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ネズミは天国がお似合い

こないだMorc阿佐ヶ谷で『ネズミは天国がお似合い』という映画を見た。 前にここで、ぼくは人間じゃなくて狸なんだと熱く語ったのだけど、実は見た目はネズミに似てる。 今は人並みだけれど、幼稚園の時は周りの子よりも頭ひとつ分小さくて、成長する注射を打って大きくなった。 体つきも骨張っていて黒いピタッとしたパンツなんて履いた頃にはアリンコみたいな足になる。 小さくて細くて、周りのものが怖かった。 でも、強いものへの憧れはあったので、よくおもちゃの剣を振り回して遊んでいた。 そん

    • ぬいぐるみと私

      小さい頃からぬいぐるみ遊びが好きだった。 お絵描きも、白雪姫やトトロやキューティーハニーを観るのも、1人で歌を歌うのも好きだった。 けれども友達とぬいぐるみ遊びをするのが1番楽しくて、小学6年生まで遊んでいた。 中学、高校は部活が忙しくて、家で友達と遊ぶ機会が少なくなった。それと共にぬいぐるみと遊ぶことも少なくなったけれど、目に見える所にいつもいたから、寂しくなかった。 大学に入って、将来何がしたいかを考えた時に、自分はぬいぐるみが好きで人形劇が好きだったことを思い出し

      • 同居人のもんちゃん

        ぼくの同居人もんちゃんは、仕事を辞めてから3ヶ月。相変わらずおうちでゴロゴロしている。 元気な時はお出かけをするけれど、そうでもない時はお布団の上でスマホを見てる。 それでも、夜ご飯は作ってくれるし、お洗濯もしてくれる。 そんなもんちゃん、たまにポツリと「ぼくは何もできない」と言う。 もんちゃんの作る料理はとても美味しい。 スパイスカレーを作ったり、ビーフシチューを作ったり、お豆腐にかけるタレを作ったり。 少しこだわりがあるみたいだ。ぼくは食べれればいいと思ってし

        • ぼくは人間として生きることを辞めました。

          こんにちは。 書きたいことは色々とあったはずなのに、いざ書いてみようと思ったら、わからなくなってしまったぽんです。 仕方がないから、今日は自己紹介となんで始めようと思ったかを書いてみようと思います。 ぼくは人間として生きることをやめた狸です。 人間として生まれたぼくは当たり前のように幼稚園に行き、小学校に行き、大学にも行き、社会人になりました。 しかし社会はなかなか厳しかった。 言葉があまり理解できていないのに仕事ができるふりをして、気が利かないのに気が利く人のふりをして