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ポンデベッキオnote:仕事

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仕事やお金に関する記事をまとめたマガジンです。
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#私の仕事

氷河期サバイバーたちの現実

1990年代後半から2000年代前半、バブル崩壊によって就職難となった時代に社会へ出たのが我ら氷河期世代だ。 団塊世代の退職ラッシュと少子化が重なったことにより、空前の就職売り手市場に沸く令和日本からは想像もできないが、当時は大卒でもろくな就職先がなく、子供たちのあこがれる職業第一位が”公務員”となってしまう夢も希望もない時代であった。ユーチューバーやプロゲーマーに憧れる令和の子供たちの方が余程健全だ。 就職に失敗した若者や、正社員にはなれたもののブラック労働に壊されてし

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解雇規制緩和はブルーカラー業界を救えるのか?

風雲急を告げる自民党総裁選、その中で一つの大きな焦点となっている政策がある。それが解雇規制緩和だ。 今最も勢いに乗っている総理候補の一人である小泉進次郎議員が、自身の政策方針の一つとして、解雇規制の緩和を盛り込んだのだ。 この解雇規制の緩和には、既に多くの賛否両論の声が上がっており、筆者も日本社会や日本人サラリーマンと企業との関係性を鑑みれば、解雇規制の緩和はメリットよりデメリットが多いのではないか?と感じている。 しかし、何事もマイナスがあればプラスもある。もし解雇規

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日本企業が直面する”氷河期世代ロス”とは何か?

いまの日本の労働市場は大変大きな問題を抱えている。それが"氷河期ロス"だ。 氷河期ロスとは、低賃金で擦り切れるまで働かせることが出来た氷河期世代の若者たちを失った企業が困り果てている現状を指す言葉である。 給与は低く抑えて、昇給もほぼなし。それでも『お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ!』という魔法の言葉さえ唱えれば夜中までこき使うことができたロスジェネ世代のような、都合の良い若者という歯車が今の日本にはもう存在しないのである。 少子化により若者は日本社会の貴重な資源

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女性管理職はなぜ部下に嫌われるのか?

女性の社会進出が進む令和の日本において、今急増しているのが女性管理職だ。 男性はがむしゃらに働き、女性は家庭を守る。そんな価値観が長きにわたって続いてきた日本では、女性が男性と変わらない比率で社会に出始めている昨今においても、会社の管理職ポジションに座るのは男性ばかりなのだ。 そんな日本に比べ、女性も大人になれば社会人として働いて自立するのが当然、という価値観で社会が回ってきた欧米では、大手企業などを中心に女性の管理職は数多い。日本の企業も、遅ればせながら男女平等を推し進

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激ヤバトタン板工場の現実

1.ツイッターにはびこる”イマジナリー製造業界” 新年度が始まる4月1日。この頃になると毎年ツイッターで盛り上がる話題がある。それが『地方クソデカ工場』である。理系の大学で文系がうぇーいして遊んでいる間も授業に出席し、頑張って勉強してメーカーに就職したが最後、コンビニすらない緑あふれるド田舎の工場に飛ばされてしまう。そしてお前たちはカエルやアブと一緒に暮らす羽目になるんだぞ!と新入社員を脅すツイートが転職アフィリエイトで稼ごうとする情報商材プレイヤーたちによって拡散される

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ライン工ってどんな仕事?

ライン工という仕事を聞いたことはあるだろうか?ライン工とはベルトコンベアで流れてくる製品を組み立てたり、貨物を仕分けたりと一連のラインで作業を行う人々のこと指す言葉である。各ポジションごとに行う作業が決まっており、いかに正確に早く作業が行えるかが大切になってくる。もし自分のポジションでミスをしたり作業が遅れてしまうと、自分より後の下流のポジションの人に迷惑をかけてしまう。ライン工は独りで作業をするのであるが、各ポジションは繋がっているためチームワークも必要となってくる仕事であ

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