることや回復に向かうには、
身体についての知識を深めることの大事さ。
身に染みて実感しました。
今までは、結果的に薬に頼りきりだったこと。
それはもちろん間違いではありません。必要なことですよね。
服薬する薬についてもその都度、薬の成分や効果と副作用などについては調べていたりはしました。
でも、自分を運転してくれている「身体」そのもの。
「身体」を作るために必要なエンジン(食材、野菜など)についての知識が乏しすぎたことを深く反省しましたし、そういったことを教えてくれる医者がもっと増えてくれることも強く切望しました。
鍼灸治療院に通って3年。現在の途中経過。
まず、誤解がないように伝えておきたいのは、東洋医学や鍼灸治療は、
すぐに結果を求めるものではありません。
薬物療法ではないので、1〜2回鍼灸に通ったくらいでは効果は感じにくいと思います。
せめて半年くらい期間を見て、半年前の自分と比べたら、少しずつ体力がついてきたとか。っていう感じ方です。
私は今で3年通っていますが、
血液検査の結果は、全て基準値内に収まり、
体力も、通う前よりかなりついてきました。
何より嬉しいのは、体力がついたことによって、精神面も落ち込むことが減ってきて、同居人と仕事終わりに出かけられるようになり、一緒に出かけられることと私が少しずつ健康になっていくことを喜んでくれること。
以前は、同居人に体調面で心配をかけすぎて泣かせてしまったり、仕事終わりに毎日寝込んでいる姿を見せてしまったりして、私も落ち込んでしまっていました。
解決してくれる場所も手立てもなくて、八方塞がりの感覚はほんとに辛かった。
それだけ辛かったのに、東洋医学を受ける前は、馴染みが無さすぎて、少し怪しいと思ってしまっていたことを反省したし、そういった心の偏りも、精神面に良くない「癖」でもあるんだろうな、と二重反省したり。
西洋医学、東洋医学、どっちも大切。
現在も服薬は続けながら、東洋医学に通っている。
西洋医学にも、もちろん感謝しているし、
東洋医学にも、感謝している。
フラットな心で、何事にも向き合っていけたらな。
道端に咲いてる花を見つけられるような、そんな優しい雰囲気なのが、東洋医学かも。
いきなり、自分の身体が無敵になるわけではない。
そもそも無敵を目指さないし、目指していない。
派手な変化があるような、大味の人生なわけでもない。
薄味の、優しいごはんのような人生。
そんな風に身体に接していけたら、また、少しずつ変わってくるのかもしれない☺︎
最後まで読んでくださり、ありがとうございました◎
東洋医学については、まだまだ書き足りないくらいなので、また書きたいです!
ponogarden