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あっという間のオタール・イオセリアーニ映画祭

2月17日から3月17日まで、
イメージフォーラムとヒューマントラストシネマ有楽町で
上映されていたオタール・イオセリアーニ映画祭

この監督と映画祭のことは、今年になって知ったばかりで
全21作品が上映されるこの映画祭が始まったら
色々観てみたいと思って、上映スケジュールと睨めっこ。

ところがはやる気持ちとは裏腹に、
ことごとく他の予定(ほぼ野暮用や気分、少し仕事…)で
上映スケジュールが消えていく。

そんなこんなや、確定申告もようやく終わった先週、
朝からいそいそ準備して、ヒューマントラストシネマ有楽町の
11時50分の回へ出かけることに。
なんせこの回は4時間ほどの長編『唯一、ゲオルギア』
(ゲオルギアとは、ラテン語でジョージアのこと)

そんな長編は初めてで、全部無事に観終えるのか心配したけど
始まってみると全く飽きることなく
知る由もなかったソ連崩壊の頃のジョージアの歴史や文化、
そして翻弄されつつも力強く生きる人たちの様子に
あっという間に引き込まれていった。
こういうドキュメンタリーは、どこの国のものであっても
興味深いものだろうと思う。

ここのシートが良かったのか、休憩も2回あったこともあって
お尻が痛くなることもなくあっという間の4時間
エンドロールが始まった時、決心が固まった。
もう1本観よう!!

ということで、すぐに次の回のチケットを買って
ついでにビールも買って、同じシートに戻った。
今度は短編『四月』『水彩画』『珍しい花の歌』の3本だて

こちらはどれもとてもユニークで
セリフが無かったり、音響と映像がチグハグだったり
皮肉が効いていたりほんわかしたり
1960年前後の前衛的な雰囲気たっぷり

最後の『珍しい花の歌』の造園家の庭には
近頃日本でも人気で今どきな、多肉植物の寄せ植えが映し出されて
一気に身近に距離が縮まった感があって、なんだか感激 ♪
あの植物のあんな寄せ植えのルーツもしや??と妄想が膨らむ

結局、1日しか観られなかったわけだけど
中身はけっこう濃かったような…
独りテンションが上がった大満足な1日でした!



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