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全ては演じているのだと思ったら気が楽になった話〜前向きになるにはまず言葉から〜
伊藤洋一さんのvoicyを聴いていてすごく元気をもらえたなぁと思ったので、書いてみた。
洋一さんはポジティブと言う表現を使っていたが、私が所属するファインディではバリューの筆頭で「前向き」という表現を使っているので、ここでは前向きと書いていこうと思う。
前向きでいなければならないと息苦しい?
最近特に、前向きであることはいいことであるという言説がいろんなところで見られるようになったと感じている。個人的には非常にいいことだと感じる。やはり何事も後ろ向きな気持ちでやるよりは前向きでやったほうが楽しめるし、成果も出やすいから。
その一方で、こうした風潮に対する批判的な視点としてこんなものがある
「人はそんな常に前向きではいられない。愚痴を言いたいときだって、悪態つきたいときだってある。無理に前向きにしようとしたら息苦しい」
確かにそうでしょう。生きていればいろんなことが起こる。仕事でも子育てでも自分が思うようにいかないことだらけだなと感じることは多い。
この点に関して3点、私なりに工夫というか実践していることがある。自分が後ろ向きな発言・態度などを取りそうになった時の対応として。ふーんそんな考え方もあるのかと少しでも参考になれば嬉しい。
①言葉遊び感覚で捉え方を変えてみる
つい先日日本ハムの監督に就任したBIG BOSSこと新庄さんの本にもあり、冒頭で紹介した洋一さんのvoicyにも通づる内容。
物事は捉え方次第で変わるというのを利用する。
例えば、
自分が苦手とすること→伸び代
非常に難易度の高いプロジェクトを任された→失敗して当然。むしろ上手くいったら自分スゲー
重要な局面で自分の打順が回ってきた。緊張する。。。→ここで打ったらヒーローだ!オイシイ!
まずは騙されたと思ってやってみる。最初は「いやいや。そんなんじゃ変わらんて」と思うものだが、毎日続けると不思議とそんな気がしてくるもの。
②全ての場面において"役柄を演じている"と思い込む
自分らしさとか本当の自分という言葉。よく聞きますが、「本当の自分」って何をもって言うのか?
仕事をしているとき?仕事していても仲のいい同僚といる時と経営陣と打ち合わせしてる時とお客さん先にいる時ではそれぞれ異なる自分になっていないか?
また、家にいるときやプライベートでも、例えば大学時代の同級生といる時と家族といる時、家族の中でも子供と接している時ではまた異なるのではないか。
そう考えると、「本当の自分」がどれかと考えることはあまり意味がなく、どれも本当の自分なのでは?と思う。
そう考えた結果、私は全ての場面において「役割を演じている」と思い込むというのを試している。
例えば、家で子供の行動・言動にイラッとした時「自分は今ステキな父親を演じている。ステキな父親ならここでイラっとした感情を出さず、暖かい心で子供と接するのではないか?」(もちろん常にこうできるわけではないが)と意識がされ冷静に対応できる。
仕事の時は、「ファインディでは前向きを非常に大事にしている。この不利な状況をそう捉えたら前向きな感じになるかな?」と発想したり、「今この種の発言したらそれって"前向き"じゃないからあえてする意味ないな。やめとこ」と思えて後ろ向きな発言を抑えたりでき(ることがあ)る。
と言ってもやっぱり毒吐きたい時もあるよ。人間だもの。そんな声が聞こえてきそう。そこで、3つ目
③気にせずに毒やネガティブな自分を出せる場所を作っておく
これです。家族のように接する機会が多い場所やふと落ち着ける場所で用意できるとベストかもしれない。
無理に抑え込んでおくといつかそれが爆発して取り返しのつかないことになる場合も。そうなる前に安全にデトックスできる環境を作っておくことも大事かなと。
と言っている自分も最初からずっとこれができていたわけでもなく、試行錯誤する中でたどり着いた。前向きになろうと思ってもなかなかそうできないという人にとって少しでも参考になると嬉しい。